米ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」参加、日米首脳会談で表明へ…中露への対処力向上狙い
極超音速滑空兵器を共同開発し2030年代までに配備予定

政府は、ワシントンで今月予定される日米首脳会談で、米国が進める次世代型ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」への参加を伝える方向で調整に入った。迎撃ミサイルの共同開発や衛星網の構築で連携し、中国やロシアが開発を進める極超音速滑空兵器(HGV)などへの対処力を向上させる狙いがある。
複数の日本政府関係者が明らかにした。高市首相は19日にホワイトハウスでトランプ大統領と会談する。首相の訪米は、昨年10月の就任以来初めてとなる。
会談では、トランプ政権が2029年1月までに運用を始める同構想について議論し、首相が参加を表明する見通しだ。同構想では、ミサイル攻撃から米本土を守るため、宇宙空間への迎撃装置の配備を目指す。中露が開発する音速の5倍(マッハ5)以上で飛行するHGVや無人機を迎撃することなどを想定している。日本は同構想に参加し、自国防衛にも生かす考えだ。
日米両政府はHGVを迎撃する新型ミサイル「滑空段階迎撃用誘導弾」の共同開発も進めており、30年代の開発完了を目指している。会談では、共同開発を着実に推進することも確認するとみられる。
日本政府は、多数の小型衛星を一体的に運用して情報収集する「衛星コンステレーション」を28年3月末までに構築する計画だ。移動する目標などを継続的に探知・追尾でき、今年4月以降、段階的に打ち上げる。同構想への参加で、米軍との衛星情報の共有が進むことも期待される。




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