最近は脳を攻撃する様々な方法が開発されている
変わらない社会の中で
ナチュラルニュースの創設者であるヘルスレンジャーことマイク・アダムスさんが「認知への戦争:脳への協調攻撃とあらゆる攻撃から身を守る方法」という記事を投稿していました。
この「脳への攻撃」ということについては、それが意図的なのか、そうではないのかを別にして、現代社会の中で私自身が感じ続けていたことでもあり、ご紹介しようと思います。
ところで、このマイク・アダムスさんという人は、以前は場合によっては極端な陰謀論的な話題になりやすい部分もあり、やや避けていたのですが、今年になってからは、結構好きな部分が出てきまして、最近は、たまにご紹介しています。
やや似ているのですよ。たとえば、アメリカ大統領選挙までは、トランプ大統領というのか、共和党の勝利を強く願っていたのですけれど、実際、政権が交代してみれば、「何も変わっていない」と感じざるを得ないのです。
そのことをマイク・アダムスさんはさらに強く感じているようで、ほぼ 1カ月前に X への投稿で以下のように書いていました。
2025年4月11日のマイク・アダムスさんの投稿の翻訳
計画を信頼してほしい。
トランプは平和の大統領だ。
エプスタインのファイルは近日中に公開されるだろう。
裏切り者を逮捕するだろう!
何百万人もの不法移民を国外追放するつもりだ!さらに研究を進めたら、危険なワクチンの使用を一時停止する。
我々はシリアルの赤色着色料を禁止したんだ! 世界を救ったんだ!
今日は金曜日だ。今日、他の国々を脅してもいいかい?くだらない言い訳にうんざりしている人はいらっしゃらないだろうか?
これは MAGA じゃない。MAHA でもない。これは道化芝居(HAHA)だ。かつて壊滅させると誓った組織のリーダーに指名された人は、たちまちその組織に吸収され、応援団になる。
何も変わっていない。
私たちはバイデン政権下と全く同じ道を歩んでいる。そして、その道は私たちが知っているアメリカの終焉へとつながっている。
この「我々はシリアルの赤色着色料を禁止したんだ!」については、RFKジュニア保健福祉長官が、食品への着色料の使用禁止に向けて大々的に宣言したことにふれているものですが、これについても、マイク・アダムスさんは以下のように投稿していました。
2025年5月11日のマイク・アダムスさんの投稿の翻訳
COVID-19 の流行期に mRNA ワクチンによって命を落としたアメリカ人の数は、第二次世界大戦全体での死者総数を上回っている。
考えてみてほしい。
なぜ「ケイシー・ミーンズ(新しい公衆衛生局長)・MAHA」派は、アメリカの女性、男性、そして子どもたちの真の死因ではなく、食品着色料ばかりに注目させようとするのだろうか。
要するに、食品着色料は「隠れ蓑」だと。
私もやや思っていました。
政権が代わったなら、公衆衛生局が最初に着手すべきは、「ワクチンの問題」だと思っていましたが、RFKジュニア保健福祉長官も新しい公衆衛生局長も、そのあたりは遠回しにしたままであり、食品着色料とフッ素などを最初にやり玉にあげています。
そりゃまあ、フッ素は良くないですけれど、「緊急の順位度がワクチンとはまったく違う」と考えていますので、まあ……根本的にアメリカの公衆衛生の状況が変化することは、もう期待していないです。となれば、日本も同じです。
変わらない。
誰がトップになっても、どんな政権になっても、何も変わらない。
それがよくわかったという感じでしょうか。
この世には政治があるのではなく、頼ることができるのは「自分自身」だけだ、ということを改めて実感しました。
もちろん考え方は人それぞれですので、今のアメリカの政権が素晴らしいと考えることを否定するつもりはないです。単に私自身の諦念のことを書いています。
そんなわけで、マイク・アダムスさんの記事をご紹介しようと思うのですが、この「認知への戦争」という記事の内容が、かなりアバウトで、項目だけが並べられている感じですので、単に訳すのではなく、項目ごとに、過去記事で取り上げたものについては、リンクや簡単な解説をつけておきます。
そんなこともあり、やや長くなるかもしれないですが、ここからです。
