マスク(特に安価な)の長期の着用は、将来的な発ガンと肺損傷に強力に結びつく可能性が高い

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子供のマスク ウイルス

マスク(特に安価な)の長期の着用は、将来的な発ガンと肺損傷に強力に結びつく可能性が高い

「マスク」を詳細に分析したドイツの著名な科学者が、そこから検出されるあまりに多い発ガン性物質や肺損傷原因物質に警告を発する

「マスクにより口と鼻から吸入しているものはまさに有害廃棄物です」:ドイツの科学者

少し前に、以下の記事でマスクのことについてふれたばかりなのですけれど、この記事を書いた翌日、英デイリーメールで「マスクに含まれる、発ガン性物質を含む夥しい有害物質の存在が明らかに」というような内容の記事を目にしました。

マスクに感染症対策への有効性は「何もない」ことを改めて。マスクは今ではすでに単なる政治的統制ツール
投稿日:2021年4月6日

ドイツのハンブルク環境研究所の所長であり、完全循環型のデザインである「クレードル・トゥ・クレードル 」という概念を提唱したマイケル・ブラウンガート教授という科学者が、マスクを詳細な分析にかけた結果が書かれているものでした。

重大な問題のあるいくつかの物質と共に、「数多くの化学物質が検出された」とのことですが、デイリーメールが参照したエコテキスタイルというメディアのオリジナルの記事をまずご紹介します。マスク(特に安価な)の長期の着用は、将来的な発ガンと肺損傷に強力に結びつく可能性が高いことがわかります。

毎日長時間マスクをされている方、あるいは、子どもや若い人たちにさせている方々に読んでいただきたいと思います。
 


独占記事:マスクに含まれる複合的な有害化学物質

Exclusive: Chemical cocktail found in face masks
ecotextile.com 2021/04/01

ドイツの著名な科学者が、特定の種類のマスクを長期間着用すると、潜在的に危険な化学物質や有害なマイクロプラスチックが人間の肺の奥深くに吸入される可能性があることを発見した。

ドイツのハンブルク環境研究所の所長であり、世界的に有名なクレードル・トゥ・クレードル (Cradle to Cradle / 完全循環型デザイン)環境基準の共同創設者でもあるマイケル・ブラウンガート教授(Professor Michael Braungart)は、マスクを着用している人たちは、繊維または不織布の両方のマスクを長期間着用することにより、発ガン性物質やアレルゲン、および小さな合成マイクロファイバーを無意識のうちに吸い込むリスクを冒していると本誌に述べた。

ブラウンガート教授のこの最近の発見は、著名な繊維化学者であり、ドイツのアウグスブルクにあるモダーン・テスティング・サービス社のマネージングディレクター兼共同創設者でもあるディーター・セドラク博士(Dr. Dieter Sedlak)によっても裏付けられている。

セドラク博士は、マスクに有害なフルオロカーボン(炭素-フッ素結合を持つ有機化合物の総称)、ホルムアルデヒド、その他の発ガン性の可能性のある物質の濃度が高いことを発見した。

セドラク博士は、「私はブラウンガルト教授と同様の懸念を持っています」と述べた。

事業に 40年以上携わってきたセドラック博士は、世界の主要な特殊化学品サプライヤーの元グローバル製品安全ディレクターでもあり、繊維化学品セクターで最も尊敬されている人物の 1人だ。さまざまな主要な EHS (環境、健康、安全を一体的にマネージメントする手法)による化学物質管理システムの開発に貢献してきた。

このふたりの専門家たちによるマスクに対しての最初の分析テストは、人々が何時間も続けてマスクを着用するべきかどうかということに対しての疑問を投げかけた。

特に、制限された化学物質とマイクロプラスチックの両方への曝露による肺への長期的な損傷のリスクが高い可能性のある児童や工場労働者、長距離のパイロットなどの長時間のマスクの着用は、それはおそらくコロナウイルスへの曝露の短期的なリスクを上回っていると考えられる。

ブラウンガート教授は、「マスクをしているときの呼吸」は以下のようなものと述べる。

「私たちが口と鼻から吸入しているのは実際には有害廃棄物です」

使用済みのマスクで予備テストを行ったブラウンガート教授は、それらのマスクに既知の発ガン性物質であるアニリン、ホルムアルデヒド、光学増白剤などの化学物質の痕跡を発見した。

これらの物質は、ヨーロッパと米国の当局により、消費財に使用される濃度は 100万分の1までと厳しく制限しているものだ。

セドラク博士による別の研究でも、マスク上のパーフルオロカーボン(PFC)の架橋剤として使用される 2-ブタノンオキシム(発ガン性物質)などブロックジイソシアネートなどの化合物の存在が示されている。

