このところの地震発生規模と頻度から可能性がゼロとは言えない。
このところ大きな地震が頻繁に起きるようになってきました。
7月28日に発生した熊本地震の報道で私の目に最初に飛び込んできたのは、イオンモールのガス爆発の現場映像です。イオンモールの2階の壁面がガス爆発で吹き飛ばされ、まるで空から爆撃を受けたかのような惨状でした。
イオンモールの爆発は地震発生してから1時間半後のことだったといいます。
地震の揺れによる直接的な破壊を免れても、ガス漏れによる爆発という関連災害で、致命的な被害を蒙る可能性を私たちに示した事例だったと思います。
今回は、熊本地震に関連して、富士山噴火に関する話をしたいと思います。
というのも、首都圏に住む知人とメールのやり取りをしていて、日本政府が富士山噴火が迫っていると国民に知らせる活動をしていると話題になったからです。
これは私もある程度知っていて、去年(2025年)秋に内閣府がCG映像を作成して首都圏の降灰被害を「国難級」として備えを呼びかけたことを思い出しました。
https://scienceportal.jst.go.jp/stories/20250929_e01/
さらに今年4月にNHKが、「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”」というドラマを2週連続で放送しました。
これは、政府による働きかけで作られたドラマだったのではないかと思います。ドラマ仕立てですが、噴火が起こった際に、首都圏に住む人々がどのような状況に陥るかをシミュレーションした内容となっています。
簡単に筋書きを紹介すると、首都圏在住でトラックドライバーを生業とする伊藤淳史(主演)さんの嫁さんが、臨月を迎えます。そのタイミングで富士山が噴火し、首都圏に大量の火山灰が落ちてきます。昼なのに夜のように暗くなり、停電が発生します。
主人公は必死になって産気づいた嫁さんを車(電気自動車)の乗せて、産婦人科に行くのですが、帝王切開しかないと言われます。しかし停電となり、手術ができません。
そこで機転を利かせて、電気自動車のバッテリーを手術用の電源として使い、無事に子供が生まれるというストーリーです。
私はこのドラマを観ていて、気になったことが一つありました。
それは空から降ってくる火山灰の生命に対する影響がドラマではあまり取り上げられていなかったことです。
主人公がやったのが、スキーのゴーグルで眼を保護し、布きれで口と鼻を覆ったぐらいです。私は、火山噴火の際に火山灰の危険性を多くの人が理解していないのではないかと大いに気になったのです。
ネットに載っていた記事を紹介します。
火山の噴火は地下からマグマが上がってきて起こるのですが、マグマは別名ケイ酸塩溶融物と呼ばれるほど二酸化ケイ素(SiO2)が多く含まれています。
この二酸化ケイ素の含まれかたで噴出して来る溶岩も変わり、多いと溶岩は粘り気が多く、二酸化ケイ素が多い順に言うと流紋岩質、デイサイト質、安山岩質、玄武岩質と成ります
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/kaseigan-03.htm
富士山の場合は日本の火山の中で比較的柔らかい火山です、玄武岩で二酸化ケイ素が51%ぐらい含まれています。
火山灰はマグマが固まる時、細かく砕かれたものですからガラス質の二酸化ケイ素が51%ぐらいも含まれている富士山の火山灰は他の物を省略してガラス質で細かくガラスを粉砕したようなものと専門家の方が言われたと思います。
このように、富士山噴火で降ってくる火山灰には、ガラス質の二酸化ケイ素(SiO2)が51%も含まれているのです。
このガラス質が眼に刺さると、ひどい場合は失明します。
早急に眼科に行って、顕微鏡のような診療器具で刺さったトゲを抜いてもらう必要があります。しかし、火山灰で停電となり、眼科は開いていないでしょう。
さらに肺に入ると、肺の細胞にトゲが刺さって呼吸困難になります。こうなると手術しかないのですが、やはり停電です。
私がNHKのドラマで気になったのは、火山灰が普通の灰とは違って、吸い込むと生命活動に致命的な障害となることを示していなかったことです。
富士山が前回噴火したのは、1707年の宝永大噴火ですが、その時の様子が江戸時代の古文書に残っているそうです。
そこでは、宝永大噴火の降灰で人々が眼が見えなくなったり、呼吸ができなくなって、のたうち回ったと書いてあるそうです。
「Cocomi Channel」のショウさんの動画です(25分あたりから観てみて下さい)。
