船舶追跡実績ベース+備蓄取り崩し実態では 非中東分だけでは7月でも通常の35-55%程度
政府は100%代替え調達確保と言うが、現実には足りてない
中東大型タンカー(VLCC級原油中心)を差し引いた非中東分の6月・7月見通しを整理。
備蓄在庫のバッファー取り崩し事実も加味し、高市政権「7月中東以外で100%代替確保」主張との乖離を確認。
元データ:https://x.com/i3xv3t4me68445
1/status/2064838777701548245
全体概要(参考)
全ルート合計→6月 170-200万b/d(21.5-25.5日分)、7月 180-210万b/d(23-26.5日分超)
① 非中東分(USGC・ロシア・アゼルバイジャン・その他)見通し
(中東大型VLCC原油タンカー多数を控除後推定)
6月
総バレル→約1,800〜3,300万bbl
日量換算→約60〜110万b/d
日本の通常日量(236万b/d)比:7.6〜14日分
7月(USGC本格化考慮)
総バレル→約2,500〜4,000万bbl(上振れ余地大)
日量換算→約80〜133万b/d
日本の通常日量比→10.6〜17日分程度
主な追跡例(非中東)
USGC太平洋ルート→GAS AQUARIUS、BW MINDORO、VALLEE BLANCHE、CHEMOCEAN LEO、FLORA EXPRESS、NAVIG8 MESSI等(製品・LPG中心)
Bright Horizon(アゼルバイジャン)
Sakhalin Voyager(ロシア)等
(港湾混雑・台風・天候で±数日遅延可能性あり)
② 備蓄在庫バッファーの取り崩し状況 ホルムズ海峡影響による輸入減少を補うため、3月以降、国家備蓄・民間義務備蓄の積極的な放出・取り崩しを実施中(IEA協調放出含む)。
初回放出(3月〜)→民間義務日数縮小+国家備蓄約1ヶ月分相当 第2弾(5月〜)→追加約20日分国家備蓄放出 結果→従来の254日分相当(官民合計)から大幅減少。世界的な在庫急減トレンドの中、日本もバッファーを切り崩して供給を維持している実態。 この取り崩しにより短期的な急迫は回避されているが、持続可能な代替調達が追いつかない場合、バッファー枯渇リスクが残る。
③ 高市政権主張との乖離
政府は7月に「中東以外(ホルムズ海峡外代替ルート含む)で前年比100%調達確保」と表明(米国産10倍超等)。
しかし船舶追跡実績ベース+備蓄取り崩し実態では 非中東分だけでは7月でも通常の35-55%程度(10.6-17日分)と依然不足。
全ルート合計でも76-89%止まりで、残りを備蓄バッファーで補填中。
→ 多角化は着実に進行中だが、非中東純粋代替だけで100%カバーはまだ距離あり。
中東バイパス(Fujairah・STS・紅海等)大型タンカー+備蓄取り崩しが「つなぎ」として重要。
日本備蓄は依然200日超レベルの余裕を残すが、取り崩し継続は長期化リスクを高める。
引き続き追跡継続。
マイコメント
政府は一生懸命なのかもしれないが、机上の理論を述べているだけのようにしか思えない。
現実とのギャップが段々大きくなってきています。
7月に入ると状況が緩和されるのか、あるいはひっ迫した状況になるのか?
世界的に足りなくなって来ているのでこの影響を受けないとは断言できません。
必ずどこかで堤防が決壊します。







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