パーフルオロカーボンの副産物は、繊維部門で布地の撥油剤や撥水剤として使用されており、生体持続性があることが知られており、ヨーロッパと米国の当局によってその使用が厳しく制限されている。

米国の科学者のグループは、すべてのフッ素系およびポリフッ素系物質(PFAS)を単一のクラスの化学物質として扱うことを求め、危険な毒物学的および環境毒物学的プロファイルのため、本質的でない用途には避けるべきであるとしている。

セドラク博士は以下のように述べている。

「正直なところ、マスクからパーフルオロカーボンが見つかるとは思っていませんでしたが、私たちの研究所にはこれらの化学物質を簡単に検出してすぐに特定できる特別な方法があり、それにより検出されました。そして、これは大きな問題だと思います」

「これは意図的に液体忌避剤として使用されたようです。エアロゾル液滴形式でウイルスをはじくように機能しますが、顔、鼻、粘膜、または眼に対して、パーフルオロカーボンは良くないのです」

彼は、パーフルオロカーボンと、パーフルオロカーボン架橋剤に加えて、ホルムアルデヒドや、その化合物も検出したが、GCMS クロマトグラフ質量分析では、

「何十もの他の汚染物質のピークが示されました」

と語る。

 

マイクロファイバーの懸念

セドラク博士と同様に、ブラウンガート教授は、マスクは、臨床医などの非常に特殊な目的で、または廃棄される前に短期間着用するように設計されているものだと述べる。

これらマスクは、「摩擦と湿気のある環境が繊維の摩耗を促進し、時間の経過と共に細菌のコロニー形成を促進する」ような、たとえば人のポケットの中に仕舞われたりするようなものとしては設計されていない。

ブラウンガート教授によると、この摩耗は、ポリプロピレン繊維が機械的な摩耗から分解するときに小さなマイクロプラスチックの放出を引き起こす可能性があり、テストでは、ドイツの労災保険組合連合であるドイツ法定災害保険(DGUV)によって「危険な粉塵」として分類されたマイクロファイバーが脱落していくマスクがあることがわかった。

この粉塵基準を満たすこのタイプの形状の繊維は、世界保健機関によるアスベストに関する以前の研究の後、「 WHO繊維」とも呼ばれる。

 

布製のマスクは不織布より好ましいのだろうか

進行中のパンデミックの間、ほとんどの人たちは現在、私たちの衣服を作るために通常使用される伝統的な繊維材料から作られたマスクとフェイスカバーも着用している。

幸いなことに、近年では衣類の有害な化学物質に関連するリスクは低くなっているが、リスクはゼロではない。

繊維化学の専門家のフィル・パターソン(PhilPatterson)氏は以下のように述べている。

「口の近くにあるものをすべてさわる傾向がある赤ちゃんを除けば、一般的な人々の衣類に関連するリスクは、皮膚との接触に起因する傾向があります。したがって、特にベビーウェアの素材には、より厳しい化学基準があるのが普通です」

そして以下のように付け加えた。

「私の意見では、布製のマスクは、子ども向けの最も基本的なハザードテスト(有害事象試験)にまだ合格していません。子どもの新型コロナのリスクはごくわずかであることが示されているのに」

 

マスクの有害性は将来の訴訟のリスクにつながるか

政府や企業など、マスクの継続的かつ長期的な着用を義務付けている人々にとっての予期しない問題の 1つは、特に長期的に見て、人間の健康に長期的な悪影響を与えることが証明された場合、将来これは訴訟となっていく可能性があることだ。しかし、マスクの健康への長期的な悪影響についての研究は、今のところ行われていない。

化学物質管理について世界最大の衣料品小売業者やブランドのいくつかに助言したパターソン氏は、これが将来問題になる可能性があることに同意している。

「一部の化学物質や繊維は長期的な影響を与える可能性があるため、マスクを義務付けることには非常に注意が必要だと思われます。これにより、将来のある段階で人に対しての傷害罪の請求の水門が開かれる可能性があります」

マスクは、新型コロナウイルスに対する世界的な対応と必要な介入の不可欠な部分であり、特にパンデミックの最盛期にはそうだろう。

しかし、私たちがこの世界的な健康危機から抜け出し始めたときに、一流の科学者たちは現在、長期のマスク着用による潜在的に危険な化学物質への曝露の実際のリスクが、新型コロナウイルスに暴露するリスクよりも実際に高いかどうかを考え始めている。

