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アルトマンがChatGPTの品質改善を指示、広告導入やAIショッピングツールなどは後回しへ

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アルトマンがChatGPTの品質改善を指示、広告導入やAIショッピングツールなどは後回しへ

グーグルGemini 3は脅威、OpenAIのアルトマンCEOが「コードレッド」を社員に発令

ザ・インフォメーションとウォール・ストリート・ジャーナルが米国時間12月2日早朝に報じた内部メモによると、アルトマンは社員に対し、ChatGPTを改善するため「コードレッド」を宣言すると伝えたという。

パーソナライズ機能や応答速度など、「日々の利用体験」を高めることに注力

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、アルトマンは社員に対し、パーソナライズ機能の改善、より速くより信頼性の高い応答、そして「より幅広い質問に答える能力」を含む、ChatGPTの「日々の利用体験」の改善に取り組むよう指示した。

またアルトマンは、ChatGPTへの広告の導入、AIによるショッピングツール、ChatGPTのパーソナルアシスタントであるChatGPT Pulseなど、他の計画中の施策を遅らせると社員に伝えたとされる。

ChatGPT部門トップは成長と直感的な体験を重視と投稿

OpenAIはこのメモについて公にはコメントしていないが、ChatGPT部門トップのニック・ターリーはXへの投稿で、「我々の現在の重点は、ChatGPTをさらに有能にし、成長を続け、世界中で利用範囲を広げること、そして、より直感的かつパーソナルな存在に感じられるようにすることだ」と投稿した。

ターリーはXへの投稿の中で、ChatGPTを「世界第1位のAIアシスタント」と宣言している。

また同氏は、OpenAIのチャットボットが「検索行動のおよそ10%を占めている」と主張したが、それがウェブ全体の検索の10%を意味するのか、別の指標なのかは不明である。

ChatGPTへの広告の導入はいまだ公にせず

報道内で延期が示唆された施策、例えばAIショッピングエージェントやChatGPT Pulseなどいくつかは、すでにOpenAIによって公表済みだ。一方同社は、ChatGPTに広告を導入する計画についてはまだ公表していない。ただこの点については、エンジニアのティボル・ブラホが、ChatGPTのAndroidアプリのコードの中に広告導入の可能性を示す記述を発見している

 

ザ・インフォメーションの報道は、OpenAIが現在、オンラインショッピング広告を含むさまざまなタイプの広告をテストしていることにも言及した。10月、アルトマンは広告の導入について「現時点での計画はない」と述べたものの、将来的なその可能性については否定しなかった。ターリーは8月、ザ・バージによるインタビューの中で、広告について「全面的な否定はしない」と述べ、ただし広告の導入は「非常に慎重に進め、趣味の良いものにする必要がある」と付け加えた。

アルトマンも称賛、グーグルのGemini 3が複数ベンチマークで競合を上回る

グーグルは11月、最新AIモデルのGemini 3を発表した。同モデルは、複数のベンチマークでOpenAIやアンソロピックの競合モデルを上回った。またGemini 3は、そのクリエイティブライティングの能力や、新たな画像生成機能であるNano Banana Proについて非常に高い評価を受けた。セールスフォースのマーク・ベニオフCEOはXへの投稿で、「私は過去3年間、毎日ChatGPTを使ってきた。Gemini 3を2時間使ってみたが、もう戻れない。この進化は異常だ」と述べた。アルトマンもXに投稿し、Gemini 3を公開したグーグルに祝意を示し、「素晴らしいモデルのようだ」と述べた。

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