Grokがアメリカ連邦プログラムから「追放」される

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GROK AI

Grokがアメリカ連邦プログラムから「追放」される

米政府、マスク氏のAIを「反ユダヤ主義」を理由に廃止へ

ワイアード誌は木曜日(8月14日)、米政府がイーロン・マスク氏のAIチャットボット「Grok」を、同ボットが生成した反ユダヤ主義的な内容や陰謀論をめぐる論争を受けて、計画されていた連邦技術プログラムから外したと報じた。

マスク氏の AI スタートアップxAI社が開発した Grok は、同氏のソーシャルメディアプラットフォームXに組み込まれている。Grok はファクトチェック、トレンドトピックの迅速なコンテキスト提供、ユーザーの議論への返信機能などを提供している。

マスク氏は xAI 社を OpenAI 社や Google の DeepMind のライバルとして宣伝しているが、このチャットボット Grok は攻撃的で扇動的な出力内容について批判を受けている。

報道によると、xAI 社は、米国政府の技術調達を担当する一般調達局(GSA)と、連邦政府職員に同社の AI ツールへのアクセスを提供するための協議を進めていた。Grok はすでに一般調達局の長期調達リストに追加されており、各機関は購入可能となっている。

一般調達局は今月初め、Anthropic、Google の Gemini、Box の AI コンテンツプラットフォームといった他の AI プロバイダーとの提携を発表するとともに、スタッフに対し xAI 社の Grok をサービスから削除するよう指示したと報じられている。

一般調達局の従業員 2人はワイアード誌に対し、このチャットボットが削除されたのは、先月アドルフ・ヒトラーを称賛し自らを「メカヒトラー」と名乗った反ユダヤ主義的な暴言が原因だと考えている。これらの投稿は削除され、xAI 社は「恐ろしい行為」について謝罪し、 Grok の公開前にヘイトスピーチをブロックすることを約束した。

Grok はまた、「白人虐殺」陰謀論を主張し、ホロコースト否定のレトリックを繰り返したが、xAI 社はこれを無許可のプロンプト変更のせいだと非難した。

今週、イスラエルと米国がガザで大量虐殺を犯していると述べた後、Grok は、Xから一時的に活動停止処分を受けたが、両国はこの主張を否定している。

 

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