「超過死亡」の向こうに

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ワクチンによる脳内血種 コロナワクチン

「超過死亡」の向こうに

統計的に予測された以上の死亡が発生する場合を「超過死亡」と呼ぶ

コロナ騒動を通して「超過死亡」という言葉を幾度か耳にされた方もいるのではないでしょうか。今回はその超過死亡について改めて触れていきたいと思います。

本来の超過死亡とは、特定の期間における実際の死亡者数が過去のデータやモデルに基づく「予想死亡者数 (基準死亡率) を上回る現象」を意味します。ここでの予想死亡者数は、過去数年間の死亡率や人口動態、季節性、感染症の流行状況などを考慮して算出されます。しかしながら、そもそも超過死亡者数とは基本的には仮説であり、その数値も絶対的なものではなく、また必ずしも一つの数値には定まりません。

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図1
Scherb and Hayashi (Med Clin Sci. 2023) Annual All-Cause Mortality Rate in Germany and Japan (2005 to 2022) With Focus on The Covid-19 Pandemic; Hypotheses And Trend Analysesより

振り返ると、日本では東日本大震災があった2011年から約2年に渡って目に見える規模での超過死亡が起こりました。しかしその後、コロナワクチン接種が始まった2021年以降からは東日本大震災時をはるかに越える規模の超過死亡が発生しているのです (図1)。

そしてまた興味深い事実としては、「新型コロナパンデミック」が始まりコロナ感染者の発生で世間が大パニックに陥っていた2020年では日本の総死亡者数はむしろ減少しているのです。

本来人間の命とは有限なものであり、毎年亡くなる方は実際おられます。しかしながら、その亡くなる人の数が年々増加していく傾向を「予測された」「当然」のものとして捉え、その予測を越えた死者を超過死亡と呼んでいるのです。では、亡くなる方が年々増加するというのは高齢化などによる自然現象なのでしょうか?あるいは人為的な影響も関わっているのでしょうか?いずれにせよ私自身としては、この超過死亡という考え方そのものについてはいくつかの疑問を持っているのです。

疑問1
2020年以降のコロナ騒動下における超過死亡とは、世界的にも新型コロナウイルスが原因として扱われる事が多いのですが、実際のところ日本では「新型コロナウイルスパンデミック」が始まった2020年には総死亡者数は増えてはおらず、むしろ減少傾向でした。そして日本における超過死亡の大規模な増加傾向は事実上「コロナワクチン接種」が開始してから始まっています。

疑問2
超過死亡の算出において、超過死者数は予測死亡の傾きの設定次第で著しく変動します。では、そもそもその予測死亡の正しさ自体とはどのように担保されるのでしょうか?

疑問3
グラフの全体を通し、なぜ総死亡者数が上昇傾向になっているのでしょうか? また、死亡者数が毎年増え続けるのは「当然」の事なのでしょうか? そしてその理由としては「日本は高齢化社会であり、高齢者が増え続けているから」といった単純な視点の話なのでしょうか?

疑問4
「超過死亡」の基本概念そのものが「死亡者が毎年増えていくのは自然な事であり不可避である」という先入観をもたらしているのではないでしょうか?

疑問5
過剰医療によるゆるやかな「医療介入による不必要な死」そのものが、はるか以前から存在し続けてきた可能性があるのではないでしょうか?

疑問6
例えば巨大震災のような激甚的な災害や局地的な戦争など、一過性の死亡者の増加を検証するためには超過死亡の手法は有用であるかもしれません。しかしながら、長期に渡る死亡者の増加の判断には不向きであると私は考えます。例えば仮に、長期間に及ぶ犯罪的なジェノサイドが行われたような場合、超過死亡の考え方をもって説明する事は可能なものなのでしょうか?

疑問7
コロナワクチン接種開始後から始まった総死亡者数の上昇は、今現在までに至るまで続いています。そのため、この値だけによって「予測死亡」を推定しようとすると、将来的には「超過死亡」そのものが無くなってしまう事態になるのではないでしょうか?つまりコロナワクチン接種開始後に始まった大規模な超過死亡が数年後には予測死亡に含まれるようになり、本来超過死亡と扱われていたケースがそのうちには「当然のもの」と扱われる恐れがあるという事なのです。

疑問8
疑問7とも重複しますが、もし超過死亡数のみを問題視するならば、最終的には「超過死亡が無くなればそれで良し」とすらなってしまうでしょう。


事実上、コロナ騒動に続くワクチン被害とは史上最大級の医学スキャンダルであり、これを今までの「常識」のみで解釈する事自体が困難です。そしてまた、慣例的な超過死亡の計算式のみに固執すると、コロナ騒動における大量死の真の全体像がかえって見えなくなってしまう恐れがあるのです。ここで重要な事とは、コロナワクチンの接種開始前と開始後を分けて考える事でしょう。なぜなら我々が本当に知りたいのは、単なる超過死亡ではなく「実際にどれ程の人がコロナワクチンのために命を落としたのか」だからです。

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