日本のタワーマンション(タワマン)においても煙突効果(スタック効果)は発生する可能性が十分にあります。
煙突効果は、建物内外の気温差と建物自体の高さによって生じる物理現象です。
煙突効果が発生する理由
温度差: 暖かい空気は冷たい空気よりも軽いため、上昇しようとします。
タワーマンションでは、冬場に建物内の空調で暖められた空気が、外の冷たい空気よりも軽くなります。
建物の高さ: タワーマンションは非常に高いため、この上昇気流が発生・持続するための十分な空間(吹き抜け、階段室、エレベーターシャフトなど)が存在します。
具体的な影響と対策
煙突効果自体は自然な現象ですが、以下のような影響が出る場合があります。
玄関ドアの開閉が重くなる:
低層階では空気が建物内に吸い込まれるため、ドアを開ける際に強い力が必要になることがあります。
隙間風:
低層階のドアや窓の隙間から冷たい外気が侵入しやすくなります。
火災時の煙の拡散:
最も懸念される点の一つです。火災が発生した場合、煙がこの上昇気流に乗って高層階へ急速に広がってしまう危険性があります。
そのため、近年の日本のタワーマンションでは、設計段階で以下のような対策が講じられています。
防火区画(防煙区画)の設定:
複数階ごとに区画を区切ることで、煙の垂直方向への移動を遅らせます。
加圧防煙システム:
階段室やエレベーターホールに空気を送り込み、陽圧にすることで煙の侵入を防ぎます。
回転ドアの使用:
エントランスで回転ドアを使用することで、外気の流入を抑えます。
結論として、日本のタワーマンションもこの物理法則の例外ではなく、適切な設計・対策が施されています。
瞬く間に立ち上る炎と煙 香港マンション火災
香港の高層マンションの大規模火災
うわーまさか足場が竹でできてて防護ネット?
と共に燃え広がったのか?
何故中国や東南アジアの足場が竹かというと鋼製の足場の金より職人が落ちて亡くなった時の慰謝料の方が安いからと大学で建築学んでる時聞いた記憶が…..
高層マンションの屋上からこんな炎が立ち上がるなんて煙突みたいなエレベーター昇降路とか吹抜けがある階段の最上階部分が崩壊してるのか…..こんなんじゃ周りにも燃え広がるのは当然x.com/sputnik_jp/sta…
香港の高層マンション群の大規模火災マンションの平面図だけどこういう囲われた縦に伸びる空間があると煙突効果で上昇気流がすごくなって燃え広がるとかあるのだろうか。階段には吹抜けは無かった。


竹は発火点が高いから、一般の木材と比較したら燃えにくいが、耐火性はない。



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