中国は現在の経済崩壊を自らの政策が招いたとは思っておらず、すべてが日帝米帝の陰謀だと思っている。
中国の都市経済は崩壊、農民は統計にも含まれず
中国の「都市」「農村」は居住地域ではなく身分制度

中国が崩壊した理由
中国は今建国以来最大の崩壊を迎えているが、そのメカニズムは「日帝や米帝の謀略」ではなく中国自身が勝手に滅ぼした
事の始まりは中国成長の原動力になった外資系企業で、中国では外国企業は中国企業との合弁以外は認められなかった
トヨタ、マクドナルド、ナイキのような巨大企業も現地企業と合弁し、しかも役員比率は50%未満なので中国の支配を受ける
そうして外資系企業は爆発的に進出して圧倒的なシェアを獲得し、同時に膨大な資本を中国に投資しました
外資系企業の進出によって中国は1元も使わずに、何の苦労も努力もせずに、寝ているだけで世界第二の経済大国になりました
ここが失敗の始まりでもあり、中国政府は「そうだ、外国い企業を追い出せば利益を中国が独占できる」と考えた
VWやトヨタを追い出してBYDがトップメーカーになったが、当然ながら外国からの投資は途絶えて受注もなくなりました
中国から追い出された外国企業は東南アジアやインドに生産拠点を移したので、中国には仕事もなくなり大不況が到来した
全て中国自身が招いたことだが中国政府はそう思っておらず、日帝米帝の陰謀だと思っているようです
中国は破綻の危機に瀕しているが政府は「好景気だ」「順調だ」と言い張り失業統計や死者統計すら胡麻化していてなんの対策もしない
都市でも街でも田舎でも失業者が溢れてホームレスがゴミを漁って食べているのに、政府は「今日も好調だ」と言って放置しているのです
中国経済を語るのに注意する点は、中国は「4対3対6」で均一な国ではない点です
最初の4は都市戸籍4億人、3は農村戸籍農民工3億人、6は農村戸籍農民6億人です
経済統計や失業率などの調査は都市戸籍4億人だけが対象、社会福祉を受けられるのも都市戸籍だけです
日本などに海外旅行するのも都市戸籍だけ、農民工や農民は所得水準が低いので、服装を見ればすぐ分かるそうです
崩壊した都市
中国政府は順調に成長していると言っていますが、多少でもまともなのは都市戸籍で都市住人の4憶人だけです
農民工は農村でしか居住資格がないのに都市に住んでいる犯罪者なので、社会福祉もないし失業者にも含まれません
最近の大不況で最初に解雇されるのは正規の住民ではない出稼ぎや農民工で、都会で仕事がないので故郷に帰りました
農村にいけば仕事があるのではなく自給自足で農地を耕していれば、餓死せず生き残れるから帰っている
中国は農村で失業調査をしておらず、その理由は「農民は失業しないから」だそうです
つまり中国のGDPや経済調査とは、良い暮らしをしている上位4億人だけを調査し、それを全体に当てはめて推測しています
大きな企業は政府の息がかかっているので、政府の方針や政府の補助金政策が大きく影響します。
不動産危機で多くの企業が経営破綻したが政府系企業と人民解放軍が経営する不動産屋は救済されて生き残った
アリババやテンセントも実態としては国営企業であり、経営には共産党の子弟が入り込み政府と一体となって人民を統制している
一方で政府支援が行き渡らない個人消費は停滞したままで、農民戸籍9億人への支援は期待できない
個人への支援も都市戸籍4億人が優先であり、都市やネット上の消費は多少は救済されるがそれらは氷山の一角です
なぜ徹底して都市戸籍重視かと言うと、中国4千年(うそだが)の王朝はすべて都市で生まれ、都市住人の離反で滅んだ
共産党としては都市住人の支持さえあれば安泰なので、農村住民には選挙権もないしどうでも良いと考えている。



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