特別会計は究極の裏帳簿である⇒逆マネーロンダリング、一般会計予算の大半は特会へ

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特別会計は究極の裏帳簿である⇒逆マネーロンダリング、一般会計予算の大半は特会へ

最高の政府のマネーロンダリングシステム

  特別会計は究極の裏帳簿である⇒逆マネーロンダリング、一般会計予算の大半は特会へ:日本が自滅する日 殺された石井 紘基 (著) より
 
tennsi21 ( 58 東京 会社員 ) 14/09/18 PM09 
通常「マネーロンダリング」とは、麻薬売買など犯罪で儲けた汚いカネをきれいなものに見せかけるための「洗浄」行為をいう。日本の財政では、それと逆のような操作が行われている。

・税金や社会保険料として集めたお金が「きれいなカネ」であることはいうまでもない。それを使うにあたって、その大半を特別会計という裏帳簿に入れる。つまり税や保険料の大半を、見えない裏帳簿に入れ、「汚染」させて使うのである。~使途不明金になるわけですね。

これを平成一一年度の予算でみると、なんと一般会計の七割を特別会計に繰り入れた。一般会計予算は八一兆八六〇〇億円であった。そのうち特別会計を通して使われた五八兆円の内訳は国債償還費二〇兆円、前年度不足分一兆六〇〇〇億円、地方交付金一三兆五〇〇〇億円、公共事業費九兆八〇〇〇億円、社会保障等の補助金一六兆円のうちの一三兆円、などとなっている。

いったん特会のトンネルをくぐった公共事業費、社会保障費などは、大部分が補助金の形で地方公共団体や特殊法人、公益法人などを通して業者へと流れていく。それらの経路はすべてにおいて政治家とつながっており、金の流れは本流から傍流へ、傍流から支流へと消え去っていく。
日本が自滅する日 殺された石井 紘基 (著) より

以下全文 目次です。なんとネットで全文が読めます。
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目次
・序章 真の構造改革とは何か―「もう一つの日本」を直視せよリンク
 旗印の正しさだけでは改革はできない 14
 不良債権処理は最優先課題か 16
 特殊法人の安易な「民営化」は事態を悪化させる 17
 危機をもたらした真の原因は何か 20

・第一章 利権財政の御三家1特別会計、財投、補助金
・第一節 誰も知らない日本国の予算
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 本当の予算額は二六〇兆円 34
 税収二二年分の借金大国 38
 自分の借金を自分が引き受ける自家撞着国家 41

・第二節 究極の〝裏帳簿″特別会計
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 闇の世界で三三〇兆円を動かす特別会計 52
 逆マネーロンダリング、一般会計予算の大半は特会へ 56
 利権の巣窟 ― 道路特別会計 57

・第三節 官制経済を支える〝闇予算″財投
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 「財投」は「特会」「特殊法人」と不離一体 71
 複雑で無定見なシステム 72
 「財投」は市場の〝疫病神″ 77

・第四節 五〇兆円をバラ撒く補助金制度
 国民の金で国民を囲いこむ制度 86
 集金、集票の道具 89
 農水省の事務次官と技官、宿命の対決 92

・第二章 経済むしばむ〝官企業″― 特殊法人と公益法人など
・第一節 日本は官制経済の国だ
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 事業、開発のための法律が三〇〇 112
 GDPに占める公的需要は極端に大きい 113
 資本主義の仮面を着けた社会主義 115

・第二節 特殊法人は法的には幽霊だ
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 民間経済の上に君臨する特殊法人 122
 特殊法人は行政機関ではない7 124
 法が法を破壊している 126
  
・第三節 経済の〝ブラックバス″特殊法人の姿リンク
 世界一のゼネコン1日本道路公団 131
 子会社は儲かり、公団は大赤字 132
 世界一のディベロッパー ― 都市基盤整備公団 136
 世界一の住宅ローン会社 ― 住宅金融公庫 139
 論理無茶苦茶の「財テク」集団 ― 年金資金運用基金 142
 「公共の宿」をなくせ ― 簡易保険福祉事業団など 145
 四五五億円のホテル ― 雇用・能力開発機構 147
 〝水も漏らさぬ収奪″ ― 水資源開発公団 150
 巨額の不良債権を抱える ― 石油公団 153

・第四節 利権に利用される公益法人
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 公益法人とは何か 160
 天下り先の防衛に必死の防衛庁 162
 公益法人と政治家の関係 166
 勝手に国民の借金を増やす ― 民都機構 168
 経済無知から出たわざわい ― 第三セクター 169
 大規模開発の「夢の跡」 ― 苫東会社の解散 172
 もうひとつのあいまい法人 ― 認可法人 174
 地方も国の相似形 ― 地方公社 175

・第五節 就業人口構成にみる歪んだ姿
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 活力ある社会の人口構成とは 178
 官企業の就業人口は、なんと四〇〇万人 180
 農水系と官公需依存企業にも一三〇〇万人 182

・第三章公共事業という名の収奪システム
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・第一節 公共事業とは何か
 社会資本整備事業を独占する政府 188
 国会審議を締め出す公共事業計画 191
 「国民の声」を装う審議会 193
 〝借金″で行っている公共事業 195

・第二節 高速道、港湾、空港、農道の実態
 ラジコンの遊び場となった農道空港 200
 強引な乱開発「スーパー林道」 202
 狭い日本に一〇〇の空港 204
 羽田の国際線利用の道を塞ぐ国土交通省 207
 「一〇〇億円の釣り堀」を作る港湾建設事業 209
 大規模な自然破壊、諌早湾と中海の干拓 213
 本四連絡橋とアクアラインは質の悪い「犯罪」だ 214

・第三節 ダム建設という巨大なムダ

・第四章 構造改革のための二五のプログラムリンク
・第一節 官企業の全廃がもたらす経済の覚醒
 プログラム一 既得権益と闘う国民政権をつくる 238
 プログラム二 すべての特殊法人廃止を急ぐ 240

・第二節 権力の市場からの退却
 プログラム一二 特別会計、財投、補助金を原則廃止する 256
 プログラム一三 「開発」「整備」「事業」法を撤廃する 258

・第三節 国家予算の半減リンク
 プログラム一八 五年で予算規模を二分の一に縮小する 266
 プログラム一九 国債の新規発行をゼロにする 269
 プログラム二〇 「中高年一〇〇万人のボランタリー公務員制度」をつくる 
・第四節 品格ある「公務」の復活
 プログラム二三 「公務分限法」を制定する 275
 プログラム二四 行政監察を徹底し、会計検査院を強化する 277

・おわりに 284

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