札幌市議が「ヒグマ駆除」めぐるクレーム電話に妙案 「ナビダイヤル10秒300円くらいで」

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クマ 社会問題

札幌市議が「ヒグマ駆除」めぐるクレーム電話に妙案 「ナビダイヤル10秒300円くらいで」

2時間のクレームだと21万6千円・・・。悪くないかも・・・。

   人間を襲ったりするヒグマの駆除が課題になる中、立憲民主党所属の札幌市議会議員・成田祐樹氏がXに投稿したアイデアが注目を集めている。

クマの駆除は命懸けだ(写真はイメージ)
  • クマの駆除は命懸けだ(写真はイメージ)
  • クレーム電話はナビダイヤルへ?写真は札幌市議会議員・成田祐樹氏のXから

「全部転送して広域のコールセンターで受けられないかな」

   2025年7月12日、北海道福島町で新聞配達を行っていた男性がヒグマに襲われて死亡するという痛ましい事件が起こった。福島町役場は同日、福島町一円に「ヒグマ警報」を発令。住民らに夕方から早朝までの時間帯の外出自粛を呼びかける事態となった。

   住民らに不安が広がる中、18日午前3時にハンターがヒグマを駆除した。一方で、福島町役場には動物愛護団体や個人からの「熊を殺すな」といった趣旨の抗議電話が相次いで寄せられたという。

   北海道の鈴木直道知事は25日の会見で、「2時間も何時間もご連絡いただくということで、これはもう仕事にならない。命の危険を持ちながらも、ハンターの方に捕獲していただいている。このことをどうか理解していただきたい」と語っていた。

   こうした状況を受け、成田氏は20日、苦情電話へのアイデアをXに投稿した。

「北海道の役場にかかってくる熊の駆除に抗議する電話、全部転送して広域のコールセンターで受けられないかな。ナビダイヤル10秒300円くらいで」


   ナビダイヤルは通信会社が提供する「定額かけ放題プラン」の対象外となる電話サービスで、「発信者側」に通話料が従量制で発生する仕組みだ。

   投稿には「集まったお金は全部熊対策費用に回したりとか」とのリプライが寄せられ、成田氏は「そうです、転送して徴収した費用は熊対策に」と反応。

   クレーマーに対し、「熊対策しなければならない役場の人手を一番奪っているんですよね……何も想像できないから電話するのでしょうが」ともしている。

「2時間で21万6000円か…悪くないな」

   26日には、抗議電話のやりとりを想定した会話形式の投稿も公開した。

「ヒグマを駆除するなんて!!」
「では、担当課にお繋ぎしますね~」
「ナビダイヤルにお繋ぎします。この電話は10秒あたり300円…」
「もしもし、クマ担当の熊谷です。いや~、駆除するなというお気持ち、良くわかりますよ~……あ、待って、もう少しお話しを聞かせて下さい!」


   成田氏は、1人の電話が2時間以上続くケースもあると知事発言を引用し、「2時間で21万6000円か…悪くないな」と「試算」している。

   成田氏の投稿には、「これいいな 受託して時間とかいろいろ稼ぎたい(笑)」「電話対応した職員にその金額を『手当て』としてそのまま支給しましょう!」など、肯定的に受け止める声が相次いだ。

   一方、「クマを駆除するなというのは動物愛護の観点からみて一国民としての意見としては間違ったものではないのでは?」との指摘もある。

   成田氏は投稿への注目が集まったことについて、「意図せず跳ねてしまった…」とポツリ。ヒグマ対策に追われている北海道福島町へのふるさと納税で応援をお願いします」と呼びかけている。

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