2022年から遺体の血液に見出されている「ゴムのような奇妙な白い血栓」の詳細な成分が判明。
そして、2024年の報告数は前年よりもさらに増加していた。
2024年になっても白い血栓の報告は、なお増え続けている
遺体防腐処理の専門家(エンバーマー)たちから、「ご遺体の血液から奇妙な白い血栓のような物質が数多く見つかっている」ことが世界中から報告され始めたのは 2022年のことでした。
最初に記事にしたのは以下です。
・「血液がかつてとはまるで違うのです」:アメリカの遺体衛生保全者たちの話から明らかになってきた、現在起きている驚異的な現実
In Deep 2022年9月8日
血栓というと、何か微細な物質やゼリーのような感じを想像しますが、2022年から見出され始めたものは「全然異なるもの」です。
ややグロテスクかもしれないですが、以下のようなものです。アメリカの遺体防腐処理士が数々のご遺体から発見した繊維状の塊です。
遺体防腐処理士のリチャード・ハーシュマン氏が遺体から発見した繊維状の塊
Focal Points
このリチャード・ハーシュマン氏という方は、20年以上、遺体防腐処理を行っているエンバーマーの方ですが、2022年に報告された際には、
「こんなものはかつて見たことがありません」
と述べていました。
リチャード・ハーシュマン氏
thefocalpoints.com
エンバーマーたちの報告を総合すると、「こんなものはかつて見たことがない」白い物質は、おおむね以下のような性質があるようです。
血液中の白い物質の特徴
・血栓はゴム状、繊維状、白色で、数インチに伸びることが多く、動脈と静脈の両方に現れるが、これは非常に珍しいことだ。
・従来の血栓は柔らかくゼリー状で、通常は静脈内に限定される。しかし、これらの新しい血栓は耐久性があり、ロープ状になっており、従来の防腐処置を施しても分解が困難だ。
・ハーシュマン氏は、自身が防腐処理した遺体の 30~ 50%にこうした血栓が見られると報告している。この割合は変動するものの、依然として高い水準にある。現在、他の多くの防腐処理担当者も同様の報告をしている。
この白い物質が見つかり始めた 2022年というのは、コロナワクチンが全世界で展開された翌年だったこともあり、それと関係あるのではないかとする考え方もありましたけれど、それを決定付ける証拠は見つかっていませんでした。
そして、世界中のエンバーマーへの聞き取り調査「全世界エンバーマー血栓調査」というものも行われ続けていまして、2024年の結果をこちらの記事で少しご紹介したことがあります。
今月、さらに詳細に分析された記事がいくつか掲載されまして、そこでわかったひとつのこととして、
「2024年の白い繊維状の報告数は、前年からさらに増加していた」
のでした。
調査結果には以下のようにあります。全世界の 301人のエンバーマーからの聞き取り調査です。
2024年 全世界エンバーマー血栓調査より
・2024年には 83%(250人のエンバーマー)が遺体の中に大きな白い繊維状の塊を見たと報告しており、これは 2023年の 73%から増加している。
・こうした血栓は防腐処理された遺体全体のうち平均 27.5%で発見され、前年の 20%から増加した。
・遺体防腐処理担当者らは、Covid-19 ワクチンの導入と一致する 2021年以前にはこうした血栓を観察したことはなかったと述べた。
・また、78%の回答者が、約 22%の症例で「汚れた血液」または「コーヒーかす」と表現される微小凝固の兆候を見たと報告しているが、 2020年以前は 5%未満だった。
調査したうちの 80%以上のエンバーマーが、「この白い繊維状の物質を遺体の血液の中に見出したことがある」ことになります。
さらには、以下のような調査結果も記されていました。
40カ国以上の1,425人からの報告
・血液凝固の問題を抱える 1,294人(91%)は、少なくとも 1回の COVID-19 ワクチン接種を受けていた。
・2020年(ワクチン接種前)に報告された血栓症例はわずか 79件だったが、2021~ 2024年には年間 500件を超えた。
・血栓症例の 26% は接種後 6か月から 1年以上経過してから発生しており、血栓形成の遅延発症の理論を裏付けている。
・最も一般的な血栓の発生部位は、脚、肺、脳、心臓など。
・257人が血栓の外科的除去を必要とし、 242人が血栓関連の合併症で死亡した。
2024年になっても報告数が増加しているということは、「かなり遅れて、この白い繊維状の血栓のようなものが生じる」という可能性もあるのかもしれません。
言い換えれば、今後も血栓の問題が続く可能性もなくはないということになもなりそうです。
さらには、この白い繊維状の物質の成分の詳細も次第に判明してきています。以下はまた別の記事からの抜粋です。
白い血栓の正体
2022年の先ほどの記事でも、基本的な成分の分析はなされていましたが、今年になり、さらに詳細な成分がわかってきました。
