袋がなく即席めん生産できない、ホルムズ海峡封鎖長期化で韓国に起きる危機(2)
ナフサ不足が引き起こすプラスチック製品不足が日本でも起きる可能性が極めて高い!対岸の火事どころではなくなる恐れ!
◇袋がなく即席めん作れない…自動車シート不足で工場ストップも
即席めんや菓子などの包装の原料であるポリエチレンは原油から抽出して作るナフサを主原料にする。麗川(ヨチョン)NCCなどは顧客に「不可抗力」を宣言した。石油化学業界関係者は「ホルムズ海峡封鎖が続く場合を仮定すれば一部企業は今月末から生産中断に入るかもしれない」とした。食品業界関係者は「包装材在庫状況を鋭意注視している。今後1カ月以上イラン戦争が長期化する時は製品生産に支障が出ることもあるだろう」と吐露した。化粧品業界にも危機感が広がっている。石油化学企業から供給されたナフサを使って容器製造に必要な素材を作るためだ。
家具とベッド、自動車産業も直撃弾を受ける構造だ。ベッド業界関係者は「このままでは近くマットレスやベッドも生産できない状況がくるかもしれない」とため息をついた。マットレスに使われるポリウレタンの核心原料であるポリオールの需給が厳しくなったためだ。自動車のシートに使われるポリオール需給も悪化し場合によっては自動車生産にもブレーキがかかりかねない。
石油業界関係者は「米国やベネズエラなどから代替を確保しようと奔走している」と話した。中東産原油は25日で韓国に到着するが北米産は35~40日かかる。その上米国などの原油はほとんどが硬質油だ。中東産の中質油中心の設備を備えた韓国の石油会社の立場では精製効率が落ちる。設備調整などの方法があるがやはり時間が問題だ。
江原(カンウォン)大学経済情報統計学部のキム・ヒョンゴン教授は「初期から供給リスクをまともに反映していたなら需要もまた制御すべきだが、政府が切ったカードは最高価格制だった。一言で原油価格を心配せずに車に乗れというものだが現状に合うのかわからない」と話した。最高価格制をしながら5部制も施行するのはつじつまが合わないという指摘も出る。
16日にシンガポールで取引されたドバイ原油現物価格は1バレル=153.24ドルで2月末の71.24ドルから2倍を超えた。17日基準で中東と中国を往来する超大型原油運搬船(VLCC)の1日運賃も47万ドルまで上がった。先月20日まで15万7000ドルだったが3倍になった。韓国海洋振興公社は「過去の事例を考慮する場合、封鎖が解除されても正常化までは封鎖期間の2倍以上が必要とされる」と予想した。
韓国産業通商部はこの日、原油資源安全保障危機警報を既存の「関心」から第2段階である「注意」に格上げした。また、品切れが起きているナフサは経済安全保障品目に指定して管理することにした。


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