「スマートフォンがより賢くなると、人間はより愚かになるのか?」

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脳と意識 AI

「スマートフォンがより賢くなると、人間はより愚かになるのか?」

脳の本来の機能を破壊され続ける人間集団

少し前に、ややわかりにくい文章を書く、元型心理学者であるトッド・ヘイエン博士の記事を以下でご紹介したことがありました。

イディオット・ワールドへの順応に反抗するために
In Deep 2025年8月17日

 

 

これは、「具体的な原因はわからないものの」どうも人々の知力や認識力が以前とは異なっている。簡単にいえば、低下していることについての記事でした。

ここのところは、AI やスマートフォンに対して、やや批判的な記事などをご紹介することも多いですが、今では、特に若い人などでは、「 AI とスマートフォンは同一的な存在」とも言える場合もあり、また、パソコンなどの大げさなデバイスと違い、スマートフォンは常に携行できるものですので(だから携帯電話というのですが)、とても気軽に Google 検索や AI の利用ができる世になっています。

しかし、気軽に検索に頼る行動や AI に依存する行動が人間の思考力を弱めることは、いくつもの研究でわかっています。

AIとスマートフォンは「人類の知能」を大幅に低下させ続けている。そこから向かうイディオクラシーの未来
In Deep 2025年7月7日

 

それ以上に、子どもへのスマートフォンのメンタル的な影響が大きすぎるということも取り上げられることが多くなりました。

 

13歳以下でスマートフォンを所有すると、後に「自殺願望、攻撃性、幻覚」などを含む若年成人時の精神衛生状態の極端な悪化と結びつくことが10万人を対象にした研究で判明
In Deep 2025年7月28日

 

関係ないですが、最近の朝日新聞には、「AIと「結婚」した女性、空いた時間はほぼ彼と会話 「私は幸せです」」という記事が出ていたりしたこともありますが、まあ、この個別のニュースはともかく、多くの人が「本来の人間性を破壊されている」ことは、もはや明白すぎるほど明白になっています。

人間の心を埋められるのは人間だけであり(他人でも自分でも)、機械ではないです。それはどうやっても仕方のないことです。

最近の米エポックタイムズに、「スマートフォンがより賢くなると、人間はより愚かになるのだろうか」という寄稿記事が載せられていました。

内容的には比較的ありきたりなことを書いている記事ではありますが、その多くの根拠に論文のリンクを提示してありまして、資料的に価値がある記事だと思いまして、ご紹介させていただこうと思います。

紹介されている研究で興味深かったのは、

「スマートフォンを使うのではなく、身近においておくだけで記憶と認知能力が下がる」

ということが見出されたものでした。たとえ電源がオフになっていたり、スマートフォンがバッグの中に入っていたとしても同様の認知機能の低下が示されたのです。以下は本文にあるグラフです。

机の上にスマートフォンを置いておくだけで、かなりの認知能力の低下傾向が見られます。「別の部屋に置く」というのが、最も認知機能の低下が少ないこしが示されていますが、これだと携帯の意味はないですね。

とはいえ、私自身スマートフォンを持たず、古い携帯は持っていますが、ずっと同じ部屋に置きっぱなしで、ほとんど家電話と化しています。

もうひとつ、ここの記事で納得したのは、

「人々がスマートフォンを持つようになってから、『退屈な時間』があまりにもなくなってしまった」

ことが書かれています。

私は LINE というものをしたことがないですので、仕組みは知らないですが、うちの奥様のスマートフォンには、いろんな着信音やらチャイムやらがよく鳴っていまして、「常に何らかのシグナルが外部から来ている生活」だとも言えます。

私は、ずいぶん以前から、

「退屈だったり、ボーッと考え事をしている時間こそ、画期的な発見やひらめきが生み出される」

と考えています。

それは「人類のための画期的な発見」である必要はなく、「自分のための画期的な発見」で十分なんですが、今の特に若い人たちには、そういう時間がない。

常にスマートフォンを見ているということは「常に情報を受動して反応している」状態です。ボーッと考えるというのとは訳が違います。これは、

「生活の中で、脳が連続的に刺激を受け続けている」

状態に他ならないわけで、これで脳が休まる暇がないのは当然です。

私たちの若い頃は、ボーッとしている時間がたくさんありました。下手すると、1日、2日、もっと下手すると、1年、2年ボーッとしていました(生活は大丈夫なのかよ ← そういう手段をボーッとしている時に思いつくから大丈夫なんです)。

