原油高で経費増、値上げの判断を迫られる業者は客離れとのジレンマに悩む
中東情勢の悪化で原油の安定供給は見えず、石油関連製品の値上がりが止まらない。由来する製品は「衣食住」全てに関わり、鹿児島県内の各業者でも価格転嫁を模索する動きがある。ただ、度重なる値上げで客離れを加速させる不安もあり、簡単には踏み切れずにいる。
5日午後、鹿屋市のスーパー「ミネサキ旭原店」では、従業員が鳥ミンチや焼き肉用の牛肉をトレーに載せ、ラップで包む作業を続けていた。
精肉部門だけで商品は100種以上あり、トレーは1日約1200個、ラップは業務用の750メートルを2日で使い切る。ほかに野菜や鮮魚、総菜でも大量の包装材が使われる。
運営するフレッシュミネサキは、大隅を中心に7店を展開する。仕入れ先から「ラップやゴム手袋が不足する」と伝えられ、包装材の値上がりを不安視する。竹原孝一常務(65)は「安易に価格転嫁すれば、全体の売り上げが落ちかねない。まずは細かい節約を一つ一つ見直していきたい」と話す。
影響は「住まい」にも。石原建設(いちき串木野市)は4月からの値上がりを見据え、従来は1カ月分で発注する建築関係資材を「3カ月分」確保した。給排水用のパイプ、プラスチックを使う洗面台や浴室といった住宅設備、断熱材が軒並み上昇するためだ。
資材によっては価格が約1割増になるのに加え、人件費も上がっている。買いだめした資材がなくなれば、値上げせざるを得ない。3000万円の新築一戸建ての場合、500万円ほどの上乗せが見込まれるという。石原浩一専務(63)は「影響はいつまで続くのか」と早期の解消を願う。
ボイラーに洗剤、さらに配達用の車両…。クリーニング店は石油由来の製品が欠かせず、影響が絶大だ。「業界は、ただでさえ高齢化や売り上げ減少で縮小している。事態の長期化は廃業を加速させてしまう」。県クリーニング生活衛生同業組合の村山孝一郎理事長(62)はため息をつく。
経営する村山ドライ工場(鹿児島市)では、重油や灯油、ハンガーやビニール袋の価格も続々と上昇し、経費は全体で2割増。村山理事長は「近年は価格転嫁が続いたが、物価高に追いつけていない。さらなる値上げをすれば、需要低下につながってしまう」と悩む。
5日午後、鹿屋市のスーパー「ミネサキ旭原店」では、従業員が鳥ミンチや焼き肉用の牛肉をトレーに載せ、ラップで包む作業を続けていた。
精肉部門だけで商品は100種以上あり、トレーは1日約1200個、ラップは業務用の750メートルを2日で使い切る。ほかに野菜や鮮魚、総菜でも大量の包装材が使われる。
運営するフレッシュミネサキは、大隅を中心に7店を展開する。仕入れ先から「ラップやゴム手袋が不足する」と伝えられ、包装材の値上がりを不安視する。竹原孝一常務(65)は「安易に価格転嫁すれば、全体の売り上げが落ちかねない。まずは細かい節約を一つ一つ見直していきたい」と話す。
影響は「住まい」にも。石原建設(いちき串木野市)は4月からの値上がりを見据え、従来は1カ月分で発注する建築関係資材を「3カ月分」確保した。給排水用のパイプ、プラスチックを使う洗面台や浴室といった住宅設備、断熱材が軒並み上昇するためだ。
資材によっては価格が約1割増になるのに加え、人件費も上がっている。買いだめした資材がなくなれば、値上げせざるを得ない。3000万円の新築一戸建ての場合、500万円ほどの上乗せが見込まれるという。石原浩一専務(63)は「影響はいつまで続くのか」と早期の解消を願う。
ボイラーに洗剤、さらに配達用の車両…。クリーニング店は石油由来の製品が欠かせず、影響が絶大だ。「業界は、ただでさえ高齢化や売り上げ減少で縮小している。事態の長期化は廃業を加速させてしまう」。県クリーニング生活衛生同業組合の村山孝一郎理事長(62)はため息をつく。
経営する村山ドライ工場(鹿児島市)では、重油や灯油、ハンガーやビニール袋の価格も続々と上昇し、経費は全体で2割増。村山理事長は「近年は価格転嫁が続いたが、物価高に追いつけていない。さらなる値上げをすれば、需要低下につながってしまう」と悩む。



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