老朽化した水道管の維持管理は、国がお金を出すべき
前回、「日本は絶対に、ボタンのかけ違いをさせるな!」という、威勢のいいセリフで終わったのですが、残念ながらすでにかけ違えた所がありました。
神谷宗幣氏が、「水道を外資に売った」と非難した宮城県もそのひとつ。
水道料金の高さで全国1、2を争う宮城県は、これ以上水道料金を上げないため、上下水道・工業用水の施設を所有したまま、運営権だけを外資を含む企業グループに売る、官民連携、つまりコンセッション方式を選択しました。
これによって宮城県は、日本で初めて上水道の運営権を民間に売却した自治体となりました。
今後、同じような選択をする自治体が増えたらいやだなあ。
神谷宗幣氏が、「水道を外資に売った」と非難した宮城県もそのひとつ。
水道料金の高さで全国1、2を争う宮城県は、これ以上水道料金を上げないため、上下水道・工業用水の施設を所有したまま、運営権だけを外資を含む企業グループに売る、官民連携、つまりコンセッション方式を選択しました。
これによって宮城県は、日本で初めて上水道の運営権を民間に売却した自治体となりました。
今後、同じような選択をする自治体が増えたらいやだなあ。
ぴょんぴょんの「水道民営化ってサイアク!(2)」 ~老朽化した水道管の維持管理は、国がお金を出すべき
宮城県が選択した「官民連携」
神谷氏「だって上下水道必要でしょう。国がやらないから宮城県みたいに民営化しちゃうわけです、おかしい、宮城県は。水道なんてめちゃめちゃ大事なわけですよ。なんでそれを外資に売るんですか? 外資に任せるのですか? 」(YAHOO!ニュース【リンク切れ→Wayback Machine】)



(宮城県)
注:PFI、プライベート・ファイナンス・イニシアチブ(Private Finance Initiative)とは、公共サービスの提供に際して、公共が直接施設を整備せずに、民間に施設整備と公共サービスの提供を委ねる手法のこと。(Wikipedia)
(続きはこちらから)
提携した「みずむすびマネジメント」の出資構成

(YouTube 6:30)

「仏ヴェオリア社はロスチャイルド傘下ですが、日本の水道民営化に尽力している阿呆大魔神(麻生財務大臣)は、フランスのロスチャイルド家、アイゼンバーグ家の手下だと考えて良いことが分かります。」(時事ブログ)




ヴェオリア・ジャパン、日本での事業実績(2023年)
・80ヵ所の浄水場を運転管理
・82ヵ所の下水処理場を運転管理
・188の自治体から水道料金徴収業務を受託
・1,100件の漏水調査を受託
・100件以上の自治体向けEPC実績(過去5年間)
・140件以上の工場向けEPC実績(2006年~)
・17件の工場向け長期契約
注:EPC契約:太陽光発電の設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)を含んだ建設工事
・80ヵ所の浄水場を運転管理
・82ヵ所の下水処理場を運転管理
・188の自治体から水道料金徴収業務を受託
・1,100件の漏水調査を受託
・100件以上の自治体向けEPC実績(過去5年間)
・140件以上の工場向けEPC実績(2006年~)
・17件の工場向け長期契約
注:EPC契約:太陽光発電の設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)を含んだ建設工事
(Veolia)

(宮城県)




宮城県の事情




老朽化した水道管管理の解決策

消滅しそうな過疎地の水道には費用をかけて補修などせず、人が住んでいる間だけタンク車で水を配送するという方針を厚労省が出してきました。全国には400もの消滅しかけた小規模集落があるそうです。また全国的に水道管の老朽化が進み、どこの自治体も改修費用が負担になっているという背景があります。(時事ブログ)
「これの解決策は簡単で、”水道の補修費は全額国が出す。なので安心して補修をしてくれ”と政策を決めてしまえば、お金がないからもう水道は守れませんという問題から抜け出すことができる。」(時事ブログ)
(高度成長期の)建設ラッシュを支えたのは間違いなく、建設国債とか財政投融資といった、税収以外の収入でやっていた。そうやって作ったインフラの更新費用も、同じ方法で調達するのが王道であろうと思う。(YouTube 16:27〜)

【水道民営化】麻生太郎副総理兼財務相が言及 2013年4月19日 G20財務相・中央銀行総裁会議 CSIS戦略国際問題研究所
麻生太郎:例えば今、日本で水道というものは、世界中ほとんどの国では、プライベートの会社が水道を運営しているが、日本では自治省以外ではこの水道を扱うことはできません。しかし水道の料金を回収する、99.99%というようなシステムを持っている国は、日本の水道会社以外にありませんけれども、この水道は全て国営もしくは市営・町営でできていて、こういったものを全て民営化します。(0:05〜)
Writer
マイコメント
国のインフラと言うのは本来、国が建設国債を発行して維持管理をすべきものです。
それを税金に頼っていては維持管理が遅れ老朽化がどんどん進みます。
それを怠っているのはこの国の癌である財務省です。
プライマリーバランスに拘り過ぎて国民の生活を脅かしているのです。
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