複数回のブースター接種が「免疫寛容を引き起こす」ことが正式に確認される

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伝染性ワクチン コロナワクチン

複数回のブースター接種が「免疫寛容を引き起こす」ことが正式に確認される

ワクチンを複数回打った人は今後要注意です。

「かかりやすくなる」ことが明らかに

中国の重慶医科大学などによる最近の研究論文が、「ブースター接種を繰り返し行うと、免疫寛容が生じる」ことを確認したということが報じられていました。

査読済みの論文として発表されています。

免疫寛容というのは以下のようなことで、要するに、「免疫が効かなくなる」ということです。

日経バイオテクより

免疫寛容とは、過去に免疫応答を起こしたことがあったり、免疫応答を起こす可能性のある特定の抗原に対して、免疫応答を起こさない状態を指す。

bio.nikkeibp.co.jp

 

重慶医科大学の論文は以下にあります。

延長された SARS-CoV-2 RBDブースターワクチン接種は、マウスの体液性および細胞性免疫寛容を誘導する
Extended SARS-CoV-2 RBD booster vaccination induces humoral and cellular immune tolerance in mice

 

ブースター接種の繰り返しが、結局は「コロナに対しての免疫を失う」ということが示されている論文ですが、しかし、すでに数千万人の日本人が、それをおこなっていることを考えますと、今後の数年は厳しそうです。

なお、この論文で興味深いのは、スパイクタンパク質の「 RBD 」という部位に対してのブースターを取りあげていることです。

抗体依存性感染増強(ADE)という状況を引き起こす要因は、この RBD ではなく、もうひとつの NTD という部位なのですが、このあたりは、やや複雑な話となりますので、以下の記事などをご参照くだされば幸いです。

 

[記事] 幻のワクチン : ADE (抗体依存性増強)を誘発しないコロナウイルスワクチンが現行のファイザーワクチン以前に存在したことを明らかに示す厚生労働省の特例承認報告書
 In Deep 2021年7月7日

[記事] 中国ワクチンは、スパイクタンパク質の中和抗体部位の標的に特化した「ADE(抗体依存性増強)を引き起こさないもの」であることを今にして知る…
 In Deep 2021年7月22日

 

これまで、「 RBD のみをターゲットにしたワクチンなら、ADE を引き起こさないので、まだマシなのでは」と思っていましたが、今回の重慶医科大学の研究が示したのは、「 RBD のみをターゲットにしたワクチン」でも「ブースターは悪影響のほうが強い」ということになりそうです。

結局、現時点までの知見では、スパイクタンパク質を抗原としたワクチンは、どのようなメカニズムでも、結局ダメのようです。

むしろ、かかりやすくしてしまう

この「かかりやすくしてしまう」というあたりは、以下の記事などをご参照頂ければと思います。

いろいろな作用が複合して、このようになってしまいます。

 

[記事] コロナワクチンの最大の問題点がようやくわかってきた
 In Deep 2023年1月4日

 

重慶医科大学の論文を取りあげていた医学メディアの記事をご紹介します。



査読付きジャーナルに掲載された研究は、反復ブースターがマウスの体液性および細胞性免疫寛容を引き起こすことを示している

Study Published In Peer Reviewed Journal Shows That Repetitive Boosters Cause Humoral And Cellular Immune Tolerance In Mice
thailandmedical.news 2023/01/20

中国の重慶医科大学と重慶医科大学附属第一病院の研究者たちによる新しい研究により、COVID-19 のブースター接種を繰り返し行うと、マウスに体液性および細胞性免疫寛容が生じることがわかった。

ワクチンブースターの反復の接種は、中和回避変異を伴う SARS-CoV-2 変異株の継続的な出現に直面して提起されたが、それらの防御効果と潜在的な悪影響はほとんど不明のままだった。

研究チームは、マウスモデルで、組換え受容体結合部位 (RBD)ワクチンブースターを延長して接種した場合の、体液性および細胞性免疫応答を、従来の免疫戦略によるものと比較した。

研究結果は、従来のワクチン接種コースの後の複数のワクチンブースターが、デルタおよびオミクロン変異株に対する RBD 特異的抗体力価および血清中和効果を有意に低下させ、CD4+およびCD8+T細胞の活性化を著しく損ない、PD-1 および LAG-3 を増加させることを示した。

この研究結果は、RBD ブースターによる長期ワクチン接種が適応免疫寛容を促進することにより、防御免疫記憶を覆すことを機構的に確認した。

調査結果は、査読付きジャーナルである iScience に掲載された。

この研究の重要な発見は次のとおりだ。

 

・反復したブースター接種は、血清の中和活性を損なった

・反復したブースター接種は、胚中心の形成を抑制した

・反復したブースター接種は、CD8 + T細胞の活性化を阻害した

 

この研究結果は、SARS-CoV-2 ワクチンのブースター接種の継続的な使用に伴う潜在的なリスクを示しており、世界的な COVID-19 ワクチン接種強化戦略に影響を与えると見られる。

マイコメント

これはとても大変なことであり、これまでも同様の研究があり注意を促していましたが、今回は
これが正式に認められたことから、ワクチンを複数回打った人は免疫が弱くなっているのでコロナ
に限らず、多くのウイルスや細菌に対して無防備に近い状態になります。

特に中国から春節を利用して多くの観光客が押し寄せていて、彼らが帰った後が問題となります。
彼らが日本国内に新種のウイルスを持ち込まないということは100%断言できないので、何かしら
の感染流行が起こる可能性があります。

その時にブースター接種をした人は免疫応答が寛容になっているので感染しやすくなります。
そのため、1か月くらいはあまり外に出歩かない方が良いだろうと思います。

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