2026年 最新情報 富士山大噴火 すぐそこまで迫っている
https://www.youtube.com/watch?v=exfwHmkKkK4
富士山噴火の降灰は、偏西風に乗り東へ進むのが一般的です。
神奈川県や東京都の関東ローム層は、富士山や箱根の山の降灰で作られました。
それゆえ私が住む長野は比較的安全ですが、それでも私は眼を保護するゴーグルと呼吸を保護する防塵マスクを用意しています。
私が東京に出る時には、これをバッグに携帯していこうと思っています。
参考までに知人が買ったゴーグルと私が買った防塵マスクを紹介します。
ゴーグルは一つ900円、防塵マスクは一つ500円といった値段です。
・ [山本光学] 保護ゴーグル YG-5090HFN 無気孔タイプ メガネの上からかけられる くもり止め 感染 飛沫対策 クリア 日本製 JIS規格品 紫外線カット 男女兼用 | ゴーグル | 産業・研究開発用品
・「スリーエム(3M) 防じんマスク 使い捨て式 排気弁付き DS2 国家検定合格品 8805-DS2」
「Cocomi Channel」のショウさんが、防塵マスクは「国家検定合格品」が良いと勧めていたのでこれを買いました(ただし、まだ使っていないので使い心地はわかりません)。
ゴーグルや防塵マスクが役に立つのは降灰だけではありません。
首都圏にいる際に首都直下地震に見舞われた際にも、とても有効です。
建物の中で火災に見舞われたとき、一番の難敵は煙です。火災の煙が危険なのは、視界を奪われてパニックになるだけではありません。有毒ガスを吸い込んでしまうことです。特に一酸化炭素や塩化ビニールの壁紙が燃えて出る塩化水素ガスです。
火災の際に、最初に有毒ガスでやられてしまい動けなくなって、その後火災で焼かれるというケースが非常に多いそうです。
この窮地を抜け出すのが、視界を確保するゴーグルと呼吸を守る防塵マスクです。この2つを用意しているだけで、少なくともパニックにならずに行動できるはずです。煙で真っ暗な場所に居ても、視界と呼吸が確保できれば、冷静に出口を探すことができるはずです。
火山灰が積もると送電線が故障し、停電となるため、インフラが止まります。
NHKのドラマでは、最後は無事に子供が産まれてハッピーエンドのような終わり方をしましたが、停電となった街では電気が無いのですから、都市ガス、水道が止まり、生活できません。
富士山噴火の一報が入り、首都圏の降灰が予想されるなら、選択肢は一つしかありません。
一刻も早く、首都圏を脱出することです。
参考までに富士山から東京までの距離は約100kmで、仮に風速3m/sの西風が吹いていたとすると、約10時間で東京に灰が到達することになります。
灰が降るまでは電車は走っているし、行動が早ければ道路も混んでいないので、車やバイクで避難することも可能でしょう。
しかし首都圏に灰が積もり始めると、電気が止まり、電車も動かなくなります。もちろん飛行機も飛びません。
そして、火山灰が3cm積もってしまうと、車は走行不能になると言われています。
富士山噴火の報を聞いて、「やばいかもしれない…、でもとりあえず様子を見てみよう……」などと余裕をぶっこいていると、逃げられなくなります。
最終手段は、徒歩です。
祓い師トシさんによると、徒歩だと1日に20kmぐらい進むのが目安となるそうです。風の向きを見て、できるだけ火山灰を避ける方向に、ひたすら歩くことになります。そして行政が生きている地域まで歩き着いて、保護してもらうことを目指すことになります。
しかし、火山灰が降りしきる中、ゴーグルも防塵マスクもなしに何十キロも歩くことは至難の業だと思われます。
首都圏に住んでいる方にお勧めしたいのは、事前にゴーグル、防塵マスク、軍手などの防災グッズと貴重品を入れたバッグを用意しておいて、富士山噴火の一報が来たら、瞬間にそれを掴んで避難することです。
もちろん事前に避難経路をいくつか検討しておくことも必要です。
以下は、宝永噴火の際の灰の積もり具合のマップです。
灰の方向は偏西風の影響を受けていることがわかります。

富士山は、平均して30年に一度の割り合いで噴火を繰り返してきた歴史があります。
ところが今、1707年の宝永噴火以来、300年以上噴火していません。いつ噴火するか誰にもわかりません。明日かもしれないし、30年後かもしれません。
しかし、一つ確実なことは、今は噴火10回分のマグマが溜まりに溜まっているということです。
それゆえ噴火すれば、歴史に残る大噴火となり、降る火山灰の量は尋常なものではないでしょう。
(2026年8月1日)
