【総選挙】「自民党の最新情勢調査」で、自民の獲得議席が「新聞の予想議席」を大きく下回っている理由
ネット調査の内容が色濃く反映されている
自民党「最新の情勢調査」の数字
高市政権の今後を左右する衆院選の投開票日が8日に迫っている。
報道各社による情勢調査では自民党が高市人気の中で優位に立ち、一方で中道改革連合は大苦戦していると報じられているが、実際の結果はどうなるのか。
その議席の行方を暗示するかのように、永田町では自民党が実施したとされる最新の情勢調査が出回った。
1月28日から2月1日の5日間にわたって実施されたその調査では、自民党が選挙前の198議席から大きく伸ばして257議席となり、一方で、維新は現在の34議席を維持するとされている。
自民党が躍進することには変わりはないが、報道各社が報じている「自民、単独過半数の勢い(読売新聞)」「自維3分の2うかがう(毎日新聞)」などと比べると、少し控えめな数字と言えるかもしれない。
実はこの差には理由がある。
自民党関係者は語る。
「自民党の情勢調査はコンピューターで無作為に生成した固定電話や携帯電話の番号に電話をかけて投票先を聞く、オーソドックスな方法を取っている。一方で、マスコミ各社はヤフーやNTTドコモなどと連携して、そのユーザーに幅広く調査するネット調査も組み合わせているため、数字が変わってくるみたいだ」
確かに、情勢調査において、固定電話を含む電話調査では高齢者層の回答が多くなるため、長年にわたって同じところに投票しているような組織票や固定票が強く出やすいと言われ、反対にネット調査では、若年層の回答が多くなるため、浮動票や無党派層が強く出やすいと言われている。
もちろん、こういった情勢調査は実際の年齢ごとの人口の割合と同じになるように補正をかけている場合も多いが、それにも限界がある。
「今回の選挙戦では高市首相が若年層を中心に人気があるため、電話調査のみの自民党調査ではそうした声が拾いきれておらず、報道各社のネットを組み合わせた情勢調査のほうが自民党に強く出ているのだろう」(自民党関係者)
天候の影響
実際の結果は自民党調査と報道各社の調査、どちらに近づいていくのか。
普通に考えれば、報道各社のほうが若年層や浮動票の傾向もきちんと掴んでいるため、実態に近い情勢を示しているとみられるが、その中で各陣営が気がかりになっているのが投票日の天気だ。
投票日である2月8日は、日本海側を中心に大雪となり、関東も積雪のおそれがあると報じられている。
一般的に選挙戦では、悪天候になると浮動票や無党派層の投票が弱くなると言われているが、今回の結果にも影響を及ぼすのか。
与野党の各陣営では投票日の票の出方が弱くなることを見越して、期日前投票のお願いを有権者に対して強めている。
苦戦が報じられている中道候補の陣営関係者も「結果は投票箱の蓋が開くまで分からない」と固唾をのみ込む。
最終的な議席の行方は一体どうなっていくのか。
緊迫化した選挙戦が、最終盤まで繰り広げられている。



コメント