後ろから突き上げられてアメリカが始めた戦争は、とんでもない方向へと( ̄▽ ̄;)???
ホルムズ海峡が元のように通れるようになっても攻撃を受けた湾岸諸国石油もなければタンカーもない。
2026/3/13 モハマド・マランディ教授:
「もし米国がイランの石油施設を破壊すれば、報復で湾岸諸国の施設も破壊される。そうなれば、仮に後日海峡が開かれても、輸送する石油も、それを運ぶタンカーも残っていない。」
「イランは地下トンネルに無数の高速艇、ミサイル、機雷を秘匿している。米国にそれらを無力化することは不可能であり、ホルムズ海峡を軍事的に『開放』することも不可能だ。」
➢ 米軍の誤算:ハルク島攻撃が招く破局
米国がイランの石油輸出拠点ハルク島を攻撃する場合、サウジアラビアやUAEなどペルシャ湾岸のアラブ諸国の領空・基地使用が不可避となる。
もしこれらの国々が攻撃に加担すれば、イランは報復として、それらの国の生命線である石油施設や海水淡水化プラントを破壊するだろう。
砂漠地帯で水や食料の多くを輸入に依存するこれらの国々にとって、それは国家存亡の危機を意味する。米国の行動は、地域全体を巻き込む大火災を自ら引き起こすことに等しい。
➢ 封鎖の力学:ホルムズ海峡「開放」は不可能だ
米国エネルギー長官が検討するタンカー護送は、非現実的なシナリオである。
イランは地下トンネル網に秘匿した無数の高速艇、機雷、そして地対艦ミサイルによって、ペルシャ湾とホルムズ海峡の支配権を事実上握っている。
仮に米軍が多大な犠牲を払って海峡の「開放」に成功したとしても、その時にはイランの報復で湾岸諸国の石油積出施設は破壊され、輸送する石油自体が存在しない。
攻撃の目的そのものが失われるのだ。
➢ 和平の代償:単なる停戦から構造的変革へ
イランが求めるのは、長期的な安全を保証する構造的変革である。条件は三つだ。
第一に、ガザとレバノンにおけるイスラエルの完全な停戦と即時撤退。
第二に、米国によるイランへの脅しの恒久的な停止。
そして第三に、今回の攻撃で米国に基地を提供したペルシャ湾岸諸国による戦争賠償である。1980年代のイラン・イラク戦争で湾岸諸国がサダム・フセインを支援した時とは異なり、今度の「裏切り」は許されない。
📌 エネルギー戦争の行方
米国の誤算は、イランの抵抗力と地域の複雑な相互依存関係を過小評価している点にある。
イランは相互確証破壊(MAD)の論理で報復すると明確に警告した。
米国がエネルギーインフラを攻撃すれば、湾岸全域のエネルギー供給が長期間停止し、世界経済、ひいては米国経済自身が崩壊する。
この戦争に「勝利」は存在せず、和平への道は、米国がイランの提示する条件を受け入れることからしか始まらない。
参考文献:Glenn Diesen Interviews Mohammad Marandi: The Geopolitics of the US-Iranian Conflict and the Future of the Persian Gulf (2026/3/14) – Glenn Diesen / Mohammad Marandi



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