品川駅高輪口で異変。周辺のビル・商業施設が続々と閉店していた! 果たして何が起きている?

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高輪周辺再開発ビジョン 政治・経済

品川駅高輪口で異変。周辺のビル・商業施設が続々と閉店していた! 果たして何が起きている?

忍び寄る再開発の足音駅前のビルに異変が!

品川駅といえば東京都港区にあり、JR東日本とJR東海、JR貨物、京急が乗り入れる、ターミナル駅。将来的には、リニアモーターカーの新駅もできる予定だ。

JRの1日平均乗車人数は約38万人でこれはJR東日本エリア内だと第5位。港南口を出ると大手企業がオフィスを構える品川インターシティにつながり、反対の高輪口には、品川プリンスなどのホテル群が並ぶ。通勤ラッシュ時の駅はお祭りさながらの大混雑で、いかにこの駅が人々の生活を支えているか、わかるというものだ。

品川駅の高輪口。反対側の港南口に比べると、レトロな雰囲気が漂う。JRだけではなく京急線も乗り入れていて、鉄道だけではなく空路の玄関口としても機能する。
品川駅の高輪口。反対側の港南口に比べると、レトロな雰囲気が漂う。JRだけではなく京急線も乗り入れていて、鉄道だけではなく空路の玄関口としても機能する。
駅前にはプリンス系のホテル、シナガワグースなど、いくつものホテル、飲食の複合施設が建ち並ぶ。
駅前にはプリンス系のホテル、シナガワグースなど、いくつものホテル、飲食の複合施設が建ち並ぶ。

さて、そんな品川駅の高輪口に、再開発の足音が近づいているという。実際には何が起きているのか確かめるため、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されてから、現場に足を運んでみた。

まず気になったのが、高輪口を出て右に進むとすぐさまある1階がパチンコ店のビル、「京急第10ビル」。ビルの入り口には柵が張り巡らされてあり、今年5月から来年5月末にかけて、解体・石綿除去等の工事をするお知らせが。

実はこのビル、築年数は40年を超えているが、駅から徒歩1分の立地を生かし、地下や地上階には飲食店が多数あり、どれもが繁盛していた。それがいまや、もぬけの殻に近い状態。実際のところ、テナントの退去に所有者の京急は相当苦労したようで、立ち退きに応じないテナントに対しては、建物明け渡しの訴訟を東京地方裁判所に申し立てている。とはいえ、やっとここまで話は進み3月をもって閉館、解体することに。

京急第10ビルの外観。ぱっと見でも老朽化の目立つビル。テナントの退去はほぼ終わっていて、あとは解体を待つばかりか?
京急第10ビルの外観。ぱっと見でも老朽化の目立つビル。テナントの退去はほぼ終わっていて、あとは解体を待つばかりか?

一方、高輪口を出て左に進むとすぐある商業施設が「ウイング高輪EAST」だが、こちらも今年3月31日をもって閉館したとのアナウンスが。

1階にはシップスやハーブスなどの有名店、地下にも京急ストアや惣菜店などがあり、近隣住民は重宝しただろう。ちなみに、この京急ストアは1933年にオープンした第1号店。品川駅にはJR初のコンビニ「NEWDAYS」もあったが、こちらも品川駅の改装のため閉店していて、奇しくも日本初の小売店2店舗が姿を消すことになった。

イング高輪EASTの外観。京急の改札隣にあり、ある意味、高輪口のランドマーク的存在だった。
イング高輪EASTの外観。京急の改札隣にあり、ある意味、高輪口のランドマーク的存在だった。
ビル所有者の京急による閉店の告知がビル入り口に貼られていた。長い歴史に幕を閉じた格好だ。
ビル所有者の京急による閉店の告知がビル入り口に貼られていた。長い歴史に幕を閉じた格好だ。

さらに、ウイング高輪EASTに沿って御殿山方面に歩くと京急の高架下にあったのが、「品達品川」だ。同施設は2004年に「品達ラーメン 麺達七人衆」としてオープンしたフードテーマパークで、06年には隣に「品達どんぶり五人衆」がオープン。16年に両施設は統合して営業していた。