認知への戦争
まず、記事の冒頭には以下のように書かれます。
あなたの神経系は攻撃を受けている。脳に対して、静かで陰険な戦争が仕掛けられている。
それは、知性を蝕み、批判的思考力を麻痺させ、あなたをシステムの従順な奴隷へと変えるために仕組まれた、計算された多角的な攻撃だ。
あなたが食べる食べ物から呼吸する空気、接種されるワクチンから周囲を満たす電磁波まで、現代生活のあらゆる側面が、あなたの認知力を粉砕するために兵器化されている。
これは偶然ではない。これは認知戦争、つまり大衆を愚鈍にし、支配、操作、搾取を容易にするための組織的な作戦だ。
そして、「攻撃のベクトル:脳を破壊する仕組み」というカテゴリーに続きます。
1. 化学物質と環境毒素:毎日あなたを毒している
あなたの脳は、重金属、農薬、工業用化学物質の有毒なカクテルによって、ゆっくりと毒されている。
・水銀(ワクチン、歯の詰め物、汚染された魚などに含まれる)は神経細胞を破壊し、記憶力を損なう。
・アルミニウム(ワクチン、制汗剤、ケムトレイルに含まれる)は脳に蓄積し、認知症を進行させる。
・食品に含まれるグリホサート(除草剤)は腸の健康を損ない、うつ病や認知機能の低下を引き起こす。
・水道水に含まれるフッ化物は IQ を低下させ、松果体を石灰化させて直感と認識力を鈍らせる。
・ケムトレイル(アルミニウム、バリウム、有毒金属の空中散布)は脳の霧や神経系の損傷を引き起こす。
ケムトレイルはともかくとして、ここに、
・水銀
・アルミニウム
・除草剤
・フッ素
などがありますが、水銀というのは、予想以上にいろいろなものに入っていまして、以下のような記事で取り上げたことがあります。
水銀についての記事
(歯磨き粉)米国の調査で「検査されたほぼすべての歯磨き粉製品に有害な重金属が含まれていた」ことが判明。90%の製品に鉛、65%にヒ素、50%に水銀 (In Deep 2025/04/28)
(ベビーフード)アメリカで市販されているベビーフード製品の「95パーセント」から有毒な重金属であるヒ素・カドミウム・水銀・鉛が検出される (In Deep 2019/10/26)
(ツナ)アメリカで多くの大学生が「ツナを常食することで高レベルの水銀に曝露している」ことが判明。大型のマグロの水銀含有量は予想以上に高い模様 (In Deep 2019/07/05)
他については以下のようになります。
アルミニウム
これは「アルミニウムとポリソルベート80の饗宴。作用と影響」という記事の後半で書いていますが、アルミニウムの作用機序としては以下のようなものがあります。記事では、すべて論文をリンクしています。
・活性酸素種を発生させる
・アストロサイトのアポトーシス(細胞の自死)を誘導する
・タウタンパク質(認知症疾患の原因となるタンパク質)の凝集を誘導する
・自己免疫状態を誘発する
・血液脳関門の透過性を高める (脳に不純物が流入しやすくなる)
・DNAを変える
アルミニウムは、A型肝炎、B型肝炎、ジフテリア破傷風百日咳などのワクチン、子宮頸がんワクチン他、いろいろなワクチンに含まれているものです。
除草剤に関しては、「世界に広がる除草農薬グリホサートの黙示録」という記事でふれていますが、特に「濃縮還元ジュース」などではかなり高濃度で検出されるものです。
まあ、2015年のアメリカの研究では、「アメリカ人の 93%の尿中からグリホサートが検出された」とありまして、もう完全に広がっているものではあるようですが。
フッ素に関しては、10年以上前から書かせていただくこともありましたが、要は「赤ちゃんや小さな子どもに有害」なのです。IQ が劇的に下がることが、アメリカの政府機関である国家毒性プログラムが正式に発表しています。
フッ素の子どもへの影響については、以下の記事で書いています。
・小さな子どもへのフッ素の果てしない有害性を今再び思い返す (In Deep 2024年2月6日)
水道水がフッ化されていない日本では、フッ素の最大の供給源は歯磨き粉です。
マイク・アダムスさんの記事の次のセクションに移ります。
2. 食糧供給:あなたを弱く従順にするために設計されている