特に、新型コロナウイルスの重症の発症に関して低リスクのカテゴリーに属する子どもたちや若い成人たちについてのマスクのリスクが懸念される。


 

ここまでです。

いろいろと書かれていますが、簡略化しますと、マスクの長期の着用には、以下のふたつが大きな問題として考えられるようです。

・パーフルオロカーボン(PFC)というカテゴリーの物質が発ガンに結びつく可能性

・マイクロファイバーを吸い込み続けている問題(肺損傷につながる可能性)

他にも一般的なマスクには、さまざまなものが含まれているようですが、以下は、セドラク博士が、GCMS クロマトグラフで検出した際のグラフです。

見方は私にはわかりませんが、縦に示されるグラフが検出された化学物質ということでしょうか。

GCMS クロマトグラフ質量分析で検出されたマスクに含まれる化学物質

 

なお、英デイリーメールは、世界中で使用されている「マスクの生産国」の現実にふれていますが、

「全体の 85%のマスクが中国製」

なのだそうです。

中国はパンデミック以前から、世界をリードするマスク製造国であり、新型コロナウイルスの発生の中でこの地位がさらに固められ、世界中のすべてのマスクの 85%の製造を占めている。

たとえば、2020年の最初の 5か月で、70,000を超える新しい企業が中国でマスクを製造または販売するために登録された。

マスクに対する需要のブームは、中国でマスクがいい加減に作られているかもしれないという懸念につながり、また、中国のサプライチェーンの不透明性がさらなる懸念を引き起こしている。 (dailymail.co.uk

このデイリーメールの抜粋部分に、

> 中国でマスクがいい加減に作られているかもしれないという懸念

という部分がありますが、これは以前書きました以下の記事の内容ともつながるものです。

一部のマスクに使われているポリウレタンには、トルエンの1万倍の毒性がある猛毒成分イソシアネートが含まれています
投稿日:2020年9月13日

旭川医科大学から 2012年に発表された論文「環境に広がるイソシアネートの有害性」には、

> 重合不完全で揮発性イソシアネー トを残留させたウレタン製品

という記述があり、この「重合不完全」という状況はどのようなことにより起きやすいかというと、

「いい加減にマスクを製造した場合」

ということになります。

論文には以下のようにありました。赤い字はこちらで施しています。

イソシアネートが体内に入る経路によって毒性は大幅に違い、経口摂取では消化器内でアミンや尿素に変化して容易に排出され易いのであまり害はない。しかし、吸入した場合には、肺胞から血液中に入り、血漿の成分(血清アルブミンやヘモグロビン)とイソシアネートの抱合体になり、全身の臓器に行き渡る。

体内での寿命は人により異なり、半減期は約1日から21日に及ぶ。

イソシアネート抱合体が多く蓄積するのは、上鼻部の臭覚器、気管支、肺など呼吸器と、 次いで腎臓、心臓である。

皮膚からも進入し、呼吸器からと同様に血漿イソシアネート抱合体として全身を循環し、喘息を引き起こす場合もある。

粘膜や皮膚と容易に反応して刺激し、目や皮膚の症状も起こす。著しく感作性で、 極めて低濃度でも感作し、発症率が高い。

日本で市販されているポリウレタンマスクの中には、こういうような影響をほんのわずかでも生じさせるような製品も存在している可能性はあります。

そして、おそらく日本でも、85%かどうかはわからないですが、安価に売られているマスクのほとんどは中国製だと思われます。

ですので……まあ、もうそろそろマスク社会も1年ですか……。

ガンにしても肺損傷にしても、それが具体的なものとして発現するまでには、たとえば 10年とかあるいはそれ以上の時間などがかかることがあるのが一般的なわけで、今すぐ何がどうこうするという話ではないです。

それでも将来的に、長期間マスクを着用し続けた「代償」は、いつの日か大きく「表にあらわれる」可能性が高いです。

しかも、これは「全世界で同じ」なのですから、何だかものすごいですよね。

日々ほんの短時間だけマスクをするような場合ですと、さほど影響はないものだと思いますが、1日のうちの長い時間をマスク着用で過ごされるという場合、あるいは子どもさんたちの場合など、自衛策としては、「マスク 100% 綿」(これは一例で、いくらでもあります)などで表示されるマスクを使用するとか(それが根本的な問題解決になるという話ではないですが)、手作りの布マスクを使用するかということになりますでしょうか。

それにしても、もうすでに1年間のマスク社会ですからね……。

本当に健康に悪い健康対策が積み重なっていきます。

 

 

