日本の1日のコロナ死者数がパンデミック以来最多を記録。ここまでの歴史をデータから見ると

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日本の1日のコロナ死者数がパンデミック以来最多を記録。ここまでの歴史をデータから見ると

これが抗体依存性感染増強だと確信できる中、つまり次は「数千万人」の段階へと

この3日間で1000人の日本人が死亡している

新型コロナウイルス感染症による日本の1日の新たな死亡事例が、

「パンデミック全期間を通して最大」

になったことを、日本の各メディアが「とても小さく」伝えています

コロナ死者、最多371人 感染者は17万4079人

国内で23日、新たに371人の新型コロナウイルス感染症の死者が報告され、1日当たりで過去最多となった。流行「第8波」で感染者数が膨らむのに伴い、死者数も増えている。これまでは第7波だった9月2日の347人が最多だった。一方、今年の累計死者数は3万6600人余りとなり、平均で1日100人以上が亡くなったことになる。

23日の感染者は17万4079人が確認された。前週の同じ曜日より約2万人多い。
都道府県別の死者は神奈川28人、北海道25人、東京24人など。福井と鹿児島を除く全ての都道府県で報告があった。 (東京新聞 2022/12/23)

 

報道の文字数の規模としては、「白浜のパンダ楓浜に氷のリース クリスマス「特別な一日に」」と同じほどの小さな小さな報道でした。そりゃまあ、日本人が 1日300人亡くなったことよりも、ジャイアントパンダのニュースのほうが大事ですからね。

それにしても、到達が早かったです。

以下の 12月22日の記事では、「早ければ数日中にも」などと書きましたけれど、この翌日にあっさりと新記録を更新しました。

 

[記事] ブースターの国「日本」でコロナそのものが粛正ツールとなっている中、「広域火葬計画実施」の日が少しずつ近づいている予感
 In Deep 2022年12月22日

 

これは、「 1日 370人の方がコロナと思われる疾患で亡くなった」ということを示すと共に、以下のように考えますと、迫力があります。

 

12月21日の死者 296人
12月22日の死者 315人
12月23日の死者 371人

3日の合計 981人

厚生労働省

 

合わせると、このようになりまして、

「この 3日間だけで、ほぼ 1,000人の日本人がコロナで亡くなっている」

ということです。

このままのペースで進みますと、次の 1か月で「プラス 1万人規模の死者」ということも想定されるかもしれませんが、そうはならないと思います

その想定の倍、あるいは十倍などの死の波となっていくと想定されます。

その予測の理由はともかく、パンデミックが始まってから、ここまで辿りついた日本という国の「努力」と感染死亡事例の「他国の比較」を見てみたいと思います。

現在の日本の人口あたりのコロナ死者数は、主要国では、ダントツのトップであることは先ほどの記事で記させていただきまました。

日本と各大陸の人口100万人あたりのコロナ死者数の推移

ourworldindata.org

 

しかし、日本のコロナ死は、もともとは世界で上位ではありませんでした。

マスク着用の事実上の義務化や緊急事態宣言、ワクチンの事実上の「社会的強制」の中で、次第に死者数が他国を圧倒するようになりました。

世界と日本のコロナ死の推移を振り返ってみましょう。

感染数ではなく、「死」です。今では感染確認数に関しては、ほとんど検査をしていない国も多く、データの目安となるのは、死亡数と重症化数だけとなっています。

まず、パンデミックが始まった 2020年です。当初はヨーロッパの死亡数が大きく報じられていました(当時それが全部コロナだったかどうかはともかく、公式統計の数を示します)。

2020年の世界と欧州と日本の人口100万人あたりのコロナ死の推移の比較

2020年1月27日 – 2020年12月31日 ourworldindata.org

日本はこの最初のパンデミックの年を通して、「感染症対策の優等生」と海外から言われていました。

上のグラフの中で日本で起きたことは、まず「緊急事態宣言」の発令でした。2020年3月13日に成立した「新型コロナウイルス対策の特別措置法」に基づく措置として、最初の緊急事態宣言が 4月7日から 4月16日にかけて、全都道府に発令されました。

この頃の私の気持ちが率直にタイトルに表れているのは、緊急事態宣言の 2週間後くらいの以下の記事でしょうか。

 

 

[記事] ソーシャルディスタンスや消毒の徹底というオカルトや、ロックダウンという独裁(かつ愚の骨頂)政策にいつまで私たちは隷属し続けなければならない?
 In Deep 2020年4月27日

 

ここでは「愚の骨頂」などと表現を弱めていますが、要するに「すべてが、馬鹿対策である」と書いています(最たるものはマスク)。

上のタイトルに「いつまで私たちは隷属し続けなければならない?」とありますが、それは翌年の以下のタイトルの記事の通りです。この時に「もう終わることはないどころか、今後事態は悪化する」と確信していました。

