年金受取りをやたらに延ばすなかれ。自分の家庭の事情をしっかり考慮してやりましょう。

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年金制度の落とし穴 政治・経済

年金受取りをやたらに延ばすなかれ。自分の家庭の事情をしっかり考慮してやりましょう。

内容によっては損するケースも続出する年金繰り下げ支給の現実

注意して下さい。

9割の人が勘違いしてる『年金繰下げ受給の闇』がヤバい。 

たしかに65歳から70歳まで受けとりを遅らせると、たった5年で42%増えて毎月29万円もらえる。

父に伝えると喜び爆ハツ。

「遅らせるのが正解やん」って声が多いと思ったけど、実は知らないと損する超キケンな落とし穴があって

➊そもそも「繰下げ受給」って何? 

 老齢年金は原則65歳から受け取れますが、66〜75歳まで受給を遅らせることができます。

 これを「繰下げ受給」といいます。

 1ヶ月遅らせるごとに年金額は0.7%アップ。

 1年で+8.4%、最大で84%の増額。

 つまり「年金を我慢したぶん、もらえる額が増える」仕組みです。

➋どれだけ増えるの?

 たとえば2023年度の老齢基礎年金(満額)は年間約79.5万円。

 これを70歳まで繰り下げると…79.5万円 × 1.42(=+42%)=約112.8万円/年差額は33万円超。

しかも一生続く。ただし注意点も。65歳〜70歳の5年間、1円も年金は入ってこない。そのあいだに亡くなると? → 実は損になる可能性も。

 

➌トラブル①:加給年金がもらえなくなる

 厚生年金に20年以上加入していた人が、65歳で年金を受け取ると→ 配偶者(65歳未満)に年約40万円の「家族手当」=加給年金が支給されます。

 ところが繰下げ受給にすると、これが支給停止。

 たとえば5歳年下の配偶者がいると、40万円 × 5年=200万円の損に。 

 【対策】・厚生年金だけは65歳で受給し、基礎年金だけ繰り下げ→ 加給年金は維持したまま、増額の恩恵も受けられる◎

➍トラブル②:

振替加算も消える配偶者が65歳になったタイミングで、年金にプラスされる「振替加算」。 

昭和41年4月1日以前生まれの方が対象で、最大年10万円近くが一生涯支給。

 ところがこれも、基礎年金を繰り下げると支給停止に。

 【対策】・老齢基礎年金は65歳で受け取る・ 厚生年金のみを繰り下げることで、加算はキープできる

➎トラブル③:“年金の壁”で手取りが減る? 

 繰り下げて年金が増えると、一定額を超えて非課税世帯の優遇が消滅します。 

 【例】・単身:155万円以下・夫婦:211万円以下→ この枠を超えると、・ 医療費や介護費の負担が増える・ 給付金・助成の対象外になることも 

【対策】・ 増額後の“総年金額”をシミュレーション・ 200万円 or 280万円など、「優遇制度の壁手前」で止める判断も◎

➏トラブル④:繰下げ中に死亡したら…年金が消える?

 受給せずに70歳を待っていたが、68歳で死亡した場合。→ 遺族に払われるのは「最大5年前まで」の年金のみ。つまり65〜68歳分の3年分はもらえない。繰下げによる“増額分”も、反映されません。 

 【結論】・ 寿命が読めない中で「繰下げ=お得」とは断言できない・ 元を取るには82歳以上まで長生きする必要あり


➐じゃあ、どう選べばいいの?現実的な判断基準を伝えると↓ 

 ・ 配偶者が65歳未満 → 加給年金がもらえるので、厚生年金は繰下げNG・ 基礎年金だけ繰下げ → 加算を守りながら増額狙える・ 単身 or 低収入世帯 → 155万円/211万円の“年金の壁”に注意・ 健康不安 or 寿命リスク → 無理に繰り下げず「普通に65歳受給」が安心「なんとなくお得そう」で選ばずに、制度を知って、自分で“設計”することが何より大切です。

【まとめ】
「繰下げ受給」は、確かに月額を増やせる魅力的な制度。
でもそれは、“何も知らずに選ぶと損する”選択でもあります。

 ・ 家族手当や加算が消える

 ・ 社会保障の優遇が外れる 

・ 受給前に亡くなると年金が消えることも 

繰下げが正解かは
「年齢」「家族構成」
「健康状態」「収支バランス」で変わる。 

だからこそ、“自分だけのシミュレーション”が必要です。

制度を知れば、損を防げます。

 大切なのは「制度で得する」じゃなく、
制度に振り回されないことです。

マイコメント

繰り下げ支給をなぜ政府が大々的にPRするのかということを考えないといけません。
年金制度維持のために政府が執拗に狙っているのはトータルで年金支給額を減らす
ことです。

5歳から70歳まで受けとりを遅らせると、たった5年で42%増えて毎月29万円もらえる。
という事ですが、70歳からもらえて果たして後何年健康で生きられるのか?という
ことです。

2021年から開始されたコロナワクチンは日本人のほぼ8割が打っています。
コロナワクチンによる後遺症が問題化していて、並行して超過死亡率が増加し特に
高齢者の死亡が突出している現在、70歳からの長期生存が危ういのです。

政府からしてみれば遅くもらっても早く死亡してくれれば国民全員に払う年金支給額
を減らすことが可能になります。

年金を支給する側も馬鹿じゃありません。
そのあたりの死亡率を計算して繰りさえ支給をPRしているものと思います。

特に繰り下げ支給期間の65歳から70歳までに死亡してくれれば丸々年金を支払う
必要がなくなりますから政府にとってはウハウハです。

私としては65歳からきっちりもらい少し長く生きた方が得だと思います。


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