PR

「塩ビ管の在庫はほぼゼロ」…資材の入手困難にあえぐ建設業界 イラン情勢の影響が「脆弱な供給網」を直撃

スポンサーリンク
塩ビ管 エネルギー

「塩ビ管の在庫はほぼゼロ」…資材の入手困難にあえぐ建設業界 イラン情勢の影響が「脆弱な供給網」を直撃

政府の説明では来年1月くらいまで供給できるとされているが、次第に在庫が減って行くことは事実

 イラン情勢の緊迫化が、住宅建設の現場を直撃している。給水管など塩化ビニール樹脂(塩ビ)製品は、原油から精製されたナフサ由来のエチレンが原料。高市早苗首相はナフサ由来の石油関連製品の供給について、「年を越えて継続できる」と強調するが、現場ではほぼすべての建設資材の価格が高騰。受注や出荷制限が広がり、中小零細業者の経営を揺さぶっている。(市川千晴)

◆販売店に片っ端からあたったが、入手できなかった

 「在庫はほぼゼロ。来週からの工事ができない」。建設設備の改修工事を担うサークルテクノス(東京都杉並区)の田崎和人社長(56)は頭を抱える。ビル改修用に塩ビ製の給水管を発注しようと販売店に片っ端からあたったが、入手できなかったという。「先日は他の工事用に販売店5社からかき集めて必要量を確保したが、ここ数日で一気に品物がなくなっている」
 ナフサは国産が約4割。国産の原料となる原油までさかのぼると、ほとんどを中東などからの輸入に依存している。ホルムズ海峡の事実上の封鎖で大手石油化学各社は3月以降、相次いでエチレンの減産に追い込まれた。

◆入手困難な資材は、日ごとに広がっている

 政府はナフサの中東以外の代替調達を進め、「年を越えて供給を継続できる」との見通しを示す。塩ビ樹脂メーカーなどでつくる塩ビ工業・環境協会の藤井一彦会長も4月22日、「現段階で塩ビ製品が供給できないという認識はない」と、供給の安定性を強調した。
 ただ、田崎社長によると、出荷停止や減産などによる入手困難な資材は、塩ビ管にとどまらず保温材など日ごとに広がっている。4月20日に受注を再開したTOTOのユニットバスも、納期は未定。同社広報は「受注後に部…

引用→https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/chyutoujyousei/dai6/pdf/siryou1.pdf

このグラフで経済産業省は来年までナフサの製品在庫は持たせられるという説明だが
あくまでも来年初頭まで在庫はあるが、実際にはどんどん在庫は減って行って最後は
ゼロになるグラフです。

これまで国内生産が4割、残りの6割のうち74%が中東からの輸入で賄っています。
国内1334万㌔㍑輸入が2056万㌔㍑となっていて、中東産95%の原油が現在ゼロと
なっています。これを政府は下図にあるように中東以外の原油を確保すると述べて
います。

このグラフでは足りない分を備蓄放出で補うという説明なので全体量としては足りる
ということになります。

しかし、問題は備蓄放出は5月の状態を続けても半年しか持たない計算で半年後には
備蓄在庫がゼロになります。

このリスクは27年1月で在庫ゼロになり、その後は中東産の減った分を補えなければ
冬場の灯油やガソリンを十分手に入らないことになります。

政府の来年まで持つという説明と現実の乖離が意外と早く来そうな感じです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました