かつて“日本人の楽園”だった韓国・済州島が「中国化」している現実
この急激な変化の背景には、2010年から本格化した韓国政府の「投資移民制度」や「ノービザ渡航」の許可がある。
YouTubeチャンネル「TOMO’S TRAVEL」が公開した動画「【中国人観光客766%増】日本人が消えたアジアの楽園…“チャイナタウン化”の真実」で、かつて“日本人の楽園”と称された韓国・済州(チェジュ)島の変貌ぶりがレポートされている。
動画は、済州島がかつて日本人にとって最も身近な海外リゾート地であり、2000年代初頭には外国人観光客の約4割を日本人が占めていた歴史を振り返る。しかし、現在の島の様子は一変。市場の店主は「中国人観光客が圧倒的に多いです。80〜90%が中国人」と語り、別の店主も「10年前はほとんど日本人だったのに」と昔を懐かしむ。街には中国語の看板が溢れ、まるで“チャイナタウン”のような光景が広がっている。
この急激な変化の背景には、2010年から本格化した韓国政府の「投資移民制度」や「ノービザ渡航」の許可がある。これにより中国資本の流入が加速し、中国人観光客が急増した。動画では、ソウルから来たという韓国人観光客が「来る前に中国人観光客が多いと聞いて心配していました」「公衆道徳や秩序を守る観念が僕たちとは違うと思う」と率直な懸念を口にする場面も紹介されている。
一方で、観光客の増加は経済に複雑な影響を与えているようだ。ある市場店主は「お客さんの“質”が大事なんです」と語り、中国人観光客が増えても必ずしも売上には直結しない実情を明かした。また、不動産価格の高騰も深刻で、現地の不動産会社代表ヒョン・ヘウォン氏は「済州島は10年前と比べると、ほぼ2倍に、済州市内のような場所は3倍まで価格が上昇しました」と解説。ただし、若者の島外流出については「価格上昇より仕事がないことが大きな問題」との見方を示した。
動画の制作者は、「済州島で起きていることは、やがて私たちの社会にも波及していくかもしれません」と締めくくり、観光地のグローバル化がもたらす光と影を浮き彫りにしている。
動画は、済州島がかつて日本人にとって最も身近な海外リゾート地であり、2000年代初頭には外国人観光客の約4割を日本人が占めていた歴史を振り返る。しかし、現在の島の様子は一変。市場の店主は「中国人観光客が圧倒的に多いです。80〜90%が中国人」と語り、別の店主も「10年前はほとんど日本人だったのに」と昔を懐かしむ。街には中国語の看板が溢れ、まるで“チャイナタウン”のような光景が広がっている。
この急激な変化の背景には、2010年から本格化した韓国政府の「投資移民制度」や「ノービザ渡航」の許可がある。これにより中国資本の流入が加速し、中国人観光客が急増した。動画では、ソウルから来たという韓国人観光客が「来る前に中国人観光客が多いと聞いて心配していました」「公衆道徳や秩序を守る観念が僕たちとは違うと思う」と率直な懸念を口にする場面も紹介されている。
一方で、観光客の増加は経済に複雑な影響を与えているようだ。ある市場店主は「お客さんの“質”が大事なんです」と語り、中国人観光客が増えても必ずしも売上には直結しない実情を明かした。また、不動産価格の高騰も深刻で、現地の不動産会社代表ヒョン・ヘウォン氏は「済州島は10年前と比べると、ほぼ2倍に、済州市内のような場所は3倍まで価格が上昇しました」と解説。ただし、若者の島外流出については「価格上昇より仕事がないことが大きな問題」との見方を示した。
動画の制作者は、「済州島で起きていることは、やがて私たちの社会にも波及していくかもしれません」と締めくくり、観光地のグローバル化がもたらす光と影を浮き彫りにしている。
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