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ニュージーランドでインフルエンザの入院数が爆発的に増加中。過去10年では最大規模の流行

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ニュージーランドでインフルエンザ流行に緊急警報 インフルエンザ

ニュージーランドでインフルエンザの入院数が爆発的に増加中。過去10年では最大規模の流行

過去10年で最大の大流行

南半球は現在、冬ですが、ニュージーランドで、呼吸器感染症による入院者数が爆発的な増加を示していると報じられています。

特にインフルエンザA の患者が多いとのことで、入院する人が増えているというのは重症化する人が多いということでもありそうですが、グラフを見ますと、ニュージーランドの入院数は以下のようになっていまして、8月になってから急増しています。

ニュージーランドの2020年から2026年までの週ごとの入院率の比較

PHF Science


ニュージーランド公衆衛生・法医学研究所(PHFサイエンス)によると、過去 10年間で最も高い週ごとの感染率、入院率となっていて、感染率は「非常に高い」に分類されています。

一方で夏の北半球でも、たとえば、アメリカなどでは「新型コロナ」の感染者数が著しく増加していると CDC は報告しています。

以下の赤い州が「コロナが増加している」州です。アイオワ州以外は、ほぼすべてとなっています。

2026年8月12日時点で米国でコロナが増加している州

msn.com


日本では、8月19日に横浜市が「インフルエンザの流行期に入った」と発表しています。いくら何でも早い流行期入りですが、どういう要因がこういう「感染症の爆発」を引き起こしているのかについては「これが原因」と断定するつもりはないにしても、

「何らかの免疫の弱体化の問題がいまだに続いている」

ということもひとつの理由のような気もします。

ニュージーランドの別の報道では、

「病院では患者が 10時間待ちを強いられており、(インフルエンザに対応すために)手術も一時停止されている」

とも記されていて、医療制度のほうも厳しくなってきているようです。

日本も夏が終わるにつれて、呼吸器感染症の状況はどうなっていきますかね。

ニュージーランドの呼吸器感染症の大流行について現地の報道です。



ニュージーランド全土でインフルエンザが急増しており、最悪の事態はまだこれからかもしれない

Flu has ‘rocketed’ across NZ – and the worst may still be coming
stuff.co.nz 2026/08/21

インフルエンザ感染者急増を受け、病院はコロナ対策病棟のような体制に戻らざるを得なくなった。


ニュージーランドではインフルエンザの流行が急激に本格化し、病院をはじめとする医療サービスへの負担が増大している。専門家は、状況は好転する前にさらに悪化する可能性があると指摘している。

感染者急増の最も顕著な兆候はオークランドに見られる。

PHF サイエンスの最新の呼吸器疾患モニタリングによると、オークランドにおける重度の呼吸器疾患による入院率は、8月16日までの 1週間で急激に上昇した。

これは過去 10年間(2015年から 2025年のインフルエンザ流行期)で記録された中で最も高い週ごとの感染率であり、PHF サイエンスの「非常に高い」カテゴリーに今年初めて達した。

入院患者の中で最も多く検出されたウイルスはインフルエンザだった。

こうした急増は、医療相談の電話件数にも表れている。全国的に見ると、8月16日までの 1週間で、インフルエンザ様疾患に関するヘルプラインへの電話件数は増加し、過去 3年間の同時期を上回った。中でも中部地域が最も電話件数が多かった。

また、その週には全国で 31件の呼吸器疾患の集団発生が報告された。

21件は高齢者介護施設、8件は保育施設、2件は学校で発生した。

高齢者介護施設での集団感染のうち8件、保育施設での集団感染のうち2件、学校での集団感染の両方でインフルエンザが検出された。

カンタベリー大学のマイケル・プランク教授は、今年のインフルエンザの流行開始時期は例年より遅かったと述べた。

「例年より遅れて始まったインフルエンザ流行期を経て、ここ数週間で感染者数が急増し、過去 4年間で最高レベルに近づいている。」

そしてニュージーランドはまだピークに達していないかもしれない。

「感染拡大の速度が非常に速いため、今後数週間で 2022年のピークを超える可能性さえある。春が近づくにつれて、感染者数は減少に転じることを期待したい」とプランク氏は述べた。


PHF サイエンスの公衆衛生医であるハンナ・クーパー博士は、重度の呼吸器疾患の発生率が高い主な原因はインフルエンザだが、他の病原体も問題の一因となっていると述べた。

「今年異なる点は、他の呼吸器系ウイルス、特に RS ウイルスとライノウイルスの活動が活発化しており、それが全体的な感染者数の急増につながっていることです。」

H3サブクレードK と呼ばれるインフルエンザA型ウイルス株が、現在流行している主なインフルエンザ株だ。

クーパー氏は、このウイルスは近年流行した類似のインフルエンザ株とはかなり異なると述べた。つまり、人々はこのウイルスに対する自然免疫力が低く、感染が広がりやすいという。

北半球からの情報では、この株が他のインフルエンザ株よりも個々の患者を重症化させるという証拠は得られていないが、感染者数の増加は依然として入院治療を必要とする人の増加につながる可能性がある。

現在の感染者急増は、新型コロナが原因ではないようだ。PHF サイエンスによると、新型コロナウイルス関連の重症呼吸器疾患による入院率は低く安定しているという。

ニュージーランド医学研究所の上級臨床研究員ルース・センプリニ博士は、病院内ではすでに明らかなプレッシャーが生じていると述べた。

「当院の救急外来は現在常に収容能力を超えており、入院を待つ人々が夜通し廊下で待機しています。入院患者の多くはインフルエンザA型に関連しています」

彼女によると、病院は緊急患者のためにベッドを確保できるよう、予定されていた手術の一部を中止しているという。

「現在、医療サービスは処理能力を超えて稼働しており、地域社会での感染拡大が収束するまで、こうしたサービスへの負担は続くと予想されます」

専門家たちは、インフルエンザワクチンの接種はまだ遅くないと述べている。PHF サイエンスによると、今年のワクチンは現在流行している主要なインフルエンザ株により適合するように改良されているという。

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