PR

「赤い月の後、すべてが始まる」

スポンサーリンク
トランプ大統領がイラン攻撃を示唆 戦争

「赤い月の後、すべてが始まる」

すべては3月4日以降に始まる

アメリカが血に染まる2026年3月3日の夜

イランとアメリカの戦争は、イラン側がアメリカ大使館への攻撃も開始したりしていて、まさに「もはや慈悲なし」という感じになってきています。

ホルムズ海峡も公式にイラン側から閉鎖されましたし、おそらく、「泥沼」という文字がよく似合う感じとなっています。

そんな中で、今日、2015年に亡くなったギリシャの「千里眼の長老」と呼ばれたバジル(本名は、ヴァシリオス・カウソカリティビスと、ちょっとおぼえられないものですので、通称でいきます)という人の存在を知り、この長老バジルの人生について、以下に書きました。

「千里眼の長老」と呼ばれたギリシャの聖者が「赤い月」について残した言葉
BDW 2026年3月3日

いつの言葉かは知らないですけれど、長老バジルは以下のように述べていたそうです。

赤い月の後、すべてが始まる。誰もがそれを見ることになるだろう。地平線に現れるのだ。太陽が昼を支配するように、月は炎のように赤く燃えるだろう。そして世界の指導者たちは準備すべきだ。

– 長老バジル

なんかこの、

「赤い月の後、すべてが始まる」

という言葉が気に入って、今回もそのままタイトルにしちゃいましたけれど、ただ、皆既月食(ブラッドムーン)そのものは、そんなに極めて珍しいというものではなく、記録によれば、2010年から現在までの約 16年間だけでも、15回発生していますので、何年も出ないときもあるとはいえ、平均としては 1年に 1度くらいは観測されるもののようです。

今日 2026年3月3日の皆既月食の以前は、2025年9月8日でした。

ちなみに、2029年になると、元旦(1月1日)から日本でも観測できる皆既月食が出るようです。

しかし、今回の「血の月」の最も象徴的な部分は、「アメリカ 50州の全部で観測できる」ということでしょうか。

2026年3月3日のブラッドムーンは全米50州すべてを覆う
地球の記録 2026年3月2日

 

今日 3月3日の血の月は、アメリカを完全に横断し、イメージとしては、北米全体を血に染めるということになりそうです。

天体と社会の動きというのは、照らし合わせると確かに感慨深いものではあります。それが偶然であろうと、なんであろうと。

さて、それはともかく、現実的に最も私たちにも影響があるのはホルムズ海峡の閉鎖だと思われます。

œ""

 

ホルムズ海峡封鎖が導く今後

イランの革命防衛隊も正式に封鎖を宣言しています。

今日のニュースを見て、ちょっと笑ったのは、

「ホルムズ海峡は物理的に封鎖されていないと米軍が述べる」

ということを報じていた記事で(3月3日の読売新聞)、物理的だろうが何だろうが、実際の状況を見れば、

「ほぼまったくホルムズ海峡は船舶が通過していない」

ことがわかります。

2026年3月3日のホルムズ海峡の船舶の通行状況

marinetraffic.com

もっと大きなマップで見ると、ホルムズ海峡の周辺の海域には、多くの船舶が動いていますが、どの船もホルムズ海峡は通過していません。

事実上、

「完全な封鎖状態」

となっています。

物理的な封鎖(イラク軍による強制的な封鎖)などしなくとも、事実上の封鎖となった理由は他にもあります。

「各海上保険会社が、湾岸地域の船舶に対する保証を停止する、あるいは保険料を大幅に上げる」

と発表したことも関係しています。

大手海上保険各社、湾岸で戦争リスク補償停止 イラン情勢受け

複数の海上保険会社がイランを巡る紛争を理由に、湾岸地域で船舶向け戦争リスク補償の引き受けを停止すると発表した。

ガード、スクルド、ノーススタンダード、ロンドン・P&Iクラブ、アメリカン・クラブなどの保険会社は、解約は3月5日に発効するとした。戦争リスク補償はイラン領海に加え、ペルシャ湾および周辺海域で適用外となる。

スクルドは追加保険料を支払うことで補償を復活させる「バイバックオプション」を検討している。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、イラン及びイスラエル周辺水域と隣接国を対象とする各種戦争リスク保険の引き受けを停止したと明らかにした。

ロイター 2026/03/02


多くの大手海上保険会社が、ペルシャ湾・ホルムズ海峡周辺での戦争リスク補償への解約通知(多くは3月5日発効)を出しています。

そして、追加の保険料の上乗せについては、保険料率が(船舶価値に対して)従来の約 0.25%から、50〜100%以上の上昇が見込まれていると報じられています。

例えば 1億ドル(約 160億円)級のタンカーなら、1航海あたり 25万ドル (約 4000万円)だったものが、最大 100万ドル (約1億6000万円)超になる可能性もあるわけです。

そこまでして、ホルムズ海峡を通過したい船舶も海運会社もないでしょう。

実はこっちの「保険会社の解約通知や保険料の大幅な値上げ」が、ホルムズ海峡を通る船舶が急激に減少した理由のひとつでもあります。

イラン側が物理的にホルムズ海峡を封鎖しなくとも、「西側の保険企業が物理的に事実上の封鎖に持ち込んでしまった」ということも言えなくもないわけですね。

これにより、先ほどのマップのように、事実上、誰も通らない海峡となってしまったようです。

最悪のシナリオとも言えます。

これは、2年半くらい前、イスラエルがガザへ侵攻した際に、フィンランド・ヘルシンキ大学の経済学准教授が想定した最悪のシナリオに沿っている部分があります。

以下の記事にあります。

イスラエル・パレスチナ戦争による全世界への「経済と市場のカタストロフ」がもたらす劇的な「終末の時代」に突入した可能性
In Deep 2023年10月15日

 