マスクに関する追記 : 長期間のマスク使用が進行性の肺ガンのリスクをもたらす可能性について

前回、以下の記事で、どこでも販売されている一般の廉価なマスクに含まれている毒性について書きました。

「マスク」を詳細に分析したドイツの著名な科学者が、そこから検出されるあまりに多い発ガン性物質や肺損傷原因物質に警告を発する
投稿日:2021年4月8日

この記事を書いた後に、代替医療と統合医療の著名な医師であるアメリカのジョセフ・メルコラ博士のウェブサイトで、

「マスクの使用は進行性の肺ガンのリスクをもたらす可能性がある」

という部分が含まれている記事を読みました。

その記事そのものは、マスクの長期使用のさまざまな害について書かれているもので、そのいくつかについては、過去記事でも取り上げているものですが、その中の「マスクによる進行性の肺ガンのリスク」の部分は、「片利共生」なんていう聞き慣れない言葉が出てくる目新しいものでした。

片利共生(へんりきょうせい、Commensalism)は、共生の一形態で、一方が共生によって利益を得るが、もう一方にとっては共生によって利害が発生しない関係である。そのほかの共生の形態としては、相利共生、片害共生、寄生がある。 (Wikipedia)

その部分だけを抜粋しますと、以下のようなものでした。

ジョセフ・メルコラ「マスクは時限爆弾」より

Masks Are a Ticking Time Bomb

マスクの使用は進行期の肺がんのリスクをもたらす可能性がある

腸内細菌叢が免疫系と慢性疾患のリスクに影響を与えることはよく知られているが、肺は無菌であると長い間考えられていた。

しかし、現在では、口腔共生生物として知られる口からの微生物が頻繁に肺に侵入することが知られている (報道)。

それだけでなく、ニューヨーク大学のグロスマン医学部の研究者たちは、これらの経口共生生物が肺で「濃縮」された場合、それが癌に関連していることを明らかにした (論文)。

具体的には、肺ガンの成人 83人を対象とした研究で、進行期のガンの成人たちは、早期ガンの成人よりも肺の片利共生が多かった。肺に片利共生菌が豊富に含まれている患者たちでも、生存率が低下し、腫瘍の進行が悪化していた。

この研究では、マスクの使用が肺の口腔共生にどのように影響するかについては調べられていないが、以下のように記されている。

「健康状態によるものであろうと、病状によるものであろうと、下気道の微生物叢は主に口腔分泌物の吸引と下気道微生物の影響を受ける。これらは常に宿主の免疫系と相互作用している」

マスクを着用することにより、肺への口腔微生物の蓄積が加速し、マスクの使用が進行期の肺ガンに関連するのではないかという疑問が生じる可能性が高い内容だと思われる。アメリカ国立衛生研究所は 、マスクを着用すると通常吐き出す水蒸気のほとんどがマスクに残り、凝縮して再吸入されることを確認した研究も実施している (論文)。

国立衛生研究所は、湿ったマスクを着用して、自分の呼吸の湿った空気を吸い込むことは気道を水和させるので、(感染症に対して)良いことだと示唆するということを書いている。

しかし、口から微生物を吸入することは進行したガンのリスクを高めるかもしれないという知見を考えると、これはほとんど利益のように聞こえない。マスク内の湿度は病原菌の急速な増殖を可能にし、マスクは呼吸を困難にするため、呼吸が重くなり、肺の奥深くに微生物を吸い込む危険性がある。

ここからリンクなどを含めて、遡りますと、ひとつの「地政学メディアの記事」に行き当たりました。

その概要をご紹介したいと思います。
カナダのグローバルリサーチ社の記事です。

この内容の引用元は、医学専門誌キャンサー・ディスカバリー (CancerDiscovery)に掲載された論文です。 

 


研究は、長期のマスク使用は進行期の肺ガンに寄与する可能性を示す

Long-term Mask Use May Contribute to Advanced Stage Lung Cancer, Study Finds
globalresearch.ca 2021/02/03

医学誌キャンサー・ディスカバリーに掲載された最近の研究では、有害な微生物の吸入が成人の進行期の肺ガンの一因となる可能性があることがわかった。マスクの長期使用は、これらの危険な病原体の繁殖に寄与する可能性がある。

微生物学者たちは、頻繁にマスクを着用すると、肺に入る前に微生物が成長および増殖できる湿った環境が作り出されることに同意している。次に、これらの外来微生物は気管を下って気管支と呼ばれる 2つの管に移動し、肺胞と呼ばれる血管で覆われた小さな空気袋に到達する。

