AIが「実害引き起こす恐れ」-マイクロソフトのエコノミストが警告

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AIが「実害引き起こす恐れ」-マイクロソフトのエコノミストが警告

AIが意図しない使われ方をすることは必ず起きる!

  米マイクロソフトのチーフエコノミスト、マイケル・シュワルツ氏は人工知能(AI)について、一部の人の悪用により危険な存在になると警告した。

  シュワルツ氏は3日、ジュネーブで開かれた世界経済フォーラム(WEF)のパネル討論会で、「AIはならず者に利用されると私は確信している。実害を引き起こすだろう」と発言。選挙におけるスパム行為など深刻な悪影響を及ぼし得るとの見方を示した。

  AIに規制が必要なのは「明白」だとシュワルツ氏は指摘。ただ議員らは慎重を期し、この技術が「実害」をもたらすまで待つべきだとも述べた。

  チャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」などの利用がここ数カ月に急拡大する中、AIツールに対する警戒も強まっている。政策当局はAI技術を巡り安全対策を講じるよう、企業に圧力をかけている。

  シュワルツ氏は「実害を目にした場合、われわれは『その規制によって妨げられるプラスの要素がそれほど重要でなくなるような形で規制できるのだろうか』、という単純な質問を自らに投げ掛ける必要がある」と指摘。「規制による社会への利益がコストより大きくなる、ということを原則とすべきだ」と述べた。

  ハリス米副大統領はAI技術による被害のリスク軽減方法を話し合うため、マイクロソフトとアルファベット、オープンAIの最高経営責任者(CEO)らとの会合を4日に開く。

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