ヘルシンキ大学のトゥオマス・マリネン准教授は、「これはあくまで、最悪のシナリオとしてだが」として、以下の 10の段階を挙げていました。


 

マリネン准教授が2023年10月10日に上げた10の最悪のシナリオ

1. 紛争は地域戦争にまでエスカレートし、米国も直接関与することになる。

2. OPECは石油禁輸で対抗。

3. イランがホルムズ海峡を封鎖。

4. 原油価格は 1バレルあたり 300ドルに達する。

5. ヨーロッパは LNG 不足により本格的なエネルギー危機に陥る。

6. エネルギー価格の大幅な高騰はインフレを再活性化し、中央銀行もそれに応じて対応する。

7. 金融市場と世界の銀行セクターは崩壊する。

8. 米国は債務危機に見舞われ、連邦準備制度はさらなる金融市場救済策の制定を余儀なくされる。

9. オイルダラー貿易は崩壊する。

10. ハイパーインフレが発生する。


 

そして、このうちのいくつか、具体的には以下などが今、実際のこととなってきています。


上の中で実際に起きていることは、

1. 紛争に米国も直接関与することになる。

3. イランがホルムズ海峡を封鎖。

までですが、この後、マリネン准教授は、

・原油価格の異常な高騰。

・ヨーロッパが LNG 不足により本格的なエネルギー危機に陥る。

・金融市場と世界の銀行セクターの崩壊。

・米国で債務危機。

・オイルダラー貿易の崩壊。

・ハイパーインフレの発生。

というところまで述べていたわけで、まあ……ここまで極端なことになるかどうかはともかく、LNG (液化天然ガス)の不足に関しては、ヨーロッパのことが書かれていますが、日本も危機的になりそうです。

アジアの LNG 価格は、今回の戦争の中で 40%超急騰したと日経は伝えていまして、そして、WIRED 日本語版の「ホルムズ海峡封鎖は世界経済にどう波及するのか? 日本も揺らすLNG供給リスク」という記事などにも書かれていまして、

> 天然ガスを極低温で液体化しタンカーで輸送するLNGの世界有数の輸出国であるカタールは、輸出のほぼすべてをホルムズ海峡に依存している。航路が遮断されれば、アジアの買い手は数日のうちに主要な供給源を失いかねない。日本、韓国、中国、インドといったアジアの経済圏は、発電を輸入LNGに大きく依存している。

とある、この「カタール」ですが、イランからの報復攻撃で施設に被害を受けたとして、「LNG の生産を停止した」と報じられています。

カタールの LNG は世界の供給量のおよそ 2割を占めています。

日本も含めて、アジアへの打撃は決定的となりそうで、今後のイランとアメリカの戦争の行方次第では、マリネン准教授の言う、

「世界的な経済の崩壊」

にまで突き進む可能性さえあります。

それが顕著になったのが、3月2日から 3月3日(皆既月食の日)ということで、冒頭に書きました、千里眼の長老バジルの

「赤い月の後、すべてが始まる。誰もがそれを見ることになるだろう」

という言葉と重なってしまったのですね。

早期にホルムズ海峡の封鎖が解除されるためには、アメリカがイランに圧勝して封鎖を解く、などの展開が必要ですが、それが果たしていつになるのか。あるいは、そもそもできるのか?

中東ミドル・イースト・アイ紙に、アメリカ政府の当局者が以下のように語ったことが記されています。

「過去数日間で(米国は)数年間分の生産量を撃ち尽くしてしまった」

と。

ちなみに、イラン周辺の国で、イランからの攻撃を迎撃している国々も、兵器が枯渇しつつあるようで、アラブ首長国連邦 (UAE)については、以下のように書かれています。

ミドル・イースト・アイ紙より

UAEは、土曜日以降に自国に向けて発射された 871機の(イランの)ドローン、弾道ミサイル、巡航ミサイルのうち 814機を撃墜したと発表した。

UAEは、終末高高度防衛ミサイル弾道ミサイル防衛システムとパトリオット PAC-3地対空ミサイルシステムを運用している。また、韓国、ロシア、イスラエルの防空システムに加え、国産の短距離防空システム「スカイナイト」も保有している。

 

政府の集計によれば、UAEの迎撃率は 90%を超えているが、終末高高度防衛ミサイルやパトリオット迎撃ミサイルは高価で、製造にも何年もかかる。

UAEは、何年もかけて構築した迎撃ミサイルの備蓄のかなりの部分を使い果たした」とスティムソン・センターの専門家ケリー・グリエコ氏は X に記した

MEE


つまり、このたった数日間で、イランによって、アメリカや中東のいくつかの国々は「兵器やミサイルを使い果たしてしまった」ようなのですね。

トランプ氏は、「さらなる大規模攻撃をイランに仕掛ける」と述べていますが、いつまでミサイルの在庫がもつのか…。

この兵器の在庫あたりだけを見ても、「泥沼の戦争」となっているわけで、もちろん、イランの兵器の消耗も激しいでしょうけれど、先行きはわからないままです…。

フィンランドのマリネン准教授が述べるような深刻な世界経済への影響が起きるのかどうかはわからないですが、たった数日間で、多くのカテゴリーが激しく動揺しています。

日経平均株価も今年最大の下げを記録(1778円安)したり、先物を見ても、今晩のアメリカや明日の日本の市場も見通しは悪いようです。

2026年3月3日の日米の株式先物価格の推移

nikkei225jp.com

明日 3月4日は、「赤い月の後」ということになります。

第四の転換のようなことに結びつく事態となっていくのでしょうか。

何にしても、それぞれのご各自レベルでの準備や防衛が必要な時期は近づいているようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました