オランダで「24時間で30万回の落雷」が記録されるという前例のない現象
近年、落雷発生件数が増加し続けている模様
オランダからドイツにわたる広範囲が 6月28日に非常に激しい雷雨に見舞われました。その中で、オランダでは、
「24時間で 30万回の落雷が観測された」
と報じられています。
オランダでは、それより少し前の 6月20日すぎにも「18万8000回の落雷が発生」したことが報じられていました。
オランダで先週末に18万8000回の落雷が発生。気象研究所は「異例な事態」だと説明
NOFIA 2026年6月22日
24時間での落雷回数の世界記録というものは、明確にはわからないですが、オランダでの 24時間で 30万回というのは、同国としては前例のないレベルだとは思われます。
世界全体で落雷が増えているのかどうかも現時点では定かではないですが、アメリカに関していえば、2025年には、1年間で 2億5000万回の落雷が発生したそうで、これは前年より 20%の増加だそう。
アメリカの2025年の落雷件数が8年ぶりの高水準である「年間2億5000万回」に達する
NOFIA 2026年1月8日
今年は、エルニーニョの影響もあり、極端な熱波や猛暑に見舞われる地域と、平年より低い気温の地域が極端に混在しそうで、そして、暴風雨などの嵐の発生回数も地域によっては極端化しそうです。
世界中で毎年このくらいの季節から落雷による被害が拡大する傾向があり、たとえば、インドでは毎年 2000人以上が落雷で亡くなっています。日本でも、落雷の年間の平均死者数は 14人ほどになっていて、それなりに事故は多く発生しています。
落雷発生時の「退避行動」については、落雷 – Wikipedia などに詳しくありますが、基本的には、
「屋外にいる場合は建物、あるいは車などへ避難することが原則」
です。
ここからオランダの落雷についての報道です。
オランダで24時間で30万回の落雷が発生。原因は何だったのか?
3,00,000 lightning strikes lit up the Netherlands. What caused it?
indiatoday.in 2026/06/29

オランダのアムステルダムでは、2026年6月28日に自然現象による光のショーが観測された。
住民たちは約 4時間にわたり、絶え間なく続く稲妻と激しい豪雨を目の当たりにした。
オランダ気象庁によると、過去 24時間以内に国内で 30万回以上の落雷が観測された。
嵐のピーク時には、わずか 30分間にオランダとドイツ北部で約 3万回の落雷が発生した。これは 1秒間に約 17回の落雷に相当する。
言うまでもなく、これはただの雨ではなかった。猛暑が何日も続いた後、激しい雷雨がそれを終わらせた。
アムステルダムを襲った激しい嵐の背景には何があったのか?
雷雨は、暖かく湿った空気が上空の冷たい空気に急速に上昇し、雷、雷鳴、雨、そして時には雹や強風をもたらす高い雲が形成されるときに発生する。
オランダでは、インドのモンスーン地帯のような暑い地域に比べて、このような激しい嵐はあまり頻繁には発生しないが、猛暑の後には発生しやすくなる。
ヨーロッパを襲った記録的な熱波の影響で、同国は史上初の「コードレッド」と呼ばれる猛暑警報を発令したばかりだった。
嵐の影響
嵐は、美しくも恐ろしい空中スペクタクルをもたらしただけでなく、それ以上のものをもたらした。
落雷により、北部のフローニンゲンからユトレヒト、アムステルダムにかけて火災が発生した。ランズメールの住宅火災で 1人が負傷し、トールンウェルトの納屋火災で子牛 2頭が死亡した。
一方、ゴルフボールほどの大きさである最大 5センチの雹 (ひょう)が、数カ所で降った。
地元住民にとって、この猛攻撃は尋常ではないものだった。
絶え間なく続く雷をストロボライトに例え、何時間も空全体を照らし続けた人も多かった。また、この気象現象を、急速に変化する気候の兆候と捉える人もいた。
個々の嵐を気候変動に直接結びつけるのは難しいものの、気温が高くなるとより多くの水分とエネルギーを保持できるため、より強い雷雨や激しい雨を引き起こす可能性があると気候科学者たちは指摘している。


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