アムンゼン・スコット南極点基地で10月としては44年ぶりの寒さを記録。なんと -61.3℃
地球温暖化から一転して地球寒冷化が進む可能性がある
南極の10月の寒さは44年ぶりの低水準
weatheire.com 2025/10/18
Antarctic Cold Hits 44-Year Low for October

2025年10月17日のアムンゼン・スコット基地
南極大陸で春が夏へと移り変わる中、南極では 10月の気温としては過去 40年以上で最も低い気温を記録した。
木曜日 (10月16日)の朝、アムンゼン・スコット基地はマイナス 61.3℃を記録した。これは、1981年にマイナス72℃まで気温が下がって以来、10月としては最低気温。同基地の最低気温記録はマイナス82.8度だ。
アムンゼン・スコット基地は、地理学上の南極点に位置し、海抜2 ,835メートルの南極高原の頂上にある。国立科学財団傘下の米国南極プログラムによって運営されており、地球上で最も辺鄙で過酷な場所の一つにおける科学研究の拠点となっている。
基地は、1911年と 1912年の夏に南極点への遠征隊を率いたノルウェーの探検家、ロアール・アムンゼンとイギリスの探検家、ロバート・F・スコットにちなんで名付けられた。
南極が記録的な寒さに耐えている一方で、周囲の海氷は別の様相を呈している。
米国立雪氷データセンターのデータによると、南極の海氷面積は 9月17日に冬季最大となる 1,781万平方キロメートルに達した。これは衛星観測が始まって 47年以降で 3番目に小さい面積であり、1981年から 2010年の平均より 90万平方キロメートルも小さい。
地球の反対側では、北極海の海氷面積が 9月10日に年間最小値に達し、160万平方キロメートルとなった。これは、衛星記録における面積の最小値として、2008年と 2010年に並ぶ 10番目に小さい年となった。




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