10月10日、マクドナルドの公式ホームページで17日から始まるハッピーセットのおもちゃが紹介された。

【写真】あり得ない…約20万円で転売されるハッピーセット『ポケカ』

マクドナルドに拭えぬ“転売”イメージ

「マクドナルドはハッピーセット『トムとジェリー』と『パンどろぼう』、本のハッピーセット『絵本:ミニチュア トリップ イン ジャパン』と『ミニ図鑑:未確認生物 UMA図鑑』の4種類を期間限定で販売。ハッピーセットはともに全6種類の展開で、期間限定販売ではありますが、購入制限は設けていないようです」(全国紙社会部記者、以下同)

 マクドナルドのハッピーセットといえば、『ちいかわ』や『ポケモンカード』とのコラボで転売・食料投棄が問題となり、ネット上で大きな話題を呼んだ。

「本コラボは8月上旬から開始され、ハッピーセット1購入につき、『ポケモンカード』2枚を数量限定で配布。このポケカを巡り、転売や食料廃棄問題が勃発しました。数量限定にしたことで転売ヤーたちが食いつき、大手フリマサイト『メルカリ』では、20万円を超える出品も。

 マクドナルドはこの事態を重く受け止め、8月下旬から予定されていた『ワンピースカードゲーム』とのコラボは見送りに。今後、転売にどう対応するのかいまだ注目が集まっている状況です」

 今回のハッピーセットで展開される『パンどろぼう』は累計発行部数480万部を超える大人気の絵本キャラクターで、そのユーモアセンスは大人からも人気。親子揃ってファンという人も少なくないという。

「今回、購入制限は設けないそうですが、公表されたリリースの末尾には、《転売または再販売その他営利を目的としたご購入はご遠慮ください。また、食べきれない量のご注文もご遠慮いただけますようお願いします》と注意喚起が行われていました。子どもたちが“ハッピー”になるコラボになることを祈るばかりです」

 今回のハッピーセットに対して、ネット上では、

《購入制限の有無に関わらずフリマサイトの出品は歓迎できない》
《もうハッピーなセットではない、、、 値段もさることながら転売ヤーマジで嫌いです》

 など、いまだ“転売”がちらつく人がいる中、

《人気キャラとのコラボ。やっぱり利益はほしいんだろうね》
《コラボとかしないで昔みたいにオリジナルのおもちゃでいいじゃん》
《もう有名どころとコラボするハッピーセット止めろや。転売ヤーなんか、金の匂いする思ったら、どこからでも群がってきよる》

 と、マクドナルドの方針に不信感を募らせるコメントも散見された。

「『トムとジェリー』と『パンどろぼう』はともに子どもだけでなく、大人からも人気という共通点があります。『ポケモンカード』コラボのときは“利益”を第一にしているという指摘が相次ぎましたが、まだその感覚が残っていると感じる人が多い印象です。コラボから離れる選択もあると思うのですが…」(前出・全国紙社会部記者)

 転売セットはもうこりごりだ。