相次ぐ個人情報漏えい 悪用リスクは?【追跡取材 news LOG】
個人情報の漏えいが相次いでいる。「デジタル庁」や「セイコーマート」など、この1か月ほどで少なくとも25の企業などが情報漏えいや、その可能性があると発表した。「タイムズカー」では、不正アクセスによって運転免許証の画像まで漏えい。その悪用リスクとは?
■「今後どうなるか不安」
2日、私たちが訪ねたのは、タイムズカーを何度も利用していた会社員。見せてくれたのは、登録した運転免許証の画像を含む個人情報が漏えいしたことを知らせるメールだ。
利用者の会社員(20代)
「免許証の画像と現住所の確認書類が流出したということで…」
「自分の免許証の画像が流出したということで衝撃を受けたし、今後どうなるか不安が募ってきました」
カーシェアリングサービス「タイムズカー」などを運営するパーク24が発表した不正アクセスによる個人情報の漏えい。漏えいしたアカウントは最大およそ660万件。そのうち、およそ160万件で、運転免許証や学生証などの画像の漏えいが確認された。
これまでに不正利用の被害は確認されていないという。
■「内心めっちゃドキドキ」
しかし、街で話を聞くと–。
(免許証画像が漏えいした利用者の大学生)
「正直自分のことじゃないと思っていたので。内心めっちゃドキドキしています。怖いっすね。マジで。免許証ってなると顔とかも写っているし怖いなって」
–何か対応しましたか
「どういう対応をすればいいのか分からなくて、特にまだ何もできていない」
■漏えいした画像 悪用されるリスク
聞こえてきた不安の声–。氏名・住所・生年月日のほか、顔写真も載っていて、身分を証明するためにも使われる運転免許証。
サイバーセキュリティーに詳しい立命館大学の上原哲太郎教授は、「漏えいした免許証の画像は“なりすまし”にも使えるので、勝手に口座が開設されるなど、悪用されるリスクが高い」と指摘する。
■「闇サイト」で売買される免許証画像
さらに不正アクセスによって漏えいした運転免許証の画像などは、闇サイト上で売買されるケースも。(闇サイトを分析する企業「S2W」による)
そこで私たちは闇サイトを取材。これらは、匿名性が高く、一般的な検索では出てこない。中国語で書かれたサイトの過去の投稿には、ずらっと並んだ“運転免許証”の画像。
記者「免許証の画像がありますね。日本の免許証1000枚と書いてあります。値段を見ると122ドルで売られているんですね」
偽造されたものか本物かはわからないが、大量の免許証の画像が日本円でおよそ2万円。1枚あたり、20円ほどで出品されていた。
■保険証やマイナンバーカードも……
記者「どうやら暗号資産で取引をするようです」
運転免許証のほかにも「健康保険証」や「マイナンバーカード」も。
記者「保険証やマイナンバーカードの画像のようなものが売られているようです」
こうした画像が犯罪組織にわたり、実際に詐欺などに悪用されるケースもあるという。
(10月3日放送『追跡取材 news LOG』より)




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