7月28日に発生した熊本地震の報道で私の目に最初に飛び込んできたのは、イオンモールのガス爆発の現場映像です。イオンモールの2階の壁面がガス爆発で吹き飛ばされ、まるで空から爆撃を受けたかのような惨状でした。
イオンモールの爆発は地震発生してから1時間半後のことだったといいます。
地震の揺れによる直接的な破壊を免れても、ガス漏れによる爆発という関連災害で、致命的な被害を蒙る可能性を私たちに示した事例だったと思います。
今回は、熊本地震に関連して、富士山噴火に関する話をしたいと思います。
というのも、首都圏に住む知人とメールのやり取りをしていて、日本政府が富士山噴火が迫っていると国民に知らせる活動をしていると話題になったからです。
これは私もある程度知っていて、去年(2025年)秋に内閣府がCG映像を作成して首都圏の降灰被害を「国難級」として備えを呼びかけたことを思い出しました。
https://scienceportal.jst.go.jp/stories/20250929_e01/
さらに今年4月にNHKが、「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”」というドラマを2週連続で放送しました。
これは、政府による働きかけで作られたドラマだったのではないかと思います。ドラマ仕立てですが、噴火が起こった際に、首都圏に住む人々がどのような状況に陥るかをシミュレーションした内容となっています。
簡単に筋書きを紹介すると、首都圏在住でトラックドライバーを生業とする伊藤淳史(主演)さんの嫁さんが、臨月を迎えます。そのタイミングで富士山が噴火し、首都圏に大量の火山灰が落ちてきます。昼なのに夜のように暗くなり、停電が発生します。
主人公は必死になって産気づいた嫁さんを車(電気自動車)の乗せて、産婦人科に行くのですが、帝王切開しかないと言われます。しかし停電となり、手術ができません。
そこで機転を利かせて、電気自動車のバッテリーを手術用の電源として使い、無事に子供が生まれるというストーリーです。
私はこのドラマを観ていて、気になったことが一つありました。
それは空から降ってくる火山灰の生命に対する影響がドラマではあまり取り上げられていなかったことです。
主人公がやったのが、スキーのゴーグルで眼を保護し、布きれで口と鼻を覆ったぐらいです。私は、火山噴火の際に火山灰の危険性を多くの人が理解していないのではないかと大いに気になったのです。
ネットに載っていた記事を紹介します。
火山の噴火は地下からマグマが上がってきて起こるのですが、マグマは別名ケイ酸塩溶融物と呼ばれるほど二酸化ケイ素(SiO2)が多く含まれています。
この二酸化ケイ素の含まれかたで噴出して来る溶岩も変わり、多いと溶岩は粘り気が多く、二酸化ケイ素が多い順に言うと流紋岩質、デイサイト質、安山岩質、玄武岩質と成ります
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/kaseigan-03.htm
富士山の場合は日本の火山の中で比較的柔らかい火山です、玄武岩で二酸化ケイ素が51%ぐらい含まれています。
火山灰はマグマが固まる時、細かく砕かれたものですからガラス質の二酸化ケイ素が51%ぐらいも含まれている富士山の火山灰は他の物を省略してガラス質で細かくガラスを粉砕したようなものと専門家の方が言われたと思います。
このように、富士山噴火で降ってくる火山灰には、ガラス質の二酸化ケイ素(SiO2)が51%も含まれているのです。
このガラス質が眼に刺さると、ひどい場合は失明します。
早急に眼科に行って、顕微鏡のような診療器具で刺さったトゲを抜いてもらう必要があります。しかし、火山灰で停電となり、眼科は開いていないでしょう。
さらに肺に入ると、肺の細胞にトゲが刺さって呼吸困難になります。こうなると手術しかないのですが、やはり停電です。
私がNHKのドラマで気になったのは、火山灰が普通の灰とは違って、吸い込むと生命活動に致命的な障害となることを示していなかったことです。
富士山が前回噴火したのは、1707年の宝永大噴火ですが、その時の様子が江戸時代の古文書に残っているそうです。
そこでは、宝永大噴火の降灰で人々が眼が見えなくなったり、呼吸ができなくなって、のたうち回ったと書いてあるそうです。
「Cocomi Channel」のショウさんの動画です(25分あたりから観てみて下さい)。
2026年 最新情報 富士山大噴火 すぐそこまで迫っている
https://www.youtube.com/watch?v=exfwHmkKkK4
