ロシアが戦争が始まって以来最大のウクライナ首都へのドローン攻撃を開始

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ロシア過去最大のドローン攻撃をウクライナに行う 戦争

ロシアが戦争が始まって以来最大のウクライナ首都へのドローン攻撃を開始

ロシアには「停戦する理由がない」のです

過去最大の攻撃

ロシアとウクライナの戦争が始まって、ずいぶんと月日が経ちますが、7月4日 (関係ないですが、アメリカではこの日は独立記念日の祝日)、ロシアは、戦争開始以来最大規模となる 500機以上のドローンでウクライナの首都キエフへの攻撃を始めました。

興味深いのは、この攻撃が行われたわずか数時間前に、ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領は「電話会談」していたのです。

停戦に関する電話会談です。以下のように報じられています。

トランプ氏、プーチン氏との会談に失望

トランプ米大統領は3日夜、ロシアのプーチン大統領と同日行った電話会談に失望したと語った。プーチン氏がウクライナ戦争をやめないように見えたためだと述べた。

この会談後、トランプ氏は戦争終結に向けた取り組みに進展は全くなかったと指摘。一方、プーチン氏は紛争の「根本的原因」を取り除くという侵攻の目的を撤回することはないと改めて表明したという。

トランプ氏は「きょうプーチン大統領と行った話し合いには非常に失望している」とし、プーチン氏が戦争終結の考えがないとみられることは「極めて良くない」と語った。

ロイター 2025/07/04


トランプ氏は相変わらず理解していないようですが、ロシアには「停戦する理由がない」のです。今年 3月の以下の記事でも書いています。

ウクライナ停戦という空想の夢舞台
 In Deep 2025年3月17日

ただ、それにしても、この戦争は長引きすぎていて、それに関しては、私はプーチン大統領の穏健すぎる行動を疑問には思っていますが、いずれにしても、「トランプ氏との会談の数時間後に過去最大のウクライナへの攻撃をおこなった」ということ自体が、プーチン氏からトランプ氏への「伝言」だと思います。

今回の攻撃によるウクライナの被害状況はよくわからないですが、ウクライナのアンドリー・シビハ外相は以下のような写真を投稿しています。


Andrii Sybiha

このウクライナの外相は、国際社会に「ロシアを力で押さえつけなければならない」と述べていますが、ヨーロッパの数カ国以外は、応じる国は少ないでしょう。

応じた場合、それは世界大戦につながりかねない状況となり得ます。

以下、今回のロシアの大規模攻撃に関しての報道です。



ロシアのドローンとミサイルがキエフに「雨のように降り注いだ」。戦争史上最も壊滅的な攻撃の一つ

Russian Drones & Missiles “Rained Down” On Kiev In One Of The War’s Most Devastating Attacks Yet
zerohedge.com 2025/07/04

ロシアは一夜にしてウクライナ戦争で最大規模の空爆を開始し、500機以上のドローンを投入した。首都キエフが主要標的とされた。

トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の電話会談からわずか数時間後というこの攻撃のタイミングは、東欧における戦争終結への成果をまったくもたらさなかったことを示す。

ウクライナのアンドリー・シビハ外相は「数百機のロシア製ドローンと弾道ミサイルがウクライナの首都に降り注いだ」と述べた。

彼は今回の攻撃を「これまでで最悪のものの一つ」と表現した。

外相の完全な声明は次のとおりだ。

ウクライナのアンドリー・シビハ外務大臣:

キエフではまったく恐ろしく眠れない夜だった。これまでで最悪の夜の一つだ。 数百機のロシアの無人機と弾道ミサイルがウクライナの首都に降り注いだ。

これは、プーチン大統領がトランプ大統領と話した直後りことだった。わざとやったのだろう。

もう待つのは十分だ!プーチン大統領は、アメリカと、戦争終結を訴えるすべての人々をまったく無視していることを露呈している。

ロシアには遅滞なく最も厳しい制裁が課されなければならない。ウクライナには自国防衛に必要なあらゆる手段が提供されなければならない。

誤った決断は、侵略者によるテロのエスカレーションを助長するだけだ。世界中のあらゆる犯罪政権は今、プーチン大統領の行動とそれに対する対応を注視している。もし彼がこれらの罪を免れれば、誰もが非常に明確なメッセージを受け取ることになる。

平和をただ待つのではなく、平和を実現するために行動しよう。強さを通して平和を。


ロシアのドローンとミサイル攻撃は、トランプ大統領とプーチン大統領が電話会談を行ってからわずか数時間後に起きた
が、この電話会談では、戦争の終結に向けてほとんど進展はなかった。

トランプ大統領は木曜日 (7月3日)、アイオワ州に向かうため大統領専用機エアフォースワンに搭乗する前に記者団に対し、対立が激化していることに「不満」を示し、「彼(プーチン氏)とは何の進展もなかった」と付け加えた。

今週初め、ピート・ヘグゼス米国防長官は、米国の備蓄が急速に枯渇することを懸念し、ウクライナへのミサイルと弾薬の輸送を一時停止するよう命じた

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、本日遅くにトランプ大統領と会談し、武器輸送の一時停止について協議する予定であるとメディアは報じている。

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