抗体依存性免疫増強(ADE)…? : それまで一人の死者もなかったアメリカの老人養護施設で、ワクチン接種後から凄まじい率(24/193)で死者が発生し続けている

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コロナワクチン ワクチン

抗体依存性免疫増強(ADE)…? : それまで一人の死者もなかったアメリカの老人養護施設で、ワクチン接種後から凄まじい率(24/193)で死者が発生し続けている

今回書かせていただくことは、アメリカの報道を翻訳してご紹介させていただくということだけであり、それがどんなことを意味しているかを述べようとするものではないです。まして、ワクチンの是非に言及するものでもないです。

過去に複数種のコロナウイルスワクチン研究で発生していたADEとは

以前、以下の記事で、「抗体依存性免疫増強(ADE)」というものを懸念している医学者や科学者たちの話などを書きました。

緊急事態宣言やワクチンでの抗体の実態が示唆する「終わらない輪廻」の構造
投稿日:2021年1月6日

この記事で、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授である宮坂昌之さんによる『新型コロナ 7つの謎』という著作のことにふれました。宮坂教授は著作の中で、ADE について、わかりやすく書かれています。その部分から一部を抜粋したいと思います。

前提として、ウイルスに対して体内で作られる抗体には、

善玉抗体 (ウイルスを殺す、働きを止めるなどの性質を持っている / 中和抗体)
悪玉抗体 (ウイルスの感染性を強めてしまい、病気を悪化させる抗体)
役なし抗体 (ウイルスに対して、まったく働かない抗体)

があるとのことです。

一般的にワクチンというものは、当然ながら、ウイルスを殺す「善玉抗体」が作られることを想定して開発されるものですが、ところが、コロナウイルスの場合は、過去の研究では「やや異なる」ようなのです。

ここからです。

宮坂昌之 著『新型コロナ 7つの謎』より

場合によっては、ウイルス感染あるいはワクチン接種によって抗体ができると、かえって感染をを促進するような抗体、悪玉抗体ができる場合もあります。これは、ネココロナウイルス感染で確認されたことです。

ネコのコロナウイルスは強い消化器症状を起こすので、ペットの飼い主の求めに応じてワクチンが作られました。

しかし、そのワクチンを接種したネコでは感染予防効果がほとんど見られず、ウイルスが感染したときにはかえって症状が重くなったのです。

調べてみると、抗体はできていたのですが、その抗体がウイルスに結合すると、ウイルス・抗体複合体が食細胞に取り込まれるようになり、その結果、食細胞が感染して、感染が全身に広がるという抗体依存性免疫増強(ADE)という現象が起こっていたのです。

さらに、このときには食細胞が過剰に活性化されて、種々の炎症性サイトカインが大量に放出され、これが炎症を悪化させる原因の一つにもなっていたようです。

つまり、感染を促進させて、炎症を悪化させる現象である ADE の原因となったのは。悪玉抗体だったのです。

実は、このような現象が、新型コロナウイルスの近縁である SARS-CoV (SARSの原因ウイルス)のワクチン開発中にも観察されていました。

このように、 ADE という現象は、これまでに複数種のコロナウイルスで観察されていることから、今回の新型コロナウイルスに対するワクチン開発についてもこのような現象が起きる可能性があり、懸念されることです。

ここまでです。

ここに出てくる「食細胞」とは、細胞性免疫を担い、外来の微生物などの異物を文字通り食べて破壊するもので、以下のようなものがそれに該当するようです。

・マクロファージおよび単球
・好中球
・樹状細胞

過去のコロナウイルスの研究では、コロナウイルスの場合、ワクチンに対して、

> ウイルス・抗体複合体が食細胞に取り込まれる

つまり、ウイルスと悪玉抗体が共に細胞に取り込まれるようになり、

> その結果、食細胞が感染して、感染が全身に広がる

ことにより病気が悪化し、抗体依存性免疫増強(ADE)という状態に至ることが説明されています。

簡単にいえば、ワクチンを打たなければ症状が悪化しなかった人(ネコ)たちが、ワクチン接種後にコロナウイルスに曝露した際、感染の症状が極度に悪化したということです。

これは、欧州医薬品庁に「新型コロナワクチンのすべての研究の即時停止を求める緊急申請」を停止湯津した元ファイザーの科学ディレクターも同じことを伝えています。こちらの記事で少しふれています。

