1939年にアメリカのエリート層は世界支配計画を策定していた。それが今の世界。
『米国の国家安全保障国家:グローバル軍事支配への道筋』Richard C. Cook
~真珠湾攻撃は本当に奇襲だったのか
チャレンジャー号爆発事故の内部告発で知られる元NASA分析官が暴く、アメリカ帝国の隠された真実。
1939年にアメリカのエリート層は既に世界支配の青写真を描いていた。
外交問題評議会 (CFR)という民間組織が、政府を動かして戦争を仕掛け、永続的な軍産複合体を築き上げた驚愕の内幕である。
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20世紀初頭、多くの人々は人類が転換点を迎え、平和と繁栄の黄金時代が来ると信じていた。
しかし第一次世界大戦、大恐慌、そして第二次世界大戦が相次いで勃発した。
その後も朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争と、アメリカは絶え間なく戦争を続けている。
なぜアメリカは世界中で戦争を続けるのか。
その答えは、1939年に遡る一つの重大な決定にある。
アメリカのエリート層が、世界的な軍事支配を追求するという明確な戦略を立てたのである。
これは偶発的な政策ではなく、ロックフェラー財閥が支配する外交問題評議会(CFR)によって慎重に計画された長期戦略だった。
✅1. ロックフェラー帝国が仕掛けた世界支配計画
1930年代後半、ニューディール政策は行き詰まりを見せていた。経済回復が鈍化する中、戦争こそが最も効果的な経済刺激策であることを支配層は理解していた。
世界の銀行業界は長い間、戦争で巨額の利益を上げてきたからである。
1939年9月、ドイツがポーランドに侵攻すると、アメリカ国務省は即座に外交問題評議会(CFR)に助言を求めた。
CFRの創設者ハミルトン・フィッシュ・アームストロングと理事ウォルター・マロリーは、国務次官サムナー・ウェルズに会い、「始まったばかりの戦争は、アメリカが世界一の大国になる大きな機会だ」と告げた。
彼らは戦後の平和計画を引き受けると申し出、ウェルズは秘密にすることを条件に同意した。
CFRとは何者なのか。表向きは公共サービスのシンクタンクだが、実態はロックフェラー金融帝国の道具である。
第一次世界大戦後にニューヨークに設立され、その資金は主にモルガン家とロックフェラー家によって提供された。英国王立国際問題研究所を運営する英国円卓会議と密接に結びつき、両国のエリートをつなぐ「ピルグリム協会」と連携していた。
✅2. 682の秘密文書が描いた戦後世界
CFRは「戦争と平和研究」という組織を設立し、最終的にアメリカ政府の政策立案者に682通もの秘密の覚書を送った。
プロジェクトの責任者はジョンズ・ホプキンス大学学長でCFR理事のアイザイア・ボウマン教授。
ロックフェラー財団が35万ドル(現在の価値で約700万ドル)の全費用を負担した。
特に注目すべきは、軍備グループの責任者が後のCIA長官アレン・ダレスだったことである。
ダレスは後にケネディ大統領によってキューバ危機の失敗で解任されるが、皮肉にもケネディ暗殺を調査するウォーレン委員会のメンバーとなった。
この時期、アメリカは戦争に参加していなかった。
1939年後半の世論調査では、戦争参加を望むアメリカ人はわずか17パーセントだった。
議会は1935年に中立法を可決し、交戦国への武器輸出、融資、市民の渡航を禁止していた。
それでも、CFRと政府内部者たちは、大英帝国がもはや世界を支配できないことが明らかになる中で、アメリカの大幅に拡大された世界的役割を構想していた。
✅3. 真珠湾攻撃はルーズベルトが仕組んだ罠
1941年秋、アメリカはまだ戦争参加まで1年以上を残していたが、ルーズベルト大統領には問題があった。
アメリカ国民がまだ戦争を望んでいなかったのである。
そこでルーズベルト政権は日本を意図的に挑発し、攻撃させる戦略を取った。
その挑発とは以下の通りである:
・アメリカの銀行に預けられていた日本の資産を凍結(日本が戦争行為と見なした措置)
・石油禁輸による日本の海外石油供給の完全遮断
・日本への鉄鋼輸出の全面禁止
・アメリカ軍艦による日本領海への繰り返しの侵入
・1941年遅くまで、安全な太平洋沿岸の母港ではなく、危険な真珠湾にアメリカ艦隊を停泊させ続けたこと
ルーズベルトは最高司令官たちから、真珠湾の艦隊は「座って的になっている」と警告されていた。
それでも彼は艦隊をそこに留め置いた。現在では、ルーズベルトが意図的に日本に真珠湾攻撃をさせたという見解が軍事専門家の間で定説となっている。
📌 結論
アメリカの終わりなき戦争は偶然の産物ではない。1939年にロックフェラー財閥とCFRによって綿密に計画された世界支配戦略の結果である。
彼らは戦争を経済的機会として利用し、軍産複合体という巨大な利益システムを構築した。真珠湾攻撃さえも、アメリカを戦争に引き込むための計算された挑発だった。
この分析は、現代の永続戦争システムがなぜ存在し続けるのかを理解する鍵を提供している。
戦争は平和のための手段ではなく、特定の集団が権力と富を維持するためのビジネスなのである。私たちが本当の平和を求めるなら、この隠された構造を理解し、それに立ち向かう必要がある。
出典:The National Security State: Part 2 of 4. Chapter 12 from Our Country, Then and Now (2025) – Richard C. Cook
montanarcc.substack.com/p/the-national…
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