シカのプリオン病「ゾンビシカ病」がカリフォルニアに到達

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野生のシカ 感染症

シカのプリオン病「ゾンビシカ病」がカリフォルニアに到達

カリフォルニア州のシカ個体群で慢性消耗病が確認される

正式には、シカ慢性消耗病(CWD)というプリオン病で、昨年 12月の時点の広がり度合いは以下のような感じでした。カリフォルニアまで一気に広がったようです。

2023年12月に更新されたシカ慢性消耗病の発生場所

BDW

 


カリフォルニア州のシカ個体群で慢性消耗病が確認される

カリフォルニア州魚類野生生物局 2024/05/007

Chronic Wasting Disease Confirmed in California Deer Population—CDFW Urges Hunters to be Vigilant and Participate in Disease Surveillance Efforts

慢性消耗病(CWD)がカリフォルニアのシカとヘラジカで初めて検出された。

カリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)は5月6日、ヨセミテ湖近くのマデラ郡とビショップ近くのインヨ郡の 2頭のシカから採取したサンプルを確認した。マデラ郡のシカは原因不明で死亡しており、インヨ郡のシカも車両衝突後に死亡しているのが発見された。

慢性消耗病(は、シカ、ヘラジカ、ヘラジカ、トナカイなどのシカ科動物の致死的な神経疾患で、カリフォルニア州を含む 34の州、カナダの 5つの州、およびスカンジナビアの放し飼いのシカ科動物で検出されている。

この病気は脳に影響を及ぼし、進行性の損傷を引き起こし、最終的には死に至ることがある。この病気と闘う効果的な治療法やワクチンはない。

慢性消耗病とヒトの病気との関連性は知られていないようだが、同様の動物のプリオン病である牛海綿状脳症(BSE)や牛の狂牛病は、感染した牛肉の摂取を通じたヒトの致死的な病気との関連性が指摘されている。

その結果、世界保健機関とアメリカ疾病管理予防センターは、すべての既知のプリオン病の病原体が人間の食物連鎖に入らないようにすることを推奨している。

野生生物局は、2000年以来、カリフォルニアのヘラジカとシカの個体数をリンパ節のサンプリングと検査を通じて慢性消耗病について監視しており、6,500頭以上のシカとヘラジカを検査している。2018年からは狩猟者、剥製師、食肉加工業者の協力を得て監視活動の強化に取り組んでいる。

この病気の臨床症状には、進行性の体重減少、ぎこちない動きと協調性の欠如、だるさ、よだれ、過剰な口の渇きや排尿、行動の変化などがある。これらの症状が発現すると、急速に死に至る。

これら 2つの検出場所が異なることは、潜伏期間が数か月から数年になる可能性があることから、慢性消耗病がおそらくしばらくの間カリフォルニアに存在していたことを示している。

「慢性消耗病に感染した動物は、臨床症状が現れる前に感染性プリオンを排泄する可能性があり、これらのプリオンは環境中に何年も残留する可能性があるため、一度侵入すると蔓延を予防したり制御したりすることが非常に困難になります」と野生生物局の野生動物獣医師、ブランドン・ムンク博士は言う。

「人々が、シカやヘラジカの個体群に病気の兆候があれば報告することで、慢性消耗病の蔓延を制限することができます。狩猟者は、捕獲したシカやヘラジカの検査を強く検討すべきです」

 

マイコメント

私が思うにこれは疫病Xを世界中に拡散させるための計画の一環だろうと思います。

つまり、直接ヒトに感染させるのではなく、最初に動物に感染させ、その後動物の
体内で変異してヒトに感染しうる病原体にすることが目的だと言うことです。

この理由は感染力が強く毒性も強い場合ヒトに感染させてもすぐに死亡してしまうので
感染が拡大しないからです。
そこで動物(すぐには死亡しない)にいったん感染させて拡大させ、その後変異して
ヒトに感染させるというやり方だろうと思います。

もっとも、私の推測が正しければということになりますがあり得ることです。
現在世界中で感染が確認されている鳥インフルエンザもそうです。

まずは動物に感染させて急拡大させ、その後ヒトに感染するだけの変異体を作らせ
ヒトへの感染を広げるという順序です。

このまま行けば今年の年末あたりには危機的状況になるかもしれないと危惧して
います。

どこかで病原体が消えてしまえば一番良いケースになりますが、それも起こり得る
かどうかは不明です。

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