緊急申請書には以下のように書かれています。

いわゆる「非中和抗体」の形成は、特にワクチン接種後に実際の「野生の」ウイルスに直面した場合に、過剰な免疫反応を引き起こす可能性がある。このいわゆる「抗体依存性感染増強(ADE)」 は、たとえば猫でのコロナワクチンの実験から長い間知られている。

これらの研究の過程で、最初にワクチン接種に十分耐えた猫たちは、野生のコロナウイルスに曝露したあとに死亡した。

この「非中和抗体」というのが、宮坂教授が書かれている「悪玉抗体」ということになるようです。

もちろん、こういうことが現在のコロナワクチンでも起きると言っているわけではなく、

「その可能性を排除できない」

とファイザーの元科学ディレクターは述べているわけで、宮坂教授も著作で、

> このような現象が起きる可能性があり、懸念されることです。

と記しており、可能性という点については、かなり考えられることであるものなのかもしれません。

この ADE による症状の悪化は、ワクチン接種後の短期間に起こるアレルギー症状や副反応とは関係のないものです。アレルギー症状や副反応があろうがなかろうが、その後の問題としてあらわれてくるものだと思われます。

 

さて、先日、アメリカの元共和党議員であるロン・ポール氏のサイトを見ていましたら、以下のようなことが伝えられていました。本文ではナーシングホームとなっているのですが、これは日本の特別養護老人施設と近いものですので、この言葉を使わせていただきます。

 

新型コロナウイルスによる死亡がゼロだった特別養護老人施設で、住居者にコロナウイルスのワクチンを接種してから、死亡者が次々と出始めた

A Nursing Home had Zero Coronavirus Deaths. Then, It Vaccinates Residents for Coronavirus and the Deaths Begin
ロン・ポール研究所 2021/01/10

ニューヨーク州オーバーンにあるセントアンソニー特別養護老人施設(ナーシングホーム)の人々の間では、事態は、普通に考えられることと逆行しているようだ。

人々に予防接種をおこなうことは、新型コロナウイルスによる死亡を減少させるためか、流行を終わらせるためということになっている。

しかし、この特別養護老人施設では、住居者たちがコロナウイルスのワクチン接種を受け始めた後から、初めて死者が発生しだしたと報告されている。

医療ジャーナリストのジェイムス・T・マルダー氏によれば、12月29日まで、この特別養護老人施設で新型コロナウイルスによる死亡例はなかったと書いている。

同施設で新型コロナウイルスによる居住者の死亡が発生し始めた12月29日は、同施設の居住者たちが新型コロナウイルスワクチン接種を開始してから 7日後だった。これまで、施設の居住者の 80%がワクチン接種を受けていることが明らかになっている。

マルダー氏は、12月29日から 2週間足らずの間に、300床のこの施設でコロナウイルスに感染した 24人の居住者が死亡したと述べている。

この奇妙なタイミングは単なる偶然なのだろうか。

ここまでです。

このニューヨーク州の特別養護老人施設では、12月22日からワクチン接種が開始されたそうなのですが、それまで住居者の中に新型コロナウイルスで死亡した人はひとりもいなかったのが、ワクチン接種後 7日目頃から次々と死者が出始めたということになります。

300床の施設で 24人が亡くなるというのはかなりの数字ですが、記事では「これは単なる偶然なのだろうか」とありますが、どうなのだろうということですね。

居住者の正確な数としては、元の報道に「 193人の居住者(80%)が接種を受けて」とありますので、施設の住居者の総数は、およそ 250人程度だと思われます。

短期間で 250人のうちの 24人が死亡するというのは、高齢者という部分を差し引いても、驚くべき死亡率ではあります。

もちろん、これが ADE だと言っているわけではありませんが、ただ、もしこれを読まれている医療関係の方々がいらっしゃるとするならば、どのようなお考えになるのだろうなということもあり、ご紹介させていただいています。

