米軍がイラン攻撃再開 イラン側はホルムズ閉鎖「通航なら攻撃対象」
攻撃再開はトランプの指示によるもの
米中央軍は米東部時間10日夕(日本時間11日朝)から、イラン国内にある「複数の標的」に対する攻撃を始めたと発表した。トランプ大統領がこれに先立ち、米軍の攻撃用ヘリコプター「アパッチ」がイランに撃墜されたことへの報復として、攻撃を続けると予告していた。これに対し、イラン側は、ホルムズ海峡を閉鎖し、船舶が通航しようとすれば攻撃の対象になると発表した。
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■「今日も激しくたたく」…米側の発言は
中央軍は攻撃について「イランによる不当かつ継続的な武力行使への対抗措置だ」と訴え、トランプ氏の指示に基づくものだと主張している。攻撃の応酬は9日夜から続いており、軍事的な緊張が高まっている。
トランプ氏は10日、イランへの報復攻撃について「昨日は激しくたたいたが、今日もまた激しくたたく」と記者団に語っていた。イランの発電所や橋への攻撃の可能性を尋ねられると、「そうすることもできる。我々には世界で最強の軍隊があり、たたきのめすこともできる」と言及した。
また、ヘグセス国防長官は10日、イランへの攻撃を主導する中央軍の司令部を訪れ、「今夜の攻撃は強力であり、明日の夜であっても同様に強力なものになる」と記者団に説明。イランが合意を受け入れない場合については「中央軍の中で見た計画に直面することになる」と述べ、さらなる攻撃の可能性を示唆していた。
イラン国営放送によると、現地時間の11日未明、イラン南部のホルムズ海峡に近いゲシュム島、シリク、バンダルアッバスで爆発があった。
■2隻を攻撃…イラン側の反応
イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」に近いタスニム通信によると、イランの軍事作戦を統括する司令部は11日、今後、ホルムズ海峡での航行をタンカーを含むすべての船舶に対して閉鎖し、通航しようとすれば攻撃の対象になる、と発表した。周辺地域に米軍の攻撃があり、地域が不安定になったためとしている。米軍の攻撃への対抗措置とみられる。 さらに革命防衛隊海軍は、通航を試みた2隻の船舶を攻撃したとした。
また、米軍のF16戦闘機がペルシャ湾上空を飛行してきたため、革命防衛隊がミサイルを発射、戦闘機は去ったという。
その後、米FOXニュースはトランプ氏が同局の電話取材に「攻撃は間もなく止まる」と述べたと伝えた。「イラン側が電話してきて攻撃を止めるよう求めた」とも述べたが、タスニム通信はこの発言について「全くのうそだ」とするイラン側の主張を伝えた。
朝日新聞社



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