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うまっ!盗んだパイをおいしそうに食べるリスのおかげで、店の売り上げは急上昇

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トマトパイのおいしさに夢中なリス おまけ
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うまっ!盗んだパイをおいしそうに食べるリスのおかげで、店の売り上げは急上昇

リスが店からくすねていたトマトパイは、厚めの生地にトマトソースをたっぷりのせ、チーズを控えめにして提供されるこの地域独特の料理だ

 アメリカ・ニューヨーク州にあるベーカリーで、一匹の野生のリスが図らずも最高の宣伝効果をもたらした。

 店の看板メニューであるトマトパイを、リスが店から失敬して目の前にある木の上で満足そうに食べている姿が目撃されたのだ。

 リスがおいしそうにパイを堪能している姿がSNSで拡散されると、「自分も食べてみたい!」という人が続出、店には客が殺到し、商品は連日完売するという、大きな反響を呼んでいる。

店のパイを目の前で堂々と堪能したリス

 ニューヨーク州中央部に位置するユーティカという街には、「フィロメナズ・サルメリア(Philomena’s Salumeria)」という地元で人気のデリカテッセン兼ベーカリーがある。

 ここは、焼き立てのパンやイタリア風の惣菜を扱っており、店からはいつも食欲をそそる香りが漂っているが、その香りに引き寄せられたのは人間だけではなかった。

 ある日のこと、出勤してきた従業員が、店の正面にある木の上にリスがいることに気が付いた。

 そのリスは、どっしりと腰を下ろし、熱心に何かを頬張っていたのだ。

 リスが両手で大事そうに抱えていたのは、他でもないこの店の看板メニューであるトマトパイの一切れだった。

 目撃されたリスは、店から盗み出したパイを、悪びれることなく、店の目の前で食べていた。

 この姿を見たオーナーのアンソニー・アモディオさんは、あまりの堂々とした振る舞いに呆気にとられたという。

 だが、リスでさえ自分たちのトマトパイがおいしいと認めてくれたことを少し誇らしく思ったという。

人間の生活圏で暮らすトウブハイイロリス

 今回、堂々と盗み食いしていたのは、北米東部に広く分布するトウブハイイロリスという種類のリスだ。

 このリスは体長が23cmから30cmほどで、同じくらいの長さのふさふさとした尻尾を持っている。

 体重は400gから600g程度の中型のリスで、ニューヨーク州で最も一般的に見られる種類の一つである。

 トウブハイイロリスは非常に環境適応能力が高く、人前に頻繁に姿を見せ、都市部の公園や住宅街でたくましく暮らしている。

 基本的には木の実、種子、果実、キノコなどを好んで食べるが、今回のように人間が作った食べ物を店から探し出して食べる姿もしばしば目撃されている。

 愛らしい見た目で人々に親しまれる一方で、時には庭の作物を食べたり、屋根裏に侵入したりする困った隣人としての一面も持っている。

実 はアメリカの都市部にこれほどリスが多いのには、意外な歴史的背景がある。

19世紀半ばまで彼らは森に住む野生動物だったが、都市に自然を採り入れ市民を癒やすため、人為的に公園へ放たれたのだ。

 ニューヨークでも、導入されたリスがどんどん増殖した。かつて「心の健康に良い」と奨励されたこのブームこそが、現在の「どこにでもリスがいる」光景の正体なのである。

リス公認の味を求めて客が殺到

 店の商品を木の上で頬張るリスの写真はSNSを通じて瞬く間に広まり、思わぬ恩恵をもたらした。

 リスが店からくすねていたトマトパイは、厚めの生地にトマトソースをたっぷりのせ、チーズを控えめにして提供されるこの地域独特の料理だ。

 リスがあまりに満足そうに食べていたため、自分たちもその味を確かめたいという客が次々と店を訪れたのだ。

 アモディオさんによれば、リスの話題が出て以来、かなりの問い合わせが寄せられており、トマトパイは開店早々に売り切れてしまうほどの人気だという。

 図らずも最高の非公式な広告塔となったリスに対し、アモディオさんは、あのリスはきっとイタリア系のリスに違いないと冗談を飛ばしつつ、店から持ち去ったパイを楽しんでくれたことを喜んでいる。

 この食いしん坊なリスが次に店の何を狙うかはわからないが、少なくとも今回の出来事は、店にとってこれ以上ないほど幸運な事件となったようだ。

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