加工食品産業は大量認知破壊の武器である。
・MSG (うま味調味料)と人工甘味料 (アスパルテーム、スクラロース、酵母エキス) は脳細胞を死滅させるほど過剰に刺激し、脳機能障害を引き起こす。
・精製された砂糖や炭水化物はインスリンの急上昇を引き起こし、脳の栄養を欠乏させ、精神的な疲労を引き起こす。
・グリホサートに浸された遺伝子組み換え作物は、神経伝達物質の生成に不可欠な腸内細菌を破壊する。
・ミネラル欠乏症(亜鉛、ヨウ素、マグネシウム)は脳の機能を低下させ、活動が鈍くなり、集中力が低下する。
超加工食品や人工甘味料などが身体に良くないことは、公式にもよくわかっていまして、たとえば、人工甘味料は、腸内環境を悪化させ、脳にもダメージを与えます。
(参考記事)人工甘味料の「身体破壊の威力」がまたも明らかに : 低カロリーあるいはノンカロリー甘味料は「腸内細菌の環境を徹底的に破壊」し、健全な人間を2週間で糖尿病へと導く可能性 (In Deep 2018年10月7日)
とはいっても、現代社会で「完全に超加工食品を断つ」ことなど不可能であり(ほとんどの食品が超加工食品であるため)、そのあたりについて、昨年、「何から何まで超加工食品の現代には、さらなる現実感を持つ必要性があるのかも」という記事を書いたことがあります。
砂糖もそうですね。砂糖は、脳を再配線し、記憶形成を乱し、腸内細菌を消す作用を持つのです(過去記事)。
しかし、砂糖にしても、完全に断つなんてこともはできるものではないですので、要するに「過度な摂取は良くない」程度の認識でいいのではないかと思います。私はほとんど砂糖を摂らないですが、これは昔からそうでしたので。砂糖ではなく左党なんです(まあ、いいから)。
マイク・アダムスさんの記事の次のセクションです。
3. 大手製薬会社の毒:ワクチンと精神科薬
医療産業複合体は意図的にあなたの脳にダメージを与えている。
・アルミニウムアジュバントを含むワクチンは自己免疫性脳炎を引き起こし、脳の炎症と認知機能の低下につながる可能性がある。
・精神科の薬(SSRI、抗精神病薬、ADHD 薬)は、あなたの脳の回路を書き換えて、感情を麻痺させ、依存状態にする。
・ベンゾジアゼピンや睡眠薬は記憶力と認知機能を破壊する。
・化学療法によって引き起こされる「ケモ脳」は、生存者に永久的な障害を残す。
ベンゾジアゼピンや SSRI については、過去に何度も取り上げていますが、ベンゾジアゼピンの抗不安剤や睡眠導入剤は、それ自体が「記憶力と認知機能を破壊する」ということより、
「依存に至りやすい」
のが問題です。
(参考記事)ベンゾジアゼピンの使用と「断薬」が、脳損傷、自殺念慮と関連していることが過去最大の調査研究で判明 (In Deep 2023年7月2日)
私自身、30年近くベンゾジアゼピンを、断続的ではあるとはいえ、服用していました。そして「断薬の時に最も厳しい症状が出る」ことも経験しています。
これについては、「ベンゾジアゼピン断薬マニュアル」という記事で書いています。
断薬の際の症状の激しさは、いろいろな人に聞いていますが、なかなかすごいものです。
SSRI や ADHD 薬なども過去にふれています。どちらも良くない。
以下は代表的な過去記事です。
(SSRI)「医学という名の悪の輪廻」:接種後の精神症状からSSRIの生み出す悪夢まで (In Deep 2024年2月5日)
(ADHD薬)医療の「あいまいな定義」に殺され続けるADHDの子どもたちと、他の子どもたち (In Deep 2024年6月1日)
アダムスさんの記事の次のセクションです。
4. 5G、EMF、電磁戦
目に見えない放射線攻撃があなたの脳を焼き尽くす。
・5Gの電波は血液脳関門を破壊し、毒素が神経組織に溢れるようになる。
・WiFi、スマートメーター、携帯電話基地局は常に低レベルの放射線を放出しており、不眠症、不安、脳の混乱の原因となっている。
・画面から発せられる青い光はメラトニンの分泌を抑制し、睡眠を阻害し、認知症を進行させる。