白い血栓を構成する上位21の物質
thefocalpoints.com
一番多い濃い青で示されているのは、フィブリノゲン・ベータ鎖というもので、フィブリノゲンというのは血液凝固因子のひとつで、血小板やプロトロンビンとともに止血の中心的な役割を担うものだそうで、つまり血栓にも関係するものです。
フィブリノゲンには、アルファ鎖、ベータ鎖、ガンマ鎖の 3つがありますが、3つの違いは私にはよくわかりません。
白い物質の成分については以下のように報告されています。
白い血栓を構成する主要な物質
・血液中のリン濃度が極めて高く、正常範囲の 100~ 1,500ppm に対して、最大 4,900 ppmに達している。
・鉄、亜鉛、マグネシウムなど、通常、赤血球に豊富に含まれる必須血液元素が欠乏している。
・フィブリノゲン・ベータ鎖が優位に存在し、タンパク質含有量の 35%以上を占めているが、フィブリノゲン・アルファ鎖とガンマ鎖は大幅に不足しているか、ほとんど存在しない。
・完全な原線維は検出されず、モノマー(単量体)のみが検出された。これは、凝固タンパク質の重合が不完全であるか機能不全であることを示している。
・タンパク質をねじったり誤って折り畳んだりすることが知られているアミノ酸であるプロリン (この場合はスパイクタンパク質を保護する物質)が高濃度であることは、アミロイド(線維状の異常タンパク質)形成物質の存在と一致しており、mRNA ワクチンの修正されたコドン(核酸の塩基配列)に関連している可能性がある。
このうちのプロリンとかコドンとかが出てくる部分は、やや複雑なのですが、以下の記事の後半で翻訳した記事などをご参照いただければと思います。
・「メッセンジャーRNAではなく、これは modRNA」と知り納得する、巨大な人類への悪意とその顛末
In Deep 2023年4月25日
上に出てくる「アミロイド」というのは、説明によれば、
> 私たちの体を構成しているタンパク質の形や性質が変わり,水や血液に溶けにくい線維状の塊となった物質です。
amyloidosis-research-committee.jp
とあり、このような異常な状態が拡大しますと、やはり病的な状況につながります。
この成分の分析の記事には、白い血栓のこのアミロイドの高度な分析も行っていて、その一部には以下のようにあります。
・これらの血栓はプリオンのような働きをする可能性があり、単に異常に形成されるだけでなく、健康なタンパク質の誤った折り畳みを積極的に誘発し、それが連鎖反応で他のタンパク質の誤った折り畳みを引き起こす可能性がある。
ビタミン剤やサプリメントを購入・これらの誤って折り畳まれたタンパク質が蓄積すると、酵素による分解に抵抗し、免疫による除去を逃れ、血液を通じて全身を循環する可能性がある大きな粘着性の原線維を形成する。
こういうことが、白い血栓が形成されることと関係があるのではないかとしています。
なぜ、このようなことが起きたのかという推定は、以下のように書かれています。
何が白い血栓の原因なのか
合成スパイクタンパク質:
・スパイクタンパク質が発現すると、フィブリノゲンに結合して異常な凝固経路を促進すると考えられており、これは公開された研究で確認されている。
・電子顕微鏡で見ると、フィブリンはねじれ、結節状になっており、通常の血栓と構造が異なる。
脂質ナノ粒子(LNP):
・ワクチンに使われる mRNA 送達媒体には DSPC リン脂質が含まれており、 mRNA の放出時にリン頭部が露出する。
・これらの過剰リン酸化環境は、特にフィブリノゲンが豊富な血液において、異常な血栓形成の核形成点として機能する可能性がある。
修正されたコドンとプロリン置換:
・注射された合成 mRNA には、スパイクタンパク質を安定させるプロリンを多く含む配列が含まれているが、プロリンはタンパク質鎖のねじれや誤った折り畳みを引き起こすことが知られている。
・これは、これらの血栓に異常に高いプロリン含有量が見られ、通常の線溶(血栓を溶かすこと)に対して抵抗性があることを説明できるかもしれない。
厄介なのは、
「通常の検査では、このような特殊に生成された血栓を検出できない」
のだそうです。
血栓を検査するためには、Dダイマーという数値を調べる検査などがありますが、それではわからないのかもしれません。
なお、これらの結果は、まずは 6月に、テネシー州葬儀屋協会で発表されるとのことで、それと共に、全世界エンバーマー血栓調査も今後も継続されると見られます。
今後も白い血栓の報告数が増加するようなことがあるなら、なかなか厄介なことではあります。
もちろん、どれだけ、こういうことが判明していったとしても、世界中の公衆衛生当局が、それに対して反応する可能性はなさそうですが、それでも、体内で何が起きているのか、あるいは、何が起き続けているのか、がわかるだけでも、それはデータが何もないのとは違います。
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