 

[記事] 緊急事態宣言やワクチンでの抗体の実態が示唆する「終わらない輪廻」の構造
 In Deep:2021年1月6日

 

この記事の頃、はじめて抗体依存性感染増強(ADE)という概念を知り、これはまだワクチン接種が始まる前の記事でしたが、「接種が始まってしまったら、その数年後はひどいことになる」と思い始めていました。

その後も、緊急事態宣言が出されるたびに死者の増加が見られつつ、そして、マスク着用も事実上の義務化となる中で、流行波のたびに感染数、死者数が増加していきます。

しかし、この 2020年には、「感染対策の決定版」であるコロナワクチンは、まだ日本には登場していませんでした。そのため、この程度の死者数の推移で済んでいたと見られます。

 

2021年になり、パンデミック2年目となります。

コロナワクチンの接種が始まります。2月17日から医療従事者等の先行・優先接種、4月12日から高齢者への優先接種、そして、順次、一般の方々への接種が始まりました。

それでも、日本は相変わらず、他の国と比較すれば、優等生でした。

2021年の世界と欧州と日本の人口100万人あたりのコロナ死の推移の比較

2021年1月1日 – 2021年12月30日 ourworldindata.org

この 2021年の 12月には 3回目の接種も始まり、それと共に、感染数、死者数が減少方向に進み、「これはワクチンの成果だ」と人々は喜びました。

そして、ますます多くの人たちがマスクを着用するようになりました。

 

2022年に入ります。

パンデミック3年目です。

この年は、変動が大きいですので、半年ごとの比較を示します。

2022年1月-6月の世界と欧州と日本の人口100万人あたりのコロナ死の推移の比較

2022年1月1日 – 2022年6月30日 ourworldindata.org

優等生だった日本が、死者数において、3月頃から次第に「世界と肩を並べ始めた」ことがわかります。

そして今年の夏に入りました。この時から日本は「優等生ではなくなった」のでした。

今年 6月以降の日本は、「ほぼ常にコロナ死者数で世界のトップを走り続けてきた」のでした。

2022年6月-12月の世界と欧州と日本の人口100万人あたりのコロナ死の推移の比較

2022年7月1日 – 2022年12月23日 ourworldindata.org

 

この間、日本では、他の国ではほぼ行われていない 4回目の接種、5回目の接種と進めていきました。これがその結果です。

このように、2022年6月を境にして、日本の感染状況は大きく悪化しました。

 

理由は何でしょうか。

 

 

他国との比較でわかる「これは抗体依存性感染増強」

このようになった原因としては、それは「他の国では行われていないこと」と比較してみるのもいいかと思います。

今では他の国では、少なくとも国家全体ではほぼ行われていないことは、以下のようなことです。

 

・日常のマスク着用

・あらゆる場所での手の消毒

・3回を超えるブースターショット

 

これらがすべて重なっての原因と考えるのが妥当ですが、しかし、最も大きく関係しているのは、たとえば、この状況をよく示している東京理科大学名誉教授である村上康文氏の声明を掲載しました1年ほど前の以下の記事にあるのではないでしょうか。

 

[記事] 6回目ぐらいで全部死んでしまう」 : 村上康文 東京理科大学名誉教授の言葉から見えるブースターによる、すぐそこにある終末
 In Deep 2021年12月29日

 

この記事から、ほぼ1年後の現在、日本のコロナ死者数が「過去最多」となったわけですが……。

これで終わるでしょうか。

あくまでマウスでの実験ですが、村上名誉教授は、「全部死んでしまう」と述べられていました。

このようなマウスの実験から、おそらく死の拡大はもう少し続くと見られます。

結局、回数を多く打たなければ、それほど問題は大きくならなかったとも思うのですが、しかし、現在、「 4回目以上を接種した日本人の数」が、

 

「 5300万人以上に達している」

 

ことをデータは示しています (12月21日時点で、5363万 2806人)。

1回目から 4回目(あるいは 5回目)を全部足すと、日本の総接種回数は 3億 3000万回に達しています。

以下の NHK のグラフが示す通り、日本「だけ」ブースター接種回数が延びている。

 

主要国のブースター接種率の推移

NHK

 

現在の死者数の増加が、抗体依存性感染増強 (ADE)と関係があると確信できるのは、

 

「ブースター接種が進んでいない国では、死者の増加が起きていない」

 

ことからもわかります。

下は、ほんの一部ですけれど、主要国でブースター接種率の高い国(ここでは日本とイタリア)と低い国(インド、パキスタン、インドネシア)の過去3ヶ月の死者数の推移を比較したものです。