わりと長い記事ですので、本文に入ります。論文や資料は基本的にすべてリンクしています。

記事は、後半に進むにつれて、宇宙の知性だ、神だ、愛だ、という変な部分にもふれていきますが、どの部分も割愛していません。

ここからです。なお、これはアメリカの記事ですが、使われている写真が、日本の電車内の風景というのに、やや苦笑しました。



スマートフォンが、より賢くなると、人間は、より愚かになるのだろうか?

When Smartphones Get Smarter, Do We Get Dumber?
Makai Allbert 2024/08/17

カナダ・ウォータールー大学のコンピュータ工学名誉教授、モハメド・エルマスリー氏は、11歳と 10歳の孫たちがスマートフォンをタップしているのを見ながら、シンプルな質問を投げかけた。

「 9の 3分の 1はいくつ?」

孫たちは少し考える時間を取る代わりに、すぐにスマートフォンの電卓アプリを開いた、と彼は著書 (「iMind Artificial and Real Intelligence」)に書いている。

キューバでの家族旅行から戻ったばかりの孫たちに、その後、キューバの首都の名前を尋ねた。彼らはまたもスマートフォンに指を走らせ、最近の出来事を思い出すどころか、答えをグーグルで検索した。

世界人口の 60%、そして 30歳未満の 97%がスマートフォンを使用していることから、テクノロジーは意図せずして私たちの思考プロセスの延長となってきた。

しかし、何事にも代償は伴う。情報の収集や処理を外部システムに依存する認知アウトソーシングは、認知機能低下のリスクを高める可能性がある。

例えば、GPS(全地球測位システム)の習慣的な使用は、空間記憶能力の著しい低下と関連付けられており(論文)、自立して移動する能力を低下させる。

ChatGPT などの AI アプリケーションが家庭で当たり前のものとなり、アメリカ人の 55%が AI を日常的に使用していると報告する中、最近の研究では、批判的思考力の低下 (論文)、依存、意思決定能力の喪失 (論文)、そして怠惰につながることが明らかになっている。

専門家たちは、テクノロジーでは再現できない人間本来のスキルを育成し、優先するべきであることを強調している。

 

無視された真の知性

エルマスリー氏は孫たちがテクノロジーに過度に依存していることに触れ、彼らは決して「愚か」なわけではないと説明した。

問題は彼らが本当の知性を活用していないことだ。

彼ら、そして彼らの世代の残りの人々は、アプリやデジタル機器を使うことに慣れており、何かをじっくり考えるのではなく、無意識のうちに グーグルなどのインターネット検索エンジンをデフォルトにしている。

使わないと肉体の筋肉が衰えるのと同じように、テクノロジーに考えさせると私たちの認知能力も弱まる。

2011年に米コロンビア大学が行った研究で示されたように、その顕著な事例は現在では「グーグル効果」、あるいはデジタル健忘症と呼ばれている (論文)。

コロンビア大学のベッツィ・スパロウ氏とその同僚は、人々はインターネット上で簡単に入手できる情報を簡単に忘れてしまう傾向があることを発見した。

調査結果によると、人々はオンラインでは入手できないと思う情報の方が記憶に残りやすいことが分かった。また、インターネット上で情報そのものを思い出すよりも、どこで情報を見つけるかを覚えている方が得意だ。2021年の研究ではグーグル検索の効果をさらにテストし、グーグルなどの検索エンジンに依存した参加者は、オンライン検索を行わなかった参加者よりも学習評価と記憶想起の成績が悪かったことが判明した (論文)。