仮に……ですけれど、そういうような可能性が少しでもあるとするならば、今後世界では……という懸念……というより、恐怖の時代の到来を少し思い描いてしまいます。

参考までに、元の報道記事も翻訳して掲載させていただきます。

もしかすると、想像以上に憂鬱な状態にこれからの世界は突入してしまうということなんでしょうか。


ニュヨーク州オーバーンの特別養護老人施設での Covid-19 の発生により、137人の住居者が感染し、24人が死亡した

Covid-19 outbreak at Auburn nursing home infects 137 residents, kills 24
syracuse.com 2021/01/09


セントアンソニー・ナーシングホーム

 

2週間前に始まったカユガ郡の養護施設での Covid-19 の発生により、137人の住民が感染し、そのうち 24人が死亡した。

ニュヨーク州オーバーンのセントアンソニー養護施設での新型コロナウイルスの発生は、12月21日から始まったと 300床の特別養護施設(ナーシングホーム)を運営する同施設のの役員であるジュリー・シーディ氏は言う。

施設で働くスタッフは 47人が陽性だった。

シーディ氏によると、発生が始まって以来、21人の居住者が施設で死亡し、3人が病院で死亡した。

施設での最初の 3人の死亡が 12月29日に報告されるまで、カユガ郡では特別養護施設での Covid-19 による死亡はなかった。カユガ郡にある他の 3つの特別養護施設では Covid-19 による死亡は報告されていない。この施設でだけ死亡例が発生している。

カユガ郡内の Covid-19 の総死亡者数は、12月21日の 13人から 1月7日には 44人に増加した。この特別養護施設での死亡は、カユガ郡全体の Covid-19 による死亡者の 54%を占めている。

パンデミックが始まって以来、カユガ郡では 3,650 件の Covid-19 症例が確認されており、これらの症例のほぼ半数が 12月21日以降に報告されている。

シーディ氏によると、施設の従業員が居住者と接する際には​​常にガウン、手袋、フェイスシールドを着用しているという。また、施設では  Covid-19 の陽性と判定された居住者をフロアから隔離している。

シーディ氏によると、この養護施設は、ニューヨーク州保健局が定めたスケジュールに沿って居住者を検査しているという。同施設はまた、毎週従業員に対して検査をおこなっている。州保健局の感染管理対策の調査では、同施設の管理体制に欠陥は発見されなかったという。

この養護施設では 12月22日に居住者へコロナワクチンの予防接種を開始した。

これまでに 193人の居住者(80%)と 113人のスタッフ(スタッフの半分未満)が予防接種を受けている。同施設では 1月12日にさらに予防接種を行う予定だ。


 

ここまでです。

先ほどの ADE というもののメカニズムを知ってから、この報道を読みますと、単なるアメリカの地方記事というより、これから起き得ることとして、「ものすごい何かを感じる」報道内容に思えます。

ブログ地球の記録では、中国シノファームのワクチンについてふれています。以下の記事です。

中国シノファーム製コロナワクチンの「副反応の全リスト」が中国の専門家の投稿により判明。記載されている副反応は73種類
投稿日:2021年1月12日

中国のワクチンがどのようなメカニズムなのかはわかりませんが、急ピッチで開発したという点においては、アメリカなどと同じとも言えます。

コロナワクチンは、各国で緊急承認という政策がとられていまして、インドなどでは、臨床試験前のワクチンさえ緊急承認されています。

この世はこれから一体……。

コメント

  1. マリー より:

    ワクチン接種で死者がでた。ワクチン危険ですね。これから始まる日本のワクチン接種すごく不安です。テレビ、雑誌ではワクチン危険だととりあげていってワクチン打たない方向に変わってほしいです。会社で同僚にワクチンを打つかと聞いてみたらワクチンは副作用がでるから打たないと言ってました。その人はインフルエンザのワクチンも打ってないと言ってました

    • hide229406 より:

      マリー 様

      会社の同僚の方がおっしゃるように打たないようにしましょう。
      それがいちばん安全です。

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