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イチジクのベンズアルデヒドって凄いんだね

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いちじくのジャム 医学

イチジクのベンズアルデヒドって凄いんだね

ベンズアルデヒド正常細胞より癌細胞を選んで攻撃することで末期肺がん患者の腫瘍が消失

研究論文『イチジクの揮発性画分より単離されたベンズアルデヒド -その抗腫瘍活性と誘導体の開発-』2011年
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イチジクから抽出された「ベンズアルデヒド」というアーモンドに似た香りの成分に、強い抗腫瘍作用があることが発見された。これを水に溶けやすく改良した「SBA」 という物質を、手術不能な末期肺がん患者に点滴したところ、腫瘍が劇的に縮小する症例が確認された。抗癌剤とは異なる新しい作用メカニズムを持つ可能性がある。

➢ 末期肺がん患者の腫瘍が消失

研究のきっかけは、著者の父親が末期の肺がんと診断されたことだった。父親は以前から「癌になったらイチジクの香り成分を試す」と話しており、実際にSBAの点滴治療を受けた。その結果、CT画像上で癌がみるみる縮小。両肺で呼吸ができるまでに回復したという。この劇的な効果が研究を加速させた。

➢ 正常細胞より癌細胞を選んで攻撃

実験用ラットに人工的に肝癌と大腸癌を作り、SBAを投与した。すると、約半数のラットで癌が完全に消失。残りも癌組織が変性した。正常な細胞と比べ、癌細胞を約2倍選択的に攻撃する性質も確認された。既存の抗癌剤との併用効果も期待されている。

➢ 「自殺」ではなく「餓死」や「壊死」

一般的な抗癌剤が癌細胞に「アポトーシス(プログラムされた細胞死)」を起こさせるのに対し、SBAは「オートファジー(自食作用)」や「ネクローシス(壊死)」を誘導した。また、SBAは「過酸化水素」という活性酸素を発生させ、これが癌細胞内のカルシウム濃度を乱して死に至らしめると考えられる。ビタミンCも似た作用を持つが、SBAはより癌細胞に対して特異的だった。

📌 香りの本体がより強力な可能性

研究を進めるうち、SBAよりもその原料である「ベンズアルデヒド」自体が、はるかに高い癌選択性(最大約9倍)を持つことがわかった。SBAは体内でこのベンズアルデヒドに分解されて効果を発揮する「前駆体」かもしれない。現在、この不安定な有効成分をいかに安全に癌に届けるかが課題であり、今後の剤形開発が期待される。イチジクという古くから親しまれた植物が、現代の不治の病と戦う新たな武器を提供する可能性を示した研究である。

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