この調査では、グーグル検索を行った参加者たちは、学習内容を「習得した」という自信が強い傾向にあることも示されており、これは学習能力を過大評価し、学習不足を認識していないことを示している。彼らの過信は、「知識の錯覚」バイアスの結果である可能性がある。検索エンジンを通じて情報にアクセスすると、自分の専門知識に対する誤った認識が生じ、学習への努力が阻害されるのだ。

これらはテクノロジーへの過度の依存は問題の一因だが、「単に身近に置いておくこと」も同様に有害かもしれない。

消費者研究協会ジャーナルに掲載された研究では、スマートフォンが「ただそこにある」だけで、「利用可能な認知能力」が低下することが明らかになった論文)これは、たとえ電源がオフになっていたり、バッグの中に入っていたとしても同様だった(以下が調査結果)。

この「頭脳の流出」効果は、スマートフォンの存在が認知リソースを奪い、注意力を微妙に配分し、目の前の課題に完全に集中することを困難にするために発生している可能性が高いと研究者たちは述べている。

過度なテクノロジーの使用は認知機能を損なうだけでなく、臨床医や研究者たちは、人間らしさを形作る生来の側面である社会知能の低下にも関連していることに気づいている

 

機械のような存在になる

アメリカでは、8歳から 12歳までの子どもは一般的に 1日に 4~ 6時間、ティーンエイジャーは 1日に最大 9時間もスクリーンを見ている。さらに、ティーンエイジャーの 44%はスマートフォンがないと不安を感じ、39%はスマートフォンがないと孤独を感じている

スクリーンを見る時間が長すぎると、社会的交流や感情的知性が低下し、自閉症のような症状につながるとされ (論文)、スクリーンの使用時間が長くなると症状が重くなる傾向がある。

医師であり、神経科学の博士号も持つジェイソン・リュー博士は、国際心身科学研究所の研究者であり、創設会長でもある。リュー博士はエポックタイムズに対し、特に子どもたちのデジタルメディアの利用について懸念していると述べた。

リュー博士は、デジタル世界で過度の時間を過ごす若い患者たちに、機械的な話し方、感情表現の欠如、アイコンタクトの少なさ、そして真の人間関係を築くことの難しさといった異常な点を観察してきたと述べた。

多くの患者たちは注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状を示し、無関心な反応を示し、感情の脆さに苦しんでいる。

「テクノロジーが人間性を置き換えることを許してはいけません」とリュー氏は語った。

リュー氏の観察を裏付けるように、JAMA の研究では、ADHD の症状が以前になかった約 3,000人の青少年を 2か月間追跡調査し、現代のデジタルメディアの使用頻度が高いほど、ADHD の症状を発症する確率が有意に高くなることが判明した論文)。

1998年にはすでに、科学者たちは「インターネット パラドックス」という概念を提唱していた。これは、インターネットが「社会的ツール」であるにもかかわらず、反社会的行動につながるというものだ。

研究者たちは、インターネット利用開始後最初の数年間に 73世帯を観察し、インターネットの使用が増えると、家族とのコミュニケーションが減り、交友関係が狭まり、うつ状態や孤独感が増すという関連性があることを指摘した。

しかし、3年間の追跡調査で、悪影響のほとんどが消失したことが判明した。研究者たちはこれを「リッチな人はさらにリッチになる」モデルで説明した。つまり、内向的な人はインターネットからより多くの悪影響を被り、一方、より強い社会的ネットワークを持つ外向的な人はより多くの恩恵を受け、オンラインコミュニティへの参加が増えたことで悪影響が軽減されたのだ

患者が「機械のようになる」というリュー医師の観察を裏付けるように、約 70万人の Facebook ユーザーを対象に実施された感情伝染実験では、ニュースフィードを操作して、肯定的な投稿と否定的な投稿の比率を高めた。その結果、肯定的なコンテンツに多く触れたユーザーは肯定的な投稿をより多く投稿し、否定的なコンテンツに多く触れたユーザーは否定的な投稿をより多く投稿した論文)。

これは、テクノロジーが人間の行動を微妙ながらも体系的に促すことができることを実証した。専門家によると、この促しによって、私たちの行動や感情は、プログラムされた反応と同様に予測可能になる可能性があるという。

