農家を強制的に廃業させているオランダで、農家抹殺政策に反対する圧倒的な選挙結果

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牛舎 食糧問題

農家を強制的に廃業させているオランダで、農家抹殺政策に反対する圧倒的な選挙結果

与党ルッテ政権は大きく議席を減らし、政策転換が確実

読者の方からの情報です。
 「オランダ農業革命」と評された劇的な選挙報道がありました。「カナダ人ニュース」の、やまたつさんが解説をされていました(3:30〜)。
 オランダでは「世界経済フォーラムの子分」ルッテ政権が暴走を続け、窒素の排出量削減を理由に、これまで農家をさんざん締め上げてきました。「2030年までに窒素の排出量を国全体で50%削減、環境センシティブエリアに指定しているところは70%削減」という条件を農家に課していますが、農家は2006年までにすでに70%削減を達成しているそうです。それなのにルッテ政権はさらに削減を要求し、ついには「削減できてもできなくても」農家をやめろという要求になりました。ムチャクチャです。このままだと35,000件の酪農家のうち11,200件が廃業の可能性があり、それだけでなく来年までには3,000件は強制的に閉鎖させられる見通しだそうです。
 そのような中、3月15日に州議会議員を決める地方選挙がありました。この選挙では30年ぶりの高い投票率を記録し、さらにオランダの農民党「農家・市民運動(BBB)」が地滑り的な歴史的圧勝を果たしました。12州572議席のうち139議席を獲得し、また12州全部で圧勝という目覚ましいものでした。一方、ルッテ首相率いる連立4党は全て議席を減らしました。やまたつさん曰く「どれだけ国民が今の農業政策に危機感を抱いているかがわかる」。農家だけでなく国民も、政府に決定的な「No」を突きつけました。
オランダでは州の地方議員が上院議員を指名するため、州議会が国政にも大きく影響します。今回の結果を受けてオランダの上院議員は15〜16議席を獲得と言われ、これまでの「農家抹殺政策の推進に急ブレーキがかかる」ことは確実となりました。
 オランダの農家さんは、昨年は40,000台のトラクターを繰り出し抗議デモを行いました。そして今、「選挙のあるべき姿」で見事に有権者の意思表示をしました。
 さて日本です。日本でも狂った政策で農家、酪農家がどんどん廃業させられています。静かに牛舎を閉じる酪農家さんを眺めているだけではいけない。日本でも「ダメな政府をゴミ箱に捨て」なければ私たちが殺されます。
(まのじ)

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マイコメント

日本でもオランダと同じような問題が起こっているはずです。

でも、反対運動で全然盛り上がりませんね。

なぜなんでしょう。

卵だってあれほど値上がりして卵の品不足感満載なのに、感覚的に高いな~で終わり。

これが日本人の感覚なのかもしれません。

足元に火がつかない限り危機感を感じない。

それが日本人なのでしょう。

また、こうした問題をマスコミが取り上げないことも問題です。

だから、問題の共有意識が広がらない。

仮にどこかでデモがあったりしてもマスコミが伝えないので国民に危機意識が

芽生えず広がらない。

昔は農業政策がまずいと全国的に農民の座り込み運動が起き、政府に反対の

意思表明をしていました。

今はそれがありません。

政府のやることに異議を唱えてもしぶしぶ従うだけです。

何か日本人に活力が失われたみたいです。

コメント

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