プーチン大統領、ロシアで電子タバコを全面禁止する案を承認
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア国内での電子タバコの販売を全面的に禁止する案を承認した。
「ドミトリー・ニコラエヴィチ(ロシアのチェルヌイシェンコ副首相)がうなずいている。我が国はそれを支持する」と、プーチン大統領はサマラにある障害者スポーツ推進センターを視察した際に述べた。
ロシア国民運動「健康な祖国」の代表エカテリーナ・レシチンスカヤ氏は、関連する要請を大統領に提出した。彼女は、隣接するCIS諸国や世界の他の国々では、電子タバコの禁止に関して良好な経験があると指摘した。
ロシアの指導者は「ロシア領土内で電子タバコを全面的に禁止するよう指示する」という彼女の要請に賛成の意を表した。
大統領は同時に、「こうした決断が重要であるだけでなく、若者の間で適切な活動を行うことも重要だ」と強調した。
電子タバコの健康への影響
電子タバコの成分は、食品添加物としても広く使われているプロピレングリコールと植物性グリセリンなので、人体への悪影響は少ないとされています。
しかし、これらの物質は、あくまで食品添加物として使用する分には安全性が高いとされているのであって、加熱して肺の奥に吸い込んだ時の安全性まで保証されているわけではありません。
プロピレングリコールを加熱すると、国際がん研究機関(IARC)によって発がん性が指摘されている、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドが生成されます。
【参考情報】『第5回たばこの健康影響評価専門委員会の議論の整理』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000086463_1.pdf
アメリカでは、電子タバコによるものと疑われる肺疾患が次々と報告されています。原因はまだ明らかになっていませんが、製品に添加されているビタミンEアセテートという物質が関与している可能性が考えられています。
【参考情報】『電子たばこの注意喚起について』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000623066.pdf
引用→https://www.kamimutsukawa.com/blog2/kokyuuki/2146/



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