 

エウレカの瞬間

「あなたの肩の上に座っている物体は、既知の宇宙で最も複雑な物体です」と理論物理学者のミチオ・カク氏は言った

(※ 訳者注)これは、脳のことを指している発言で、正確には、以下のように述べました。

「人間の脳には 1000億個のニューロンがあり、それぞれのニューロンは 1万個の他のニューロンとつながっています。あなたの肩に座っているのは、既知の宇宙で最も複雑な物体です」


AI を含む最先端のテクノロジーは洗練されているように見えるかもしれないが、人間の心には追いつかない。

「 AI は非常に賢いように見えますが、実際にはそうではありません」と、テンプル大学心理学教授でブルッキングス研究所のシニアフェローであるキャシー・ハーシュ=パセック氏はエポックタイムズに語った。

「 AI は次の単語を予測するのが非常に得意な機械アルゴリズムです。単にそれだけです

人間の脳は発達段階を経て構築され、「コンピューターが箱の中に入っているように、ただ与えられるわけではない」とハーシュ=パセック氏は述べた。私たちの環境と経験が、1000億個のニューロンが 100兆個のシナプスで相互につながれた、複雑な神経接続の網を形成している。

人間の学習は、意味、感情、そして社会的相互作用によって活性化される。ハーシュ=パセック氏は、AI などのコンピュータシステムはこれらの要素に無関心であると指摘した。機械は与えられたデータから「学習」し、可能な限り最良の出力を最適化する。

臨床心理学者のジェシカ・ルッソ氏は、人間の知能の根幹は感覚を通して学ぶ能力にあると述べる。私たちは周囲の環境と関わる際に、見るもの、聞くもの、味わうもの、触るものから得られる膨大なデータを処理している

AI システムは与えられた情報を超えることはできないため、真に何か新しいものを生み出すことはできないとハーシュ・パセック氏は述べた。

「 AI は極めて優れた合成装置です。しかし、極めて優れた思考装置ではありません」とパセック氏は述べた。

医療人類学および社会医学の精神科医であるサイ・ズオ博士はエポックタイムズに対し、AI には感情の深さと真正さを真に理解する人間の直感力が欠けていると語った。

彼女は、人間の知性の特定の側面は科学者の現在の理解を超えており、インスピレーションなどの概念は「宇宙のより高次のレベル」から生じるのではないかと示唆していると述べた。

科学の発展において、多くのひらめきが飛躍的な進歩をもたらしてきた。古代ギリシャの数学者アルキメデスは入浴中に、物体の体積はそれが押しのけた水の量で決まることに気づき、「エウレカ!」 (※ ギリシャ語の感嘆詞)と叫んだ。

この発見は浮力の原理を確立した。アルベルト・アインシュタインは休憩中に、2つの稲妻を使った実験を思いつき、特殊相対性理論の誕生につながった。

しかし、現代のエンターテインメントやテクノロジーは創造性を低下させ、新しいアイデアの創出を妨げている。

例えば、刺激が絶え間なく続く現代社会では、退屈する余地も時間もあまりない。しかし、退屈は創造性を高め 、斬新な解決策を思いつく機会を与えてくれる論文)。

幸いなことに、テクノロジーの悪影響を打ち消し、人間本来の能力を養う効果的な方法がある。

 

人間の知性を取り戻す

専門家は 、テクノロジーを排除するスクリーン断食が、より集中した生活を育むのに役立つと示唆している。

研究によると、テクノロジーを使わずに 5日間自然キャンプに参加した 6年生は、参加しなかった同級生に比べて、顔の表情を読み取るなど、非言語的な感情の表出において著しい改善が見られた (論文)。

合理的な制限を設定するだけでも、 悪影響を軽減できる。

ソーシャルメディアの使用を 2週間、1日 30分に制限した若者たちは、スマートフォン依存が軽減し、睡眠、生活満足度、ストレス、人間関係が改善された (論文)。ハーシュ=パセック氏によると、鍵となるのはバランスだという。

