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認知症予防に食べたほうがいい野菜が判明?!

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認知症 健康問題

認知症予防に食べたほうがいい野菜が判明?!

緑の葉物野菜が効果的で果物も効果がある!

認知症になりたくなければ野菜を食べたほうがいいかもしれません。

しかも今回の研究では「緑の葉物野菜」が良さそうなんです。

今日は最近発表された興味深い論文をご紹介します。

 

 


2026年6月に「The American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された研究です。

タイトルは

「野菜・果物の摂取と認知症リスクとの関連」

というもの。

認知症は年齢とともに増える病気なので、

「できれば認知症になりたくない」
「何か予防できることはないの?」

と思っている人も多いでしょう。

薬ではなく「毎日の食事でリスクを下げられる可能性がある」のであれば、これは知っておきたいですよね。

 

 

1万8千人以上を追跡

 

今回の研究では、アメリカやイギリスで行われた3つの大規模研究のデータを使い、45歳以上、18,339人を対象に調べています。

普段どれくらい野菜や果物を食べているのかを調査し、その後、平均7〜13年間追跡しました。

そして野菜や果物をたくさん食べている人と、あまり食べていない人で認知症になる割合が違うのか?を調べたわけです。

 

 

野菜と果物をよく食べる人は認知症リスクが26%低かった

 

結果は興味深いものでした。

野菜と果物の摂取量が最も多かったグループは、最も少なかったグループに比べ、認知症のリスクが約26%低かった

のです。

26%ですよ。

結構大きな差だと思いませんか?

そしてさらに食品の種類を細かく調べてみると、注目されたのが緑の葉物野菜でした。

 

 

緑の葉物野菜がすごかった

 

緑の葉物野菜を1サービング多く食べるごとに、認知症リスクが約18%低い

 

という関連が認められました。

緑の葉物野菜というと

ほうれん草
小松菜
春菊
レタス
ケール

などでしょうか。

つまり、「野菜なら何でも同じ」というより、

緑色の葉っぱの野菜を日常的に食べることが大切なのかもしれない

ということ。

逆に、それ以外の野菜や果物を細かく種類別に解析すると、明確な関連が確認できなかったものもありました。

 

 

22万人以上をまとめて調べても同じ傾向

 

さらにこの研究では、過去に行われた13のコホート研究も合わせて解析しています。

全部合わせると222,108人。
かなり大きな規模です。

その結果、

野菜+果物を多く食べる人では
認知症リスクが20%低下

野菜を多く食べる人では
13%低下

果物を多く食べる人では
10%低下


という関連が認められました。

こうして見ると、

 

果物だけというより
野菜をしっかり食べる


ということが大切なのかなと思います。

 

 

じゃあ野菜を食べれば認知症にならないの?

 

ここは大切なので書いておきます。

今回の研究だけをもって「野菜を食べれば認知症を予防できる」と断言することはできません。

なぜなら今回の研究は「野菜を食べさせるグループ」と「食べさせないグループ」に分けて実験した研究ではありません。

普段の食生活を調べて、その後どうなったのかを追跡した観察研究です。

野菜をよく食べている人は、

 

運動もしているかもしれない。

タバコも吸わないかもしれない。

健康診断をちゃんと受けているかもしれない。

そもそも健康への意識が高い人なのかもしれません。

もちろん研究では、こうした様々な要因を統計学的に調整しています。

それでも「野菜を食べたから認知症が減った」という因果関係まで証明されたわけではない。

ここは論文を読む時に、とても大切なところです。

 

 

でも私はこういう研究、大事だと思っています

 

 

病気になってから薬を飲む。

もちろん必要なことです。

でも私はそれだけではなく、病気になる前の日々の生活がとても大切だと思っています。

食事
睡眠
運動
排泄

どれも毎日のこと。

特別な健康法をたまにやるより、

毎日何を食べるのか

という積み重ねのほうが、何十年という単位で見れば大きな差になるのではないでしょうか。

私自身、診療をしていても

体の調子は生活習慣と本当に深くつながっている

と感じることが多いです。

 

 

「これを食べれば大丈夫」ではない

 

こういう研究が出ると

「じゃあ、ほうれん草をいっぱい食べればいいんですね!」

となりがちですが笑

そういう話ではありません。

健康に関する話って

「○○を食べれば病気にならない」
「○○さえ飲めば健康になる」

と一つの食品や成分に注目されがち。

でも人間の体はそんな単純ではありません。

いろんな食材を食べて、その中に野菜や果物もしっかり入っている。

その結果として

体全体の状態が良くなり、将来の病気のリスクにも影響する

というふうに私は捉えています。
 

 

今日からできること

 

難しいことをする必要はありません。

今日の食卓に緑の野菜を一品増やす。

まずはそれくらいでいいと思います。

ほうれん草のおひたしでもいい。
小松菜のお味噌汁でもいい。
サラダでもいい。

毎日の小さな積み重ねが、10年後、20年後の自分の体を作ります。

認知症は高齢者だけの問題ではありません。

今回の研究対象は45歳以上。

つまり

 

認知症予防は認知症になってから考えるものではない

ということなのでしょう。

食べたものでカラダは作られています。
脳だってカラダの一部。

だからこそ毎日の食事を大切にしたいですね。

私も緑の葉っぱ、しっかり食べようと思いますニコニコ

【参考文献】

Huang L, et al.
Association of vegetable and fruit intake with risk of dementia: 3 prospective studies and meta-analysis of cohort studies.
Am J Clin Nutr. 2026.
PMID: 42364910.

 

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