ベネズエラのマドゥロ大統領は450万人の民兵を動員
トランプ政権による南米の麻薬カルテルの脅威に対抗する取り組みの一環として、 米国のイージスミサイル駆逐艦 3隻が 24時間以内にベネズエラの沖合に到着する予定だ。
ロイター通信によると、派遣されたアメリカの艦船は USS グレイバリー、USS ジョン・ダナム、USS サンプソンの 3隻だ。
米軍はこれに先立ち、8月22日にも、ラテンアメリカでの麻薬密売と戦うために軍事力を使用する意欲をトランプ政権が強めていることを受けて、空軍と海軍をカリブ海に派遣し、4,000人以上の海軍兵と海兵隊員を動員すると発表していた。
マドゥロ大統領の反応
米軍のこの動員は、米国が最近、ベネズエラのマドゥロ大統領の捕獲に対する懸賞金を前例のない 5,000万ドル (約 73億円)に倍増することを決定したことを受けて行われた。先週、パム・ボンディ米司法長官は、ベネズエラの国家元首から 7億ドル (約 1000億円)相当の資産を押収すると発表した。
火曜日に発表された公式声明で、ベネズエラ政府は次のように述べた。
「ベネズエラ・ボリバル共和国は、我が国に対する脅迫と中傷に訴える米国政府の絶望感を、はっきりと認識している。ベネズエラが麻薬密売に関与しているというワシントンの非難は、ワシントンの信頼性の欠如と、この地域における政策の失敗を露呈している」
マドゥロ大統領は、カリブ海における米軍のプレゼンスの増大に対応して、全国で450万人の民兵を動員する計画を発表した。
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