ブースター接種率上位の日本やイタリアと、低いインドやパキスタンなどのコロナ死者数の推移 (人口100万人あたり)

ourworldindata.org

 

今から 2年半くらい前、つまり世界のどこでもまだコロナワクチン接種が始まっていなかった頃、アメリカのバイオテクノロジー企業の CEO が強い懸念を示していました。

以下のように、今の日本と似た状況を記していました。

2020年8月1日の米企業 CEO のブログより

コロナウイルスワクチンは最初は危険ではない可能性がある。

集団予防接種の努力は、おそらく各国で人口の大部分に施されるだろう。最初の 1、2年は、実際の安全性の問題はないように見えるかもしれない

そして、この認識された「安全性」の中で、時間の経過とともに世界人口のより多くがワクチン接種を受けるだろう。

最終的に、ワクチン接種を受けた人たちの血液中にある抗体は、突然変異による構造変化のために同じ親和性ではウイルスに結合できないため、中和されなくなる(非中和抗体になる)

時間の経過とともに抗体の濃度が低下することも、この非中和への移行の一因となるだろう。これらの以前に予防接種を受けた人々が SARS-CoV-2 のこの変異株に感染すると、ウイルスに対してはるかに深刻な反応を経験する可能性が出てくる

皮肉なことに、このシナリオでは、ワクチンはウイルスの病原性を低下させるのではなく、より病原性の高いものにする。これは、ワクチン開発者が最初に実際の確信を持って予測またはテストできるものではなく、後で明らかになることだ

このようなことが発生した場合、誰が責任を負うのだろうか?

Science with Dr. Doug

この全文は、以下の記事で翻訳しています。

[記事] 類の大量死につながる可能性を否定できない ADE (抗体依存性増強)についてのメカニズム…
 In Deep 2021年4月27日

 

この ADE のメカニズムについては、以下に、2021年の大阪大学等の研究をご紹介しています。

[記事] 大阪大学が「抗体依存性増強の研究」論文を発表。そこから想像できる「ワクチン接種拡大と共に死者数が増加する理由」。そして、今のワクチンではADEは避けられないことも
 In Deep 2021年5月31日

 

ADE は必ず起きるわけではないだろうにしても、感染増強を引き起こす非中和抗体 (感染増強抗体)は「消えない」ものです。中和抗体とはそこが異なります。

永遠かどうかはわからないですが、長く体内に残り続けるため、「ずっと感染増強の恐れと共に生きていかなければならない」ことになってしまうのです。

上の米企業 CEO は、

 

「このようなことが発生した場合、誰が責任を負うのだろうか?」

 

と述べていますが、将来的には「責任がとれるような規模ではなくなる」と見られますので、もはや、責任とか非難とかの段階ではないと思います。

日本の医学者、専門家たちが行わなければならないことは、

「 ADE への対処の方法を探り出す」

ことです。

ADE とはいっても、基本的は、要するに「重症化しやすくなる」という話ですので、それにどう対処するかということです。

現状でも、これだけの死者が出ているということは、日本では、基本的に、コロナ重症化への日本の対応は未発達である可能性があります(お医者様たちの努力を揶揄しているのでは決してありません)。

方法論を知らない、あるいは開発されていない、という可能性です。

早急に研究・開発する段階です。

 

これまで、ADE への対処方法というものが「存在しなかった」から、医学の歴史では、ADE が起きることが知られているワクチン(デング熱、新型ではないコロナウイルス等)の開発、研究は中止されてきたのです。

しかし、今回、ADE が起こることが知られているコロナウイルスにおいて、大規模接種を実施してしまったわけですから、しかも、日本の場合、度重なるブースターまで数千万人が受けてしまっています。

責任云々ではなく、対処をしなければいけません。

京都大学名誉教授の福島正典さんは、「最終的に、数十億人の命が危険にさらされる可能性がある」という論文を会議で示されていましたが、日本にあてはめれば、数千万人ということになります。

他にもいろいろと書きたいことはあるのですが、日本のメディアにしても、他のわけのわからない報道で、ごまかしている場合ではないですよ。

メディアのあなたがた自身の命も危ないのだから。

コメント

  1. マリー より:

    5回もワクチン接種を続けているのは日本だけ。死者がたくさん出ているのに止めようとしません。被害者の訴えを厚労省は無視している。海外だったら、デモを起こして終わらせている国もあります。日本も海外みたいにデモを起こさないと変えられないのではと思いました。母にワクチン打って、死んだ人いっぱいいると話したら、そんな事ないと言われました。ニュースではワクチン接種者の死亡の事は言ってないのでしょうか?
    ワクチン打たせるため、副反応の酷さ、死亡の事、ワクチン打つたび免疫が下がる事を隠していたのはひどいです。どうしたらワクチン中止になると思いますか?

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