森保監督が異例の謝罪「申し訳ない」 離脱の遠藤航に初言及…声震わせ「酷いことを伝えているなと」
痛めていた左足についてメディカルの報告を受けた森保監督が入れ替えを判断した。
森保監督が遠藤航が離脱した経緯を説明した
日本代表の森保一監督が現地時間6月13日、アメリカ・テキサス州のダラス・スタジアムで、北中米ワールドカップ(W杯)グループステージ初戦のオランダ戦に向けた前日会見に出席した。主将のMF遠藤航が離脱と代表引退を発表したことを受けて初めて言及し、「私自身申し訳ない思いでいっぱい」と率直な心境を明かした。
JFAが歩むパートナー企業との“二人三脚” JFA価値共創活動で未来へ…宮本会長が描く人と人の「つながり」
遠藤はオランダ戦3日前の11日に離脱が決定。痛めていた左足についてメディカルの報告を受けた森保監督が入れ替えを判断した。11日の朝に選手に伝え、新キャプテンはDF板倉滉に決定。追加招集は本職ボランチではなく、2大会連続でFW町野修斗となった。
大舞台の初戦を目前に控えるなか、チームを牽引してきた主将が離脱するという異例の事態となった。会見で遠藤について問われた指揮官は、自ら直接、選手にチームからの離脱を伝えたことを明かした。その際の思いについて、声を震わせながら「自分が酷いことを選手に伝えているなと思っていた」と苦しい胸の内を告白。通達を受けた遠藤の様子については「心中はわからないけど態度は冷静に話を聞いてくれて、お互いやりとりが冷静にすることができた状態だった」と遠藤とのやりとりを振り返った。
指揮官の言葉からは、長年チームを支えてきた存在に対する苦悩が滲み出ていた。自らの決断がもたらした影響について「航が傷つくことはもちろん、航が大切にする家族や応援する方々が、本人だけじゃなくて多くの方々を傷つけるようなことをしてしまった」と語り、「みなさんに謝りたいと思っています」と異例とも言える謝罪の言葉を口にした。
また、遠藤は同日に自身の公式SNSで代表引退を表明。森保ジャパンの立ち上げ当初から支えた中心選手で、東京五輪のオーバーエイジ(OA)にも選出した。信頼は厚く、23年6月に第2期森保ジャパンのキャプテンに任命。森保監督がコーチとして臨んだロシアW杯から3大会連続、“二人三脚”で大舞台に立つはずだった。
それでも、国を背負って戦う以上、指揮官として非情な決断を下さなければならない場面がある。「選手にリスペクトや敬意を欠くことはない。それは選手に対しても接してきた」と、これまでの遠藤を含めた選手たちに対する強い敬意を強調。その上で、最後は「チームのために、日本のためにというところで決めさせていただきました」と語り、オランダ戦に向けた揺るぎない覚悟を示して前を向いた。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)


コメント