これらは、先ほどのような化学物質や薬剤ほどストレートに影響を受けるものでははないかもしれないですが、携帯の電磁は「特に脳が影響を受ける」ことはアメリカ国家毒性プログラムによってわかっています。
(参考記事)そして5Gと子どもたちとお腹の赤ちゃんたちの脳 (In Deep 2023年3月28日)
これもまた、小さな子どもや、あるいはお腹の中の赤ちゃんが(脳が発達中であるため)最も強く影響を受けるのではないかと思っています。
メディアとソーシャルネットワーク
マイク・アダムスさんの記事の次のセクションは、2ついっぺんに取り上げます。
5. メディアと心理操作:マインドコントロールマトリックス
主流メディアはあなたを愚鈍にさせるために作られた武器だ。
・恐怖に基づくニュースサイクルはあなたをストレス状態に陥れ、理性的な思考を損なう。
・ソーシャル メディアのアルゴリズムにより、集中力が持続する時間が短くなり、「いいね」や「シェア」によるドーパミン放出に依存してしまう。
・テレビや音楽のサブリミナルメッセージはあなたの潜在意識に暴政を受け入れるように仕向ける。
・真実の検閲は、あなた方にプロパガンダを与えながら、あなた方を無知のままにする。
6. 社会崩壊:棺桶に打ち込まれた最後の釘
・低レベルな教育は批判的思考力のある人材ではなく、従順な労働者を育成する。
・経済崩壊による慢性的なストレスは海馬を萎縮させ、記憶力を損なう。
・座りがちな生活と睡眠不足は認知機能の低下を加速させる。
このあたりについては、特には説明は必要ないと思いますが、
「恐怖に基づくニュースサイクルはあなたをストレス状態に陥れ、理性的な思考を損なう」
というのは、コロナのパンデミックの最初の頃の報道を思い出してみるだけでわかると思います。あの「恐怖の報道」が、人をマスクに駆り立て、行動規制を受け入れ、その後のワクチンへと駆り立てた。
あと、ソーシャルメディアについては、最近「思考の短縮化」について以下の記事を書いたことがあります。
・ソーシャルメディア社会が生み出す、あらゆるものの短縮化と無思考が作り出す「文明の衰退局面」 (In Deep 2025年4月26日)
あるいは、ソーシャルメディアといえば、ごく最近取り上げました、アメリカの「764」というオンラインネットワークを記事で取り上げたことがありますが、
「冷静に考えれば善悪の彼岸の判断はつくだろう」
ということが、ソーシャルメディアに飲み込まれていく中で、わからなくなっていくという構図もあるのかもしれません。
マスク・アダムスさんは、これらの累積的な影響として、以下のようにまとめています。
累積的な影響
神経毒、アルゴリズムによる条件付け、そして栄養と環境の体系的な劣化の相互作用は、認知能力に対する前例のない攻撃となる。これらのベクトルは相乗効果を発揮し、次のような効果をもたらす。
・神経可塑性と神経適応を弱める。
・国家/産業の統制に対する抵抗を減らす。
・無関心と従順さを正常化する。
この危機に対処するには、個人防衛行動を含む体系的な改革が必要だ。介入がなければ、人類は批判的思考能力を不可逆的に失い、権威主義的な操作や崩壊に脆弱な状態に陥る危険性がある。
ここまでです。
そして、記事は、この後に「これらに対する防御」というセクションに入りますが、まあ、その部分のご紹介は必要ない気がします。
上のほうにあげたうちの、化学物質や環境毒素、あるいは一部の薬剤を「できるだけ避ける」ということや、あるいは、ニュースからの恐怖に駆られないようにすることなどでしょうか。
今の世の中で、電磁波を完全にシャットする生活など無理ですし(あらゆる家電から出ているものですので)、できる範囲でのことだけでいいのだと思います。
しかし、何より重要なことは、
「自分で考えること」
です。
テレビでもソーシャルメディアでも、それに対して「反応」だけの思考に慣れてしまうと、自分は考えていると思っていても、実際には自発的に何も考えていないという状態であることがあり得ます。
故意か偶然か陰謀なのかはともかく、確かに私たちの脳はあらゆる方向から攻撃されています。
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