富士山噴火の降灰は、偏西風に乗り東へ進むのが一般的です。
神奈川県や東京都の関東ローム層は、富士山や箱根の山の降灰で作られました。
それゆえ私が住む長野は比較的安全ですが、それでも私は眼を保護するゴーグルと呼吸を保護する防塵マスクを用意しています。
私が東京に出る時には、これをバッグに携帯していこうと思っています。
参考までに知人が買ったゴーグルと私が買った防塵マスクを紹介します。
ゴーグルは一つ900円、防塵マスクは一つ500円といった値段です。
・ [山本光学] 保護ゴーグル YG-5090HFN 無気孔タイプ メガネの上からかけられる くもり止め 感染 飛沫対策 クリア 日本製 JIS規格品 紫外線カット 男女兼用 | ゴーグル | 産業・研究開発用品
・「スリーエム(3M) 防じんマスク 使い捨て式 排気弁付き DS2 国家検定合格品 8805-DS2」
「Cocomi Channel」のショウさんが、防塵マスクは「国家検定合格品」が良いと勧めていたのでこれを買いました(ただし、まだ使っていないので使い心地はわかりません)。
ゴーグルや防塵マスクが役に立つのは降灰だけではありません。
首都圏にいる際に首都直下地震に見舞われた際にも、とても有効です。
建物の中で火災に見舞われたとき、一番の難敵は煙です。火災の煙が危険なのは、視界を奪われてパニックになるだけではありません。有毒ガスを吸い込んでしまうことです。特に一酸化炭素や塩化ビニールの壁紙が燃えて出る塩化水素ガスです。
火災の際に、最初に有毒ガスでやられてしまい動けなくなって、その後火災で焼かれるというケースが非常に多いそうです。
この窮地を抜け出すのが、視界を確保するゴーグルと呼吸を守る防塵マスクです。この2つを用意しているだけで、少なくともパニックにならずに行動できるはずです。煙で真っ暗な場所に居ても、視界と呼吸が確保できれば、冷静に出口を探すことができるはずです。
火山灰が積もると送電線が故障し、停電となるため、インフラが止まります。
NHKのドラマでは、最後は無事に子供が産まれてハッピーエンドのような終わり方をしましたが、停電となった街では電気が無いのですから、都市ガス、水道が止まり、生活できません。
富士山噴火の一報が入り、首都圏の降灰が予想されるなら、選択肢は一つしかありません。
一刻も早く、首都圏を脱出することです。
参考までに富士山から東京までの距離は約100kmで、仮に風速3m/sの西風が吹いていたとすると、約10時間で東京に灰が到達することになります。
灰が降るまでは電車は走っているし、行動が早ければ道路も混んでいないので、車やバイクで避難することも可能でしょう。
しかし首都圏に灰が積もり始めると、電気が止まり、電車も動かなくなります。もちろん飛行機も飛びません。
そして、火山灰が3cm積もってしまうと、車は走行不能になると言われています。
富士山噴火の報を聞いて、「やばいかもしれない…、でもとりあえず様子を見てみよう……」などと余裕をぶっこいていると、逃げられなくなります。
最終手段は、徒歩です。
祓い師トシさんによると、徒歩だと1日に20kmぐらい進むのが目安となるそうです。風の向きを見て、できるだけ火山灰を避ける方向に、ひたすら歩くことになります。そして行政が生きている地域まで歩き着いて、保護してもらうことを目指すことになります。
しかし、火山灰が降りしきる中、ゴーグルも防塵マスクもなしに何十キロも歩くことは至難の業だと思われます。
首都圏に住んでいる方にお勧めしたいのは、事前にゴーグル、防塵マスク、軍手などの防災グッズと貴重品を入れたバッグを用意しておいて、富士山噴火の一報が来たら、瞬間にそれを掴んで避難することです。
もちろん事前に避難経路をいくつか検討しておくことも必要です。
以下は、宝永噴火の際の灰の積もり具合のマップです。
灰の方向は偏西風の影響を受けていることがわかります。

富士山は、平均して30年に一度の割り合いで噴火を繰り返してきた歴史があります。
ところが今、1707年の宝永噴火以来、300年以上噴火していません。いつ噴火するか誰にもわかりません。明日かもしれないし、30年後かもしれません。
しかし、一つ確実なことは、今は噴火10回分のマグマが溜まりに溜まっているということです。
それゆえ噴火すれば、歴史に残る大噴火となり、降る火山灰の量は尋常なものではないでしょう。
(2026年8月1日)



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