さらに、最近の調査では、不必要な通知を無効にする、携帯電話をサイレントモードにする、Touch ID と Face ID を無効にする、ソーシャルメディアアプリを非表示にする、表示をグレースケール (※ 白黒以外の色彩がないモノトーン表示)に変更するなどの簡単な介入が、スクリーンタイムを減らすのに役立つことがわかった (論文)。

デジタルデトックスが実行不可能な場合でも、研究により他の方法があることがわかっている。

 

十分な睡眠

十分な睡眠は学習と記憶の定着に不可欠だ。たった一晩の睡眠不足でも、 記憶力に著しい悪影響を与える可能性がある (論文)。

私たちの脳は睡眠中に重要な浄化プロセスを行っている。神経毒性のある老廃物は日中に蓄積され、排出されることで脳細胞の健全な機能に貢献している (論文)。

 

スピリチュアリティ

現代のデジタル技術は、終わりのない刺激と同義であり、心の平穏など人生の重要な側面から私たちを遠ざけている。

「忙しくしていると、精神的に落ち着く余地があまりないのです」とルッソ氏は言う。

彼女は、この精神的に落ち着く余地がない文化は、絶え間ないメール、通知、ニュース速報といった、気を散らすものに悩まされていると指摘した。その結果、私たちの体はドーパミンで溺れてしまうのだ。

この絶え間ない刺激は、私たちを「闘争・逃走反応」と呼ばれる過剰なストレス反応に陥らせ、体内にコルチゾールとアドレナリンを大量に放出させる。時間が経つにつれて、心身は疲弊し、より深い思考や繋がりを築く能力が阻害される論文)。

ルッソ氏によると、スピリチュアリティとは「精神」の意味を再発見することであり、これはラテン語で「呼吸」を意味する spiritus に由来する。それは、ペースを落とし、深呼吸をし、一瞬一瞬に完全に意識を集中することだ。

精神的な実践は、共感や感情的知性を含む有意義なつながりを促進する (論文)。

また、創造性、注意力、意味の創造、目的意識といった認知能力を高める効果もある (論文)。こうした実践は、テクノロジー中心の現代社会で一般的に行われている情報検索とは異なる、あるいは補完的な方法で私たちの心を刺激する。

 

私たちの前に立ちはだかる選択

ハーシュ=パセック氏によると、AI やメタバースといった技術が日々進歩する中、私たちは技術進歩の瀬戸際に立っている。

課題とチャンスは、技術が私たちの人間性を損なうのではなく、高めるものとなるようにすることにある。

テクノロジーは莫大な利益をもたらす可能性があり、将来は「素晴らしいことが数多く起こるだろう」とハーシュ・パセック氏は語った。

しかし、彼女はこうも言う。

人類は社会的な脳を持っています。それが私たちの本質です。人間性のこの社会性を削ぎ落とせば削ぎ落とすほど、人類としての可能性も削ぎ落とされてしまいます

リュー博士は、AI を含むデジタル技術に盲目的に信頼を寄せることに対して警告している。

「我々は宇宙の無限の知性の一部しか知りません」と同氏は語り、デジタル技術に過度に依存すると、より深遠で説明のつかない、そして感動的な知識の追求が制限される恐れがあると語った。

人間は、私たちを神と結びつける独自の精神、魂、道徳、そして心を持っている。テクノロジーへの過度の依存は、私たちの存在のこれらの側面を萎縮させる恐れがあると彼は述べた。

さらに、リュー氏は、人間の道徳観が失われると、私たちはうっかり AI に悪いことを教えてしまい、テクノロジーを不正行為に利用してしまうだろうと指摘した。

「何よりも、人間にとって最も重要なことは、自分自身の修養、つまり人間性の向上に集中することです」と彼は語った。

これには、「人間としての愛、思いやり、お互いへの理解、許し」を育むことが含まれます。

リュー氏は、これらの価値観こそが人類の真の力であり、テクノロジーが私たちの運命を支配するのではなく、運命に奉仕する未来を切り開く鍵だと信じていると述べた。

その選択権は、これまでと同様、私たちにある

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