元素転換の理論

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幻想 医学

元素転換の理論

人の体内では元素転換が起きているが医学や化学は決して認めない

もはや元素転換の実例を挙げ出せば、枚挙にいとまがない。しかしいくら実例を挙げても、それは科学にはならない。元素転換が科学になるために必要なことは、個々の事例を統一的に説明する理論を提出することである。
なぜ、一体どのようにして、元素転換が可能であるのか。現象のメカニズムを説明する理論はないだろうか?
ひとつのヒントとして、以下のような研究がある。

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https://arxiv.org/abs/1206.0637

この論文をひとことでいうと、「脳や神経では信号伝達にイオンチャネルが使われているが、そのイオンの動きは量子力学で説明できる(かも)」というアイデアについて書かれている。
特に元素転換を意図した論文ではないけれども、量子力学的効果が生体内で重要な役割を果たす可能性を示す点で、ヒントになっている。
この論文の主張として、
・イオンチャネル内で量子力学的な現象(波動、共鳴、コヒーレンス)が生じている。
・周囲の原子、分子との相互作用がイオンの位置やエネルギーに影響を与える。
つまり、「生体のなかで、微細で精密な量子現象が起こっており、それが機能に直接関与している」ということです。
この研究の延長を考えると、
・多数の分子の振動や電子の協調によって、通常では考えられないような高エネルギー状態や共鳴状態が形成される可能性があります。

ここが一番のポイントです。
なぜ元素転換という現象を世間一般の科学者が受け入れないのか?
それは、通常、元素と元素が「くっつく」には、莫大なエネルギーが必要だからです。
たとえば、「HとHがくっついて、He(ヘリウム)になる」などと簡単にいうけれど、これは核融合(原子核の結合)であり、太陽の中心の温度(約1500万度)など莫大なエネルギーがあってこそ、このような現象が起こります。核融合を起こすには、原子核同士のクーロン反発を乗り越える必要があって、そのためには数千万度以上の高温や高圧を必要とする。それが科学の常識です。
ヴィソツキー博士など元素転換を主張する学者が、たとえば、
「Cs133+p1=Ba134」
などという式を提示しても、スタンダードな研究者からは相手にされない。
「セシウムと陽子(水素の原子核)が常温で反応するわけがない」と一蹴されることになる。
しかし上記の論文のように、古典的なニュートン力学ではなく、量子力学のアイデアを援用すれが、常温常圧での生物学的元素転換を説明できるかもしれない。

やはり、量子力学の概念として、トンネル効果というのがある。

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酵素というのは、「反応部位の構造こそが重要であり、それ以外の部分に大した意味はない」と従来考えられていました。

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しかしこの研究により、活性部位から遠く離れた部分が超重要で、ここの性質こそ、反応速度を規定していることがわかりました。
具体的には、クリングマン博士は、大豆リポキシゲナーゼの酵素反応の活性部位から遠く離れたアミノ酸残基(I553)を他のアミノ酸に置換した変異体を作り、それらの酵素活性や水素トンネル効果への影響を調べました。
分かったこととして、I553残基の置換は、酵素の全体的な構造や活性部位の配置に影響し、結果として水素トンネル効果の効率が変化しました。
特に、I553をより小さなアミノ酸に置換すると、酵素の柔軟性が増し、水素トンネル効果が促進されました。

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トンネル効果というのは、定義としては、「量子力学において、波動関数のポテンシャル障壁を超えて伝播する現象」ということだけど、平たく言うと、裏口入学のようなもので、「お前の学力(エネルギー)では絶対合格は無理(ポテンシャル障壁を越えられない)」という人が、(なぜか)あっさり受験をパスする現象のことを言います。「トンネル=裏口入学」ということです(笑)

特に、水素トンネル効果というのは、水素原子(あるいはプロトン)が、量子トンネル効果によって、通常は越えられないはずのエネルギー障壁をすり抜けるように通過する現象のことです。多くの酵素で反応が高速に進む理由は、この水素トンネル効果が関わっているからと考えられます。

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植物も当たり前に水素トンネル効果を利用しています。

元素転換が起こるメカニズムとして、恐らくこの水素トンネル効果も関わっているはずです。

ヴィソツキー博士の最近の研究について、紹介しましょう。

「チタンは劣化しないのか」とAIに聞くと、

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AIは「その通り。チタンがさびることはありません。チタンは表面に酸化被膜を持つため、それ以上に酸素に浸食されることはありません」とのこと。

しかしこの説明が誤りであることを、歯医者は知っています。
たとえば、この論文。

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たとえば、患者にチタンのインプラントを入れるとして、それぞれの患者ごとに、歯科技工士がインプラントを作るわけですが、その製造直後が一番定着がいい。しかし、たとえば製造から4週間も経つと、チタンと骨の結合率は半分以下になってしまう。
経年劣化という言葉があるけど、経年どころか、数日とか数週の単位でチタンは劣化していくわけです。

ヴィソツキー博士、チタン製インプラントの耐腐食性を実験してみることにしました。博士の2020年の仕事です。

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チタンと、ジルコニアでコーティングしたチタンを、それぞれ嫌気性微生物を含む培養基に入れ、12日後に調べてみたところ、なんと、チタン表面にモリブデンが形成されていました。

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Ti+Ca=Mo
という元素転換が起こったわけです。恐らく、口腔内でも同様の変化が起こっています。
モリブデンは特に有害ミネラルということはありません。というか、ビタミンCなどの抗酸化物質の作用を高めたり、アミノ酸の生合成を高めたり、各種の酵素(アルデヒド酸化酵素、キサンチン酸化酵素など)の構成要素であり、代謝に重要です。
チタンのインプラントが成功した人は、チタンから元素転換されるモリブデンの恩恵を上手に受けているのかもしれません。

2025年発表の最新の論文についても教えてもらいました。

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微生物を含む培地にヨウ素(I127)を加えたところ、なんと、キセノン(Xe129、Xe131など)が生成していることが確認されました。
博士「キセノンには、フリーラジカルを減らし、痛みを緩和したり、血流を促進し、リラックス効果があるなど、体に有用な物質で、キセノン光線療法など医療にも用いられている。しかし、これを見つけたときには奇妙に思いました。キセノンは大気中の濃度がほぼゼロで、生体にとって重要なマクロ要素でもなければミクロ要素でもない。こんな物質が元素転換で生成したことに驚きを感じました」

元素転換は、宇宙の創生、あるいは地球の創生の歴史とも密接に関わっているだろうし、生物の体内で行われる代謝についても、元素転換の概念を抜きにしてすべてを説明しようとするのは、完全に片手落ちで、相当に無理があります。
なぜ、元素転換が認められないのか。
以前の記事で、石油利権について書いたけれども、実は石油は有限ではなく、無尽蔵に存在する。そこには元素転換が関わっています。
元素転換を認めてしまうと、現在、世界の教育とか医学を牛耳っている人にとって、極めて不都合という事情があると推測します。
僕は一介の医者なので、石油利権とか闇の支配者とか、その手の話にはあまり興味はありませんが、元素転換の発想を患者の治療に応用できるのなら、そこにはすごい興味があります。

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