16年半で太陽の周りを周回する同彗星の今回帰の世界初観測と認定されたと発表した
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鳥取市佐治町高山の公開天文台「さじアストロパーク」は10日、同天文台が7月25日に観測した「ボアッティーニ彗星(すいせい)」が、16年半で太陽の周りを周回する同彗星の今回帰の世界初観測と認定されたと発表した。
同彗星は2011年12月を最後に太陽からの距離が遠くなったことでガスやダストを放出する活動が弱まり、暗くなったために観測できなくなった。
軌道計算から26年9月ごろには再び太陽に近づいて観測できることが予測されていた。
同天文台学芸員の織部隆明さん(53)は、7月25日に天文台の103センチ望遠鏡を使って彗星の回帰を確認し、国際天文学連合に報告した。同連合の情報発信部門である天文電報中央局が発行する8月12日付の電子速報によって今回帰での世界初観測と報じられた。
織部さんは、同彗星は比較的、円に近い軌道を描くことなどから早めに彗星活動が始まると予想していたという。
「星取県の素晴らしい環境と天文台の機器あってこその観測でうれしい」と話している。




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