消費税財源で最低保障年金 2階部分は個人口座で運用―河野氏

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河野太郎 政治・経済

消費税財源で最低保障年金 2階部分は個人口座で運用―河野氏

2階部分は積み立て方式で運用!

 自民党総裁選に立候補する河野太郎規制改革担当相は16日、報道各社のインタビューで、今後の年金制度の在り方について、消費税を財源とする最低保障部分を創設すべきだとの考えを明らかにした。上乗せする「2階部分」には、個人が口座で運用する積み立て方式を提唱。いずれも現行年金制度の抜本的見直しが必要で、総裁選の争点の一つとなりそうだ。

 河野氏は「年金に最低保障は必要で、保険料ではなく税でやるしかない」と指摘。財源には「消費税がいい」と述べ、「最低保障と消費税率が一対一で対応する。保障(年金)額と税率が自動的に決まるので議論がしやすい」と説明した。

 2階部分については「自分の年金口座に保険料を拠出し、さまざまな金利で稼いでもらい、拠出プラス金利が戻ってくる」という仕組みを提案。「しっかり国民と議論し、オープンにして決めていきたい」と語った。

 現在の公的年金制度は、基礎年金(国民年金)と厚生年金などの2階建て。基礎年金は保険料に加え、国庫負担で税財源が投入されている。仮に、基礎部分全額を消費税で賄うことになれば、税率引き上げは必至だ。

 最低保障年金をめぐっては、旧民主党政権がマニフェスト(政権公約)に掲げたが、財源のめどが立たなかったことなどから、撤回した経緯がある。

マイコメント

年金の最低保証の財源に消費税というのもおかしな話で、ネズミが自分のしっぽを食うような
ものです。

消費善負担率の一番多いのは年金生活者のような低所得者です。
年金を10万円支給されても、そのうち1万円を毎月消費税で取り上げられていて、それが
回り回ってくるようなものです。もし、消費税を財源とするならば近い将来税源不足となり
消費税の引き上げになります。

仮に、将来的に20%になるなら、10万円のうち2万円が消えていくことになり恩恵はないと
いうことです。消費税でなく、所得税や法人税のような一般財源ならば低所得者が所得税を
負担することはないので、そのままもらえるわけです。

どうもこの論理的ロジックに引っかかり、消費税OKとする人も多いだろうと思います。
騙されないようにしましょう。これはおそらく竹中氏の入れ知恵でしょう。
竹中氏は狡猾で非常識を常識のように思わせるテクニックがあり要注意です。

また、年金を2階建てにして2階部分は積み立て方式などと言っていますが、このやり方は
すでに失敗したやり方です。

ほとんどの人は知らないかもしれませんが、もともと年金は積み立て方式だったのです。
しかし、積み立てを続けていくうちに当時の財務官僚や他省庁の利権がらみから積みあ
がっていく年金が数十兆円を超えてくると目の前に人参がぶら下がっているようなもの
ですから、このまま積み上げておくのはもったいないと思ったのでしょう。
この積みあがった年金を流用すべきだということになり、様々な事業を立案しその特殊
法人に補助金として流すことで退職官僚の人件費や施設の建設費、運用費に散財して
積みあがった年金をほぼ使い尽くしたのです。

それを以前と同じように積み上げても同じ過ちを繰り返すでしょう。
何しろ彼らは様々な名目で流用するのに長けていますからね。

つまり最初から失敗するやり方だということです。
総裁選告示を前に竹中が脱原発で急接近しているところを見ると総裁選での政策アピー
ル部分を入れ知恵したのでしょう。

今回の総裁選は票数で言えば岸田氏有利ですが、竹中氏の急接近、小泉と菅総理の
支持を考えると、アメリカからの要望としては河野氏だろうと思います。




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