ここには、「なんつっ亭」や「蒙古タンメン中本」「ゴーゴーカレー」など、全国から集まったラーメン・どんぶりの名店がテナントとして入っていて、食事時には各店舗は行列ができることもしばしば。ところが、ここも3月いっぱいを持って閉店していた。

閉店した品達品川の様子。有名ラーメン店が軒を連ねたフードパークとして、高い人気を誇っていた。経営は京急開発。
閉店した品達品川の様子。有名ラーメン店が軒を連ねたフードパークとして、高い人気を誇っていた。経営は京急開発。

京浜急行本線は立体交差事業を推進
品川駅周辺の景観は大きく変化!

品川駅高輪口を挟んで両方にある、京急が所有するビルが解体・閉館したわけだが、なぜだろうか。その答えは、品達品川に貼ってある知らせでわかった。なんと、同所やウイング高輪EAST、京急第10ビルは京急本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)の立体交差事業の都市計画事業として認可を受け、今後工事に着工するため閉店したのだ。

品達品川に貼ってあったお知らせによると、今後同所では、京急本線の立体交差事業が進められるという。そのための閉館で、今後はウイング高輪EASTとともに解体される見通し。
品達品川に貼ってあったお知らせによると、今後同所では、京急本線の立体交差事業が進められるという。そのための閉館で、今後はウイング高輪EASTとともに解体される見通し。

同事業は東京都が主体になり進めるもので、事業費1247億円を投じ、今年度から29年度にかけて実施。泉岳寺駅から新馬場駅まで計3カ所の踏切をなくすのが目的だ。これにより踏切遮断がなくなるので、道路・鉄道それぞれの安全性が高まる。さらに、現在は高架上にある京急品川駅を地平化し、2面3線から2面4線化する計画。京急品川駅がJRと同じ高さになると、両駅の行き来がスムーズになる。そして、品川駅から新馬場駅までの約1.0㎞は高架になる。事業期間は今年度から2029年度までだ。

これだけではない。国土交通省は高輪口を出たエリアで「国道15号・品川駅西口駅前広場整備事業」を進めている。同事業は品川駅北口の国道15号線上に人工の地盤を作り、次世代型交通ターミナルや商業施設を道路上に建てる計画だ。これに伴い、シナガワグースなどは解体されるという。

国道15号・品川駅西口駅前広場の将来ビジョン。国道の上に商業施設や広場などが整備される予定だ。 出典:東京国同事務所ホームページ
国道15号・品川駅西口駅前広場の将来ビジョン。国道の上に商業施設や広場などが整備される予定だ。
出典:東京国同事務所ホームページ

様々な再開発プロジェクトが進行する品川駅の高輪口近辺。駅前の風景は、どんどん変わっていくだろう。隣には高輪ゲートウェイ駅も開業し、品川開発プロジェクトにより両駅はシームレスにつながっていくこともわかっている。近い未来、近未来の都市が出来上がっているに違いない。同エリアの先には先述の新馬場、青物横丁といった旧東海道沿いの下町エリアも広がる。こういった土地の資産価値にも影響するのではないだろうか。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

マイコメント

いったい何が起きているのだろうか?

例のスーパーシティ構想の流れなのだろうか?

品川駅前にあるプリンスホテルには若いころよく行っていたものです。

当時はボーリングブームであり、ホテルの1階には大きなボーリング場があり

社内のボーリング同好会が主催するボーリング大会を開くときには決まって

このホテルのボーリング場を利用してました。

もっともボーリングはへたくそと言った方が早いくらいでしたが、ボールを

投げているときが楽しかったし、たまにスコアでいい点数が出たりすると

うれしかったので数年続けていました。

そんな高輪周辺の再開発が進むとあって複雑な心境ですが何となく東京都内では

新宿の歌舞伎町も含め再開発の流れが加速しているようです。

これから何をしようとしているのか?またこれに関連して日本の未来像をどの

ように描いているかがこの構想の進み方次第で明らかになっていくと思います。

参考→高輪ゲートウェイ周辺開発が本格始動。2024年のまちびらきへ都市計画決定

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