20代ドライバーの約4割「任意保険未加入」の衝撃データに広がる絶望

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交通事故 社会問題

20代ドライバーの約4割「任意保険未加入」の衝撃データに広がる絶望

“お金離れ”な若者には負担大との見方も「もう全て強制に」との訴えも

貼り付け開始

https://www.mag2.com/p/money/1216039

法律で加入が義務づけられている自賠責保険に対し、その補償では補いきれない損害をカバーするものとして存在する、いわゆる任意保険に関して、20代の若者のうち約4割がそれに加入していないという調査結果が報じられ、大きな反響を呼んでいる。

報道によると、調査は日本全国在住の男女300人を対象に行われたようで、「任意保険に加入していますか?」の問いに対し、「未加入」と回答した人は調査を行った300人中で117人と、37%にも及んだという。

いっぽう、自分名義で加入したという人が89人(29.7%)いるいっぽうで、家族名義で加入したという人も51人(17%)と少なからず存在。また「任意保険はどこから加入しましたか?」との問いに対しては、ウェブページから加入する人が93人(31%)と最多だったようだ。

未加入ドライバーに「チャリでも乗ってろ」との声も

日頃からよくクルマに乗り、任意保険にもしっかり加入しているという向きからすれば、かなり衝撃的な内容だったであろう今回の報道。SNS上でも「恐ろしい」「任意保険に入る金がないならチャリにでも乗ってろ」「俄には信じ難い」などといった驚きや怒りの声が続出する展開に。

中略

任意保険に未加入だと、その本人が仮に重大な事故を起こした際に、実際の補償額が自賠責では全然賄えないといったことになりかねないいっぽう、被害者となった側にとっても、相手に支払能力がないということで、事故後の交渉が難航したり、最終的には泣き寝入りせざる得ないといったケースも多々あるだけに、上記のような怒りは当然といったところだろう。

このように今回クローズアップされている「任意保険に未加入なドライバーは意外に多い」という問題だが、少し前には都道府県ごとの任意保険の加入率というデータが話題となったばかり。

中略

これは損害保険料率算出機構という団体がまとめた「自動車保険の概況」というデータなのだが、その2021年版によると「自動車保険(対人賠償)」の加入率がもっとも高い都道府県は大阪府の82.8%で、以下は愛知県、神奈川県、京都府、千葉県と続くという。

その逆に、加入率が低い都道府県はというと、最も低いのは沖縄県の54.1%、さらに島根県も59.1%と、この2県が60%を割り込む結果に。このことから「事故った時にやばい県」と揶揄されているようなのだ。

もっとも島根県に関しては、いわゆる任意保険ではなく自動車共済に加入しているドライバーが全国のなかでも多く、任意保険と共済を含めた加入率は90%を超えるということで、「事故った時にやばい」というのはかなり語弊があるのが実際のようだ。

「もう“任意”といいうのを止めれば…」との声も

いっぽうで今回分かった「20代の若者のうち約4割が任意保険未加入」という結果に対してだが、調査を行った企業は「20代は金銭事情が厳しく、任意保険の保険料を負担に感じている人が多いのではないかと推測できます」とのコメントを寄せているという。

「若者のクルマ離れ」が叫ばれるいっぽうで、それは実のところ「お金の若者離れ」が原因だとの声も多くあがる昨今。クルマはそれ自体の価格もさることながら、買った後の維持費もそれなりの金額が掛かり、特に保険代に関しては事故率が高く等級も低い若者は高めに設定されるとあって、それを負担と感じる気持ちも分からなくはないところだ。

とはいえ、実際に事故が起こせば相手にも多大な迷惑がかかることでもあり、お金が無いなら未加入も致し方なし、とはならないのは当然の話。SNS上では、お金のない若者に任意保険加入の重要性を説いても詮無いとばかりに、「もはや“任意”というのを止めて強制加入にすべき」といった意見が多くみられる状況だ。

中略

来る8月は学生も夏休みということもあって、クルマを駆ってレジャーなどに出かけるという若者が増えてくる時季。そういったたまにしか運転しないであろう層ほど、任意保険加入の重要性に対する意識も低いと想像されるだけに、真っ当なドライバーにとっては戦々恐々の日々が続くこととなりそうだ。

後略


貼り付け終わり

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