またも中国で感染致死率100%のアフリカ豚熱の流行が拡大中。
ワクチンを打った豚も軒並み感染して倒れている
江西省では小規模農家の80%が影響を受けている
中国でアフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ)の流行が拡大しているようで、全土的に拡大しつつあることが報じられています。
中国にアフリカ豚熱の流行が始まったのは、2018年頃のことですが、一時は
> アフリカ豚熱による被害額が15兆円を超え、豚肉価格が85%上昇
したこともありました。
その後、散発的な流行はあるものの、それほど大規模な流行は起きていなかったのですが、今年またかなり深刻な流行が起きているようです。
特に深刻なのは、江西省で、小規模農家の80%、大規模養豚場の40%が影響を受けていると伝えられています。
江西省
アフリカ豚熱は拡大し始めると、どうしようもなく制御不能になることが多く、大体の場合、殺処分とかそういう対応が取られます(感染した豚やイノシシでの致死率は急性型でほぼ100%)。
現在は「ワクチン」(どんなワクチンなのかは不明)なども使われているようですが、記事を見ていますと、ワクチンを接種した豚も次々と感染しているということで、効果は疑問なのかもしれません。
中国語の報道をご紹介します。
豚熱により、中国各地の農家が生存の危機に直面
中国多地猪瘟 养殖户陷生存困境
ntdtv.com 2026/10/03

中国各地でアフリカ豚熱が発生し、一部の農場では豚が大量死している。多くの地域で、豚の病気や早期屠殺が著しく増加していると農家が報告している。
江西省のある農家は、自分の豚は死んでいないものの、市場のパニックにより、安く売ろうとしても買い手が見つからないと語った。
近年、アフリカ豚熱は広西チワン族自治区、雲南省、安徽省、江西省、山東省、河南省、山西省など複数の地域で報告されている。多くの養豚場で豚の大量死が発生しており、一部の養豚場では感染豚の殺処分措置を実施している。
生きた豚を買い付けている王氏によると、アフリカ豚熱の発生状況は江西省が最も深刻で、小規模農家の80%、大規模養豚場の40%が影響を受けており、次いで湖南省、広東省、福建省が続き、これらの地域では小規模農家の約半数が影響を受けているという。
河南省の豚仲買人である王氏は、「アフリカ豚熱が全国的に大規模に発生し、豚を売る人が殺到したため、豚の価格が急落した。最近は、屠殺場では小型の肥育豚しか屠殺しておらず、1斤(600グラム)あたり1元(23円)で売られている。150斤の豚は150元(3500円)で売られている。
屠殺された豚は、加工のために10キロメートル以上も列をなしている」と語った。
江西省で養豚業を営む張淑娟さんは、30頭以上の豚を飼育している。
彼女によると、9月に新学期が始まって間もなく、この地域で豚熱が発生したという。すでに1ヶ月前に豚を売ってしまった人もいたが、今では誰も買ってくれない。
江西省の養豚農家、張淑娟さんは、このように言う。
「ここの状況は非常に深刻です。今は豚があちこちにいるので売るのが非常に難しく、豚の仲買人も引き取りに来なくなってしまいました」
張淑娟さんはイノシシを飼育している。彼女によると、イノシシは比較的病気に強く、通常は高値で売れるという。しかし、小規模農家はそもそも収入が少なく、市場が悪化するとリスクを負う余裕はほとんどなくなる。
張淑娟さん:「私たちのような養豚業は全く儲からないんです。普通の仕事をするのと大して変わりません。毎年豚熱が発生するのですが、今年は特に深刻です。幸いにも豚は一頭も死ななかったので、安くですが、売ることはできました。まだ売れていない子豚もいます」
彼女によると、買い手は豚が病気になることを心配して価格を下げているという。もし豚が死んでしまったら、彼女は処分費用も負担しなければならない。
張淑娟さん:「病気の豚は1元か2元にしかならない。運んでもらえればそれで十分なんです。売れなければ、重機を呼んで運び出して埋めるしかありません。重機を雇って費用を払わなければなりません。お金は戻ってはきません。どうすることもできないんです。これが養豚農家の悲劇の現実です」
小規模農家にとって、病気の豚が売れなくても、飼料費、人件費、疾病予防費は日々積み重なっていく。山東省の養豚農家である黄氏は、中秋節前に豚を売却したが、その時点で標準体重の豚の価格はすでに1キログラムあたり4元(約90円)強まで下落していた。
山東省の養豚農家である黄氏は、このように言う。
「現在の養豚農家の精神状態は壊滅的です。プレッシャーは計り知れません。感染症の流行により、豚を売らざるを得なくなっています。子豚を次々と放流しています。全国の農家が豚を売りたがっており、精神的に崩壊状態にあります」
多くの養豚農家が、今年に入ってからアフリカ豚熱の発生を2回報告している。1回目は旧正月後に発生し、今回再び流行が始まった。多くの豚群はワクチン接種を受けているものの、依然として病気が発生している。
江西省宜春市高安村の村人、張淑娟さんはこう語る。
「大手の養豚工場の中には、母豚の保険も含めて保険に入っているところもある。私たちは保険などは買えません。何十頭もの豚に保険をかけるなんて、割に合わない。だから、もう豚を飼うのはやめようと思います。儲けにならないのです。豚熱は毎年深刻な問題で、今年に限ったことではなく、毎年起きているんです」
養豚農家の中には、豚に保険をかけているところもあり、多数の豚が死んだ後に保険会社に補償を請求する。
最近、ラオスでもアフリカ豚熱が大流行した。
多数の病気にかかった豚や死んだ豚が、さらなる加工のために中国へ密輸されているとの報告があり、これらの死んだ豚の行き先について疑問が呈されている。



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