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マグネシウムの摂取量が減ることで、疲れやすいからだとなり、甘いもの中毒に陥ってしまいがちな現代人

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疲労感を感じる 医学
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マグネシウムの摂取量が減ることで、疲れやすいからだとなり、甘いもの中毒に陥ってしまいがちな現代人

クエン酸回路がうまく回転しないためにエネルギー不足となり疲労感をもたらす。

クエン酸回路(TCA回路)を正常に動かすために不可欠なマグネシウムの摂取量が現代の食生活において減少傾向にあるそうです。 

 

クエン酸回路(TCA回路・クレブス回路とも呼ばれる)とは、細胞内のミトコンドリアで行われる重要な代謝経路のことで、糖質や脂質などの栄養素を酸素を使って水と二酸化炭素に分解し、細胞のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)を効率よく作り出すためのサイクル。クエン酸が最初の物質として関わることからこの名前で呼ばれ、疲労回復やエネルギー生産に不可欠な役割を果たしている。

 

図の引用元:

 

マグネシウムが不足するとこの回路がスムーズに回らなくなり、エネルギー不足や疲れやすさの原因となる。 
 

■マグネシウムとクエン酸回路の関係
クエン酸回路におけるマグネシウムの役割
マグネシウムは、クエン酸回路内の複数の重要なステップで補酵素(サポート役)として働いている。
 

酵素の活性化: 回路内の「イソクエン酸デヒドロゲナーゼ」などの主要な酵素を活性化させ、反応を促進する。
ATP合成の必須要素: 回路の最終目的であるエネルギー分子「ATP」を合成・活用する際には、常にマグネシウムが結合した状態(Mg-ATP)である必要がある。
 

ビタミンB群のサポート: クエン酸回路に欠かせないビタミンB1などが体内で働く際にも、マグネシウムがその活動を支えている。
 

■摂取量が減っている主な理由

農作物自体の含有量低下

土壌の変化

化学肥料の多用や長期間の耕作により、土壌中のミネラルバランスが崩れ、野菜が土から吸収できる栄養素が減っている。

品種改良と「緑の革命」: 収穫量を増やすための品種改良が進んだ結果、成長スピードは上がったが、一株あたりの栄養密度が希釈(希釈効果)されてしまう傾向がある。

旬の変化: 現在はハウス栽培などにより一年中野菜が手に入るが、旬を外れた時期に収穫される野菜は、本来の旬の時期に比べて栄養価が数分の一に留まることがある。

 

食生活の変化

穀物の精製: かつて主食から摂取していた大麦や雑穀などの全粒穀物を食べなくなり、精製された白米や小麦粉が中心になったことで、マグネシウムの摂取機会が激減しました。
精製塩の普及: ミネラルを含まない精製塩(食塩)の使用が増え、天然塩に含まれていたマグネシウムを摂取できなくなっている。
加工食品の増加: 食品の加工過程でマグネシウムが失われることが多く、外食やレトルト食品中心の生活では不足しがち。 
 

■不足するとどうなるか
クエン酸回路が停滞するため、食べた栄養を効率よくエネルギーに変えられなくなる。 疲労感・だるさ: エネルギー産生効率が落ち、疲れやすくなる。
 

代謝の低下: 糖や脂質の代謝がスムーズに行かなくなり、太りやすくなったり血糖値に影響が出たりすることがある。 
 

■クエン酸回路を活発にするには

マグネシウムが豊富な海藻、豆類、ナッツ類を積極的に摂るほか、マグネシウムの吸収を助けるクエン酸を含む食品(梅干しやレモンなど)を一緒に摂るのが効果的。 

 

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