ニューヨーク大学医学部の肺マイクロバイオーム(肺の細菌生物叢)プログラムのディレクターであるレオポルド・シーガル(Leopoldo Segal)准教授は以下のように述べる。

「長い間、肺は無菌であると考えられていましたが、今では、無意識の吸引により、口腔内共生菌(口の中に見られる微生物)が頻繁に肺に侵入することがわかっています」

研究によると、肺に侵入した後、これらの微生物はサイトカイン IL-17として知られているタンパク質に炎症反応を引き起こす。

シーガル准教授は以下のように言う。

「 IL-17と炎症が肺ガンに及ぼす既知の影響を考えると、肺の口腔共生の濃縮が、 IL-17タイプの炎症を引き起こし、肺ガンの進行と予後に影響を与えるかどうかを判断することに私たちの関心はありました」

肺ガンの未治療は成人 83人の肺の微生物を分析している際に、研究チームは、長時間のマスク着用によって培養される可能性のあるベイロネラ菌、プレボテラ、および連鎖球菌のコロニーがすべて進行期の肺ガンの患者に大量に見られることを発見した。

初期の段階で、これらの細菌培養物の存在はまた、病期に関係なく生存の可能性を低下させ、および腫瘍増殖の増加と関連していた。

マスクの義務は科学か?

さらに、マウスの肺でのベイロネラ菌の培養に関する研究では、そのような菌の存在が免疫抑制細胞やサイトカイン IL-17 などの炎症細胞の出現につながることがわかった。シーガル准教授は以下のように言う。

「私たちの研究の結果を考えると、肺のマイクロバイオームの変化は、予後を予測したり、治療のために患者を層別化したりするためのバイオマーカーとして使用できる可能性があります」

マスクの義務化とロックダウンの長期的な影響に関する証拠が増えるにつれ、医師と科学者たちは、これらの権威主義的措置が実際に利益よりも害を及ぼしているかどうかを再考し始めている。

マスクの強制着用が始まって以来、皮膚科医は、マスクが毛穴を油やバクテリアで詰まらせることによって引き起こされる口の近くのにきびの発症を表すために「マスクネ (maskne)」という用語を作り出した。

これは、使い捨てマスクまたは布製マスクのいずれかが原因である可能性がある。

歯科医たちはまた、マスクの義務が始まってからわずか数ヶ月の間に、患者が歯肉炎と虫歯の増加を伴って歯科医院に戻ってくる「マスクマウス」として知られる現象について警告している

これらの発見は、長期のマスク着用によって引き起こされる害の増大する証拠に光を当てている。


 

ここまでです。

肺の疾患に関しては、現在も続いている「過剰な殺菌」がどのような結果に結びつく可能性があるかということについて、以下のような過去記事でふれています。

過剰な消毒と殺菌が「人間の肺を破壊するメカニズム」がわかった
投稿日:2020年5月25日

「タバコではない」 : 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の発症要因は「漂白剤と消毒剤」であることが判明。第四級アンモニウム塩を含む除菌製品が私たちの社会を破壊する
投稿日:2019年12月15日

過剰な殺菌とか長期間のマスクと比較すれば、タバコの害なんて……と最近は実感します。

私自身は、子どもが生まれた時にタバコをやめて、子どもが今年 16歳ですから、そのくらいになりますが、また始めようかなとか思っているくらいで、これに関しても「現代医学に騙されたかな」と思っている面もあります。

まあしかし、タバコに関してはともかく、マスクと過剰な殺菌が続くこの社会の数年後から十数年後は、過去にないような肺疾患の嵐が社会を見舞いそうです。

(社会が存在していれば、ですが)

なお、タバコの「害」については、以下のような過去の論文も参考になるかもしれません。

Medicinal uses of tobacco in history
歴史におけるタバコの薬用使用 (2004年の論文)

The effect of nicotine in vitro on the integrity of tight junctions in Caco-2 cell monolayers
Caco-2細胞単層の密着結合の完全性に対する実験室でのニコチンの効果 (2007年の論文)

Influence of dietary aconitine and nicotine on the gut microbiota of two lepidopteran herbivores
鱗翅目草食動物の腸内細菌叢に対する食餌性アコニチンとニコチンの影響 (2020年の論文)

ともかく、過剰な殺菌にしても長期間のマスクにしても、すでに時間が経ち過ぎていて、多くの場合で体が元に戻ることは難しいでしょうけれど、「最悪」を避けることはできなくもない気もします。

あるいは、元に戻ることが難しい子どもたちだけでも守ってあげられる